俺と冴子さんと寝取られメール

クールな女教師が調教されていく

©Black LiLiTH

主人公・時雨京一は両親の死後、叔母である常盤冴子に引き取られることになった。やがて京一と冴子は叔母と甥という関係を越えて、愛し合うようになっていく。しかし、1通のメールが京一に送られてきたことから、そんな穏やかな日常は変わってしまう。徐々に様子のおかしくなっていく冴子と冴子の娘の常磐志帆。京一がなによりも大切に思う2人に、なにが起きているのか？

ゲームは公式サイトの紹介にもある通り、周回型イベント開放システムのAVG。1周目は主人公である時雨京一の視点で物語が進んでいき、ここでは冴子や志帆になにが起こっているのかプレイヤーが知ることはない。せいぜい、なにか冴子たちの様子が変だなくらい。そして、2周目になると冴子視点のエピソードが挿入されるようになり、ここで冴子が陵辱されていることや、陵辱者の正体などが明らかになる。さらに3周目になると冴子の娘である常磐志帆視点のエピソードが加わわっていくというシステムだ。エンディングについては1周目が1本道、2周目では2つのエンディングが解放され、3周目でさらに2つのシステムが解放されるようになっている。このシステム自体は問題ないんだけど、2周目で1つでもエンディングを見てしまうと、次回プレイは3周目とカウントされてしまうシステムはやや疑問。周回型イベント開放システムは徐々に物語の真相が明らかになっていくことに魅力があるのに、これではプレイヤーによってエンディングを見る順番がバラバラになってしまい、その魅力を活かすことができなくなってしまう。周回型イベント開放システムを採用するのなら、もっとエンディング解放の条件を限定すべきだったんじゃないかな。

©Black LiLiTH

Ｈシーンは一言でいってしまえば、かなりエロい。先に書いた通り、Ｈシーンはヒロイン視点で語られるわけだけど、じわじわと理性を削られていく過程がしっかりと描かれているのが良い感じなんだよね。常盤冴子はかなり気が強くて理性的なキャラなんだけど、そんな気が強いヒロインが陵辱される過程で、しだいに突き崩されていくのが個人的にはかなりツボにはまった。犯人に責められてイきたくないと叫びながら、アヘ顔を晒してしまうところなんて堪りませんな。もちろん、CGも素晴らしい。鼻から精液を垂らしながらイきまくるCGなどはオカズとして実用性たっぷりでしょう。女教師や熟女が好きという人なら、価格以上に楽しめるんじゃないかと思う。ただし、もう一方のヒロインである常盤志帆についてはオマケ程度に考えておいた方が良いかも。絶対的にイベントの量が少ないし、描写もかなり駆け足なので、志帆を目的に本作をプレイするとちょっとガッカリしてしまう可能性が高いだろう。もっとも、志帆に冴子と同等のイベントを用意したら、これはもう低価格ソフトのボリュームに収まらなくなってしまうだろうから、仕方のない部分ではあるんだろうけどね。なお、本作はCG枚数は差分抜きで35枚、イベント数は22となっている。価格を考えればかなり頑張ったボリュームだと思うし、コストパフォーマンスは良好といって良いだろう。

本作をプレイしていて1番残念だったのが、主人公である時雨京一が物語にほとんど絡んでこないこと。京一視点での物語は、彼に「サエコ」という女が調教されるスパムメールが送られてきて、それと歩調を合わせるように冴子の様子がおかしくなっていくという展開になっているのだけど、京一はなにか変だなぁ……と思っているだけで、事件の真相を知ることもなければ、真相を突き止めるために行動を起こしたりもしない。これでは最愛の女を寝取られる怒りも絶望も感じないわけで、寝取られモノとしてはどうなんだ、と。寝取られをゲームの根幹に置くなら、ゲーム中盤くらいから主人公を巻き込む展開にした方が、よりいっそう面白くなったと思うんだけどね。というわけで、寝取られスキーにはあまりオススメできないかなというのが率直な感想だ。けれど、本作を寝取られモノではなく熟女陵辱モノと考えれば、良作といって差し支えない出来でもある。凜とした女教師が好きで熟女が好きな人になら安心してオススメできる1本でもあるということで、オススメ度は☆4つ。サンプルCGを見て、食指が動くようならプレイして損はない。

攻略

   使い方

初回プレイに関しては選択肢はなく、完全1本道なのでチャートはナシ。2周目以降はチャート通りにプレイすれば、CG、回想モード共に100％になるはず。2周目と3周目の両方に冴子エンド1があるのは、すでに3周目に入ってしまっている人のためのもので、エンディング自体はまったく同じ。これからプレイを始めるという人はチャート通りにプレイして3周目の冴子エンド1は無視、すでに何度かプレイしてしまっているという人は3周目のチャートだけを見てプレイしていってもらいたい。

（by Suno）