虜縛~背徳のアトリエ~
暗黒劇場 | Windows2000/XP/Vista/7 | 800x600 |
ダウンロード版:2800円(税込) パッケージ版:3150円(税込) | 1Play3時間 | 属性:調教、女学生、ハードSM |
難易度:8 | ダウンロード版:2011/5/20発売 パッケージ版:2011/6/3発売 | オススメ:☆☆☆ |
芸術家が作り上げる最高の牝奴隷の姿をご堪能あれ
©暗黒劇場
主人公・倉田章の亡父は著名な芸術家であり、章自身も画家として高い評価を受けていた。章は独自の世界観を表現することに固執せず、評論家が好みそうな絵を描くことで現在の地位を手に入れたのだ。そんなある日、母校の講演会で演説中、章の絵を手厳しく批判した少女・美咲と出会うことに。彼女は章の描く絵に魂がこもっていないことを看破していたのだ。美咲の鋭い感受性に感心した章は、彼女を自分色に染めあげ、自身の作品として仕上げたいという欲求に駆られるのだった。そして、彼女をアトリエに監禁することに成功した章は、美咲を最高傑作にすべく調教を開始するのだった。はたして、調教終了時にどんな作品が完成するのだろうか?
まずは低価格ソフト恒例のボリュームチェックからいきまふ。基本CGは30枚用意されており、価格相応のボリュームと言えよう。CGの大半が調教コマンドに対応したHシーンで消費され、ストーリー本編を語るときに使われるCGは数枚程度。回想モードに登録されるイベントは8シーンとなる。CG枚数の総量は過不足なしと言えるが、テキスト量は不足気味だね。やっぱり、パラメーターの増減管理をメインとした調教SLGだと、一般的なAVGと同等レベルのテキスト量をキープするのは難しいのだろう。調教コマンドに対応したHシーンは、繰り返し表示されることを前提としているため、どうしてもテキスト量が少なめになっちゃうからね。性描写がやや淡泊な調教コマンドHが大半を占める構造ゆえ、結果的にヌキ所が少なくなってしまった印象は否定できないかな。
©暗黒劇場
さて、調教SLGで気になるのは難易度だが、やや難しめの設定だね。コマンド効果の増減幅が大きく、必勝パターンに持ち込むのが難しい。例えば、アナル調教で従順値が+50上がったと思ったら、次のターンで実行すると-40を叩き出したりするのねん。必ずプラス効果になる保証がないため、適当にコマンドを連打してるとキャラが成長しにくい。クリア条件の目標値を達成するためには、こまめなセーブ&ロードが必要となってくるのだ。あと、何気に厄介なのが食事コマンドだったりする。食事を与えようとして拒まれると、従順値が大きく下がるのねん。かといって食事の間隔が開きすぎるとバッドエンドとなるため、セーブ&ロードを繰り返し食事を与えることに…。この作業が結構煩わしい。もう少しサクサク気軽に進められる仕様でもいいのでは?
まぁ、セーブ&ロードを多用した繰り返し作業の連続となるが、この作業こそが調教SLGの醍醐味とも言えるので、パラメーターの増減管理が好きな人はハマるかもしれないね。低価格ソフトとは思えないほど、しっかりシステムを作り込んでいるので、思いのほかガッツリ遊べる作品でござった。ただし、CG回収に時間がかかるので、初心者には厳しいゲームかもしれない。ノーマルモード以外に用意されてるのは、より難しいハードモードのみ。バッドエンド以外の結末をクリアしたら、簡単にパラメーター調整できるイージーモードも追加して欲しかったなぁ。というわけで、やや初心者に厳しい難易度設定の作品だけど、この価格で本格的な調教SLGを遊べるというのは特筆に値すると思う。調教ゲーが大好きな人に是非。
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(by イ・ヤン提督)