にわか姉
桃色劇場 | Windows2000/XP/Vista | 800x600 |
ダウンロード版:2980円(税込) パッケージ版:3150円(税込) | 1Play2時間 | 属性:姉 |
難易度:3 | ダウンロード版:2009/12/11発売 パッケージ版:2009/12/25発売 | オススメ:☆☆☆ |
2人のお姉さんとの甘い同棲生活
大学生の主人公は、ある雨の日に1人のお姉さんと出会う。事情があって家に帰れないという彼女、雨弓を家に連れ帰った彼だったが、それを見た1つ年上の幼なじみ・諫山ルキが焼き餅を焼いて、同居すると宣言。正体不明のお姉さんと幼なじみのお姉さんに囲まれた毎日が始まる。
©桃色劇場
プレイ前は2人のお姉さんから、主人公がエロエロに誘惑されちゃうストーリーなのかなと思っていたのだけど、実際にプレイしてみると、もっと穏やかな感じの物語だね。ぶっちゃけてしまうと、大きな盛り上がりがないままストーリーが進んでいってしまう。そして、このゲームは低価格ソフトとしてはしっかりとエンディング分岐が用意されていて、その中にバッドエンドもあるんだけど、このバッドエンドも絶望的というよりはちょっと寂しい雰囲気で終わるというもの。つまり、エンディングでも大きな盛り上がりはないってことになる。普通、盛り上がりに欠けるストーリーっていうのはダメなストーリーということになるんだけど、このゲームに関してはこのまったりとした雰囲気が、逆に良い味を出しているね。とにかくダダ甘な雨弓と、口は悪いけど主人公が大好きなルキも良いコンビだし。
少々残念だったのが、ゲーム全体のボリュームがちょっとばかり足りなかったこと。先にいっておくと、このゲームのボリュームは価格相応といったところで、コストパフォーマンスが極端に悪いという訳じゃない。ただ、まったりした日常を描くには、低価格ソフトのボリュームでは厳しかったんじゃないかと思うんだよね。Hシーンの連続では良い雰囲気を演出することは難しいわけで、このゲームでも何気ない会話を挿入したりして、できる限り雰囲気作りや演出に力を入れている。それでも、やっぱり低価格ソフトでは限界がある。できれば、日常イベントもしっかり描けるフルプライスでやって欲しかった。そうすれば、キャラ同士の絡みとかも、もっと面白く描くことが出来たんじゃないだろうか。
©桃色劇場
Hシーンはどうかといえば、ヒロイン主導で主人公が受け身のものが多め。パイズリとかフェラが多くなっているので、ヒロインから責められるのが好きという人は好みに合うんじゃないかな。ただし、全体としてはそれほどハードなものはなくて、これまたまったりとした雰囲気だ。ゲーム全体の雰囲気には合っているし、Hシーンの尺は決して短い訳じゃないけど、ヌキゲーを期待してプレイしていると、ちょっと物足りなく感じてしまうかもしれない。とはいえ、ドロドログチャグチャなハードなエロシーンを見せられても、物語の雰囲気が壊れてしまうだろうし、このあたりはプレイヤーごとに判断が分かれそうかな。
とまあ、ここまでいろいろ書いてきたわけだけど、このゲームの1番の問題は公式サイトで思いっきりネタバレしちゃってることじゃないだろうか。このゲームは主人公が正体不明のお姉さんに出会うというところから始まるわけだけど、公式サイトでお姉さんの正体をズバリ書いちゃってるんだよね。これっていいの? 「ストーリーなんてどうでもいいんだよ」というのが開発スタッフのスタンスであるというなら、それはそれでよいんだけど、ヌキゲーとしてはエロが薄いわけだし……。とりあえず、公式サイトは見なかったことにして、ゲーム本体だけはオススメ度☆3つ。甘えさせてくれるお姉さんとのまったりした日々というシチュエーションが好きなら、プレイしても損はないかな。
攻略
最初の選択肢で雨弓ルートとルキルートに分岐。そして、最後の選択肢でハッピーエンドとバッドエンドが分岐するシステムだ。そして、4つのエンディングを見た後に最初からゲームをプレイし直すと、2番目の選択に選択肢が追加される。ここで「声をかける」を選ぶとハーレムルートに進むことができるぞ。
雨弓さん |
そっと見守る |
☆セーブ1 |
俺には雨弓さんしかいない! |
【エンド1】 |
☆セーブ1から |
諦めた方がいいのかな…… |
【エンド2】 |
ルキ |
☆セーブ2 |
追いかける |
【エンド3】 |
☆セーブ2から |
追いかけない |
【エンド4】 |
雨弓さん |
声をかける |
【エンド5】 |
(by Suno)