麻雀 夢・天・使
cyon | Windows2000/XP/Vista | 640x480 |
ダウンロード版:2500円(税込) パッケージ版:2940円(税込) | 1Play10時間 | 属性:イメクラ、オムニバス、ほのぼのレイプ、メカミミ少女、麻雀 |
難易度:4 | ダウンロード版:2007/12/28発売 パッケージ版:2008/1/25発売 | オススメ:☆☆☆ |
永遠の定番ジャンル、脱衣麻雀をイメクラ風に遊ぼう!?
未来の風俗店(?)、ここのサービスは夢の中で様々なシチュエーションのHが楽しめるヴァーチャルプレイ。スリーパーというマシンで夢の中へ入った主人公はあるときはナースに誘惑される医師、あるときは人質をとった銀行強盗となって、様々な女のコを凌辱してゆくのだ……ただし麻雀に勝つことで!!
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麻雀で勝つごとに、7人の原画家が描く様々な女の子のショートストーリーが進行し、4回勝利すると1人クリア、という正統派脱衣麻雀であるこの『麻雀 夢・天・使』。実はこの作品は、これまでに様々なシリーズというか派生作品があり、一番最初の作品はTriangleブランドより1999年、つまり10年前に発売された。本作はその一番最初に出た『夢・天・使』をベースに、当時は麻雀と大貧民の2種類から選べたゲームを麻雀のみに、そして最近のOSでも動くようにしてリメイクしたものだ。
麻雀部分は2人麻雀としては結構真面目に作ってある。イカサマ技のようなものは無いし、同じ配牌パターンが繰り返されるような簡素なルーチンでもない。ならばひたすら純粋な麻雀かというと、地味にそうでもないようだ。
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全体的に順子(シュンツ)が出来やすい。明らかに、必要牌が入って来やすいようにプログラム的な調整をしていると思われる。カンチャンだって余裕で引くので、まるで麻雀漫画の登場人物のように「よし入った!」のシチュエーションが多い。しかし当然、手配のどの辺に繋がる牌が来るかはわからない。1、3、五、六とある手配から1を捨てたらその後2を引いてくることようなこともざらだ。そこはもう運というか、読みというか。
自分の点数は必ず2000点から始まるが、後半になるほど相手の点数は増えていく。2人麻雀というシステム上あっという間に流局になるので、最初は強引にでもテンパイを目指してノーテン2回で負けるのは避けよう。
Hシーンは麻雀で1回勝つごとに発生し、4回の勝利で1キャラ攻略完了。Hシーンの内容はほぼ一緒で、主人公側の男が嫌がる女の子を強引に凌辱していく……のだけど、最後はなんだかんだで和姦になる。肝心なのは7人の原画家が描くCGだが、これは今見ると若干古くさく見えるかもしれないが、かわらじま晃氏や白玄米氏など当時一世を風靡した人気作家たちが参加していることもあり、レベルは高い。最終戦で戦う受付嬢の2人、ミミと明菜(原画は夢情氏)のHシーンなんて、エロくてソソるアングル、かつボリュームもあり、最終戦に相応しいクオリティだ。ただし、CGの枚数は原画家によりまちまちで決まっていない。なので女の子によってはHシーンが短めなこともあったりする。
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ちなみにドロドロとしたHシーンの興奮が、クールじゃないと勝てない麻雀シーンで萎えるのは、脱衣麻雀の宿命……かも。
システムに関して。セーブはオートセーブのみで、スタートすると以前に進んだところから始まる。1回戦〜3回戦で勝った後に終了した場合はそのキャラの進行度は記録されるが、負けてコンティニューしなかった場合はそのキャラの攻略は最初からになるので要注意。全員クリア後は何もなかったかのようにまたはじめからになるのはご愛敬。CGモードは無いが回想モードがあるので、そこでクリアしたシーンを見ることができる。システムでちょっと気になるのは、なぜか確認の選択がやたらと多いことだ。1人のキャラと麻雀を打つまでに「プロフィールを見ますか?」→「この娘でよろしいですか?」→「本当によろしいですか?」→「準備は出来ましたね?」と4回も念入りに確認される。しかもこれらの選択肢、すべて二択のうち上の選択肢がゲームへ進む内容なのに、1回戦〜3回戦で勝った後の確認だけは二択のうち上の選択肢がゲーム終了、下の選択肢がゲーム続行なのだ。なぜ?
本作は脱衣麻雀という、定番ながら最近あまり見かけなくなったジャンルということで、久しくやってなかった人にとっては気になるタイトルかもしれない。PCでの脱衣麻雀の中には麻雀部分のデキがひどいものも多く、某○イト○鬼なんて後半の難易度のひどさにキーボードをぶっ叩きたくなったもんだが、この作品の麻雀部分は良くできている。ご褒美のHなCGも今どきのものと雰囲気は異なるがしっかりエロい。10年前の作品のリメイクとはいえ、「久しぶりに脱衣麻雀を遊んでみたいなー」という欲求には応えてくれるだろう。
攻略のアドバイス
以下はこのゲームにおける打ち方のコツ。麻雀としての攻略ではないので要注意。
- 2人麻雀である本作は流局までがあっという間なので、とにかく早い手作りを優先。役を増やそうという欲は控えめに、なによりもスピード。
- 折り返し地点である9巡目を超えてまだノーテンであれば、鳴いて強引にでもテンパイまたは形式テンパイを目指した方が良い。流局までが早いのでCPUもノーテンであることが多く、テンパイの1500点は堅実な得点源。
- 基本的にシュンツが出来やすいので、三色やイーペーコーが狙いやすい。
- まれに、あからさまな“トイツ場”になることがある。偶然ではなくプログラム的なものだと思われる。これを早めに察知すれば七対子や三暗刻、四暗刻も狙えるかも!? ちなみにトイツ場になってもCPUのルーチンは普段通りで、状況に対応できないようだ。(写真を参照)
ごくまれに発生するトイツ場。こちらもCPUも、捨て牌が色々ともったいない
(by 葉柳)