.fuckVol.4〜かすみ編〜
BLACKRAINBOW | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
2200円+税 | 1Play1時間 | 属性:コスプレ、陵辱 |
難易度:2 | ネット認証IDが初回時に必要 | オススメ:☆☆☆ |
シリーズのラストを飾る電脳アイドルを陵辱!
『.fuck』シリーズのラストを飾るヒロインは、食品会社の受付嬢を務めるかすみ。このシリーズの元ネタともなった『かすみ遊戯』のヒロインと同名だけど、2人はまったくの別人。ストーリー的にも完全に無関係なので、『かすみ遊戯』を知らなくてもOKだ(4作中2作をプレイしていれば『かすみ遊戯』もプレイできるけどね)。かすみは明るく、清純な感じの女のコで、ある意味、最もヒロインらしいヒロインといえそう。アクのない性格なので、誰にでも受け入れられやすいヒロインだろう。
そんなかすみに用意されたコスチュームは、巫女服、ウエイトレス、ネコの3種類。ちょっと変わっているのが最後のネコで、コスプレというとネコミミは定番だけど、このネコは半人半獣。耳やシッポのアクセサリーを着けたのではなく、亜人間という設定になっている。Hシーンの内容もファンタジーっぽいもので、蔦を使った触手プレイや、主人公が獣人に変身してのHなどが用意される。あとお気に入りだったのが、ウエイトレスのコスチュームで、かすみの意識は正常なままで主人公の命令に抵抗できなくなるというもの。嫌がるかすみにスカートをまくらせたり、衆人環視の中で陵辱したりといった陵辱モノらしい凌辱を楽しめた。物語の舞台が電脳世界で、すべては主人公が作り出したものという設定なので、通常ではあり得ないシチュエーションというこのゲームの設定にぴったりなストーリーを堪能できるしね。
©BLACKRAINBOW
このかすみ編でシリーズは終わりになるわけだけど、やはり最大の問題点はボリューム感の欠如だろう。最終作ということで+αに期待したんだけど、システム、ボリュームともに過去の3作とまったく同じ。もちろん、価格を考えるならこのボリュームでも合格点だと思うし、2作購入で『かすみ遊戯』を入手でき、4作購入で原画集をダウンロードできるという特典はあるものの、やっぱりゲーム本編でこのゲームでなければというウリを見せてほしかったというのが正直な感想。これまでプレイしたヒロインの中から1人を選んでトゥルーエンドを見られるとか、4作全部をプレイしていればハーレムエンドがあるとかというものがあれば、4作すべてをプレイする動機になりうると思うんだけど…。もちろん、他の低価格ゲームを圧倒するCG枚数があるとか、ゲームシステムが凝っているとかでもいいしね。平均点はクリアしているけど、これだ! というアピールに欠けていたというところかな。まあ、価格的に気軽に購入できるものなので、CGが気に入ったならプレイしても損はないでしょう。
個人的にはもうちょっと価格をアップしてもいいから、同じキャラクター、同じシチュエーションで育成SLGなんかをプレイしてみたかったかな。これならヒロインたちをネチネチと陵辱する感じを味わえると思うし、せっかくのヒロインたちの魅力をもっと引き出せたと思う。4人のヒロインが登場するオムニバスをばら売りするというコンセプトはアリだと思うし、セーブ&ロードやメッセージスキップ、CGなどといった基本的な部分はレベルが高いだけに、あと一歩の作り込みがされていればかなりオススメできる作品になっただろうしね。ヒロインが複数ということで、人それぞれどのヒロインが好きかという好みが出るのは当然なので、1作だけプレイしても満足できるボリューム感があればオススメ度☆4〜5いけると思うので、次回作にはこの部分に期待したいね。
(by Suno)