アルタードピンク〜特務戦隊デュエルレンジャー〜第2話 磐田くるみ編
BLACKRAINBOW | Windows2000/XP/Vista | 800x600 |
1380円(税込) | 1Play1時間 | 属性:凌辱、戦隊、調教、触手、孕ませ、近親相姦、妹、寝取られ |
難易度:1 | 2008/8/29発売 | オススメ:☆☆☆(平均:3) Suno:☆☆☆ 天城螢:☆☆☆ |
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2代目ピンクも悪の組織の虜に
初代ピンクである櫻木ひかるを失った特務戦隊は、その代わりとなる人材を必要としていた。しかし、機密保持を考えると、誰でも良いというわけにはいかない。そこで選ばれたのが、イエローの妹である磐田くるみだった。だが、敵は既に特務戦隊の装備を解析済みであり、ピンクとイエローは敵の手に落ちてしまう……。
BLACKRAINBOWの低価格ソフトシリーズ、『アルタードピンク』の第2話だ。まず、システムについて見ていくと、これは第1話とまったく同じ。選択肢ナシの1本道のAVGであること、3Dアニメーションが採用されている点など、特に変更はない。まぁ、シリーズ物であることを考えれば当たり前ではあるけどね。CGが差分抜きで10枚、イベント数が11というゲーム全体のボリュームも前作と変わっていない。
©BLACKRAINBOW
前作と大きく変わったのはHシーンの方向性だろう。前作の櫻木ひかる編では機械や触手による凌辱がメインで、ひかるには恋人がいたけれど、その恋人は特務戦隊の本部で待機しているだけだった。ところが、今作ではヒロインである磐田くるみとその兄のイエローが同時に敵に拉致されてしまう。そこで、凌辱も近親相姦がメインとなっている。それも、力ずくで無理やりヤらせるのではなく、じわじわと兄と妹を追い詰め、最終的には自分たちの意思で近親相姦をさせてしまうという流れ。ピンクやイエローからすれば、自分の意思でやったことなので、敵に責任を押しつけることはできない。そういう絶望感がインモラルさを演出していて、エロさは十分。前作の機械や触手で無理やり快楽漬けにしていくというシチュエーションと、今作のジワジワと嬲るように追い詰めていくシチュエーションのどちらがエロいかというのは一概にはいえないけど、どちらも実用性は文句なしでしょう。
また、ヒロインの性格が櫻木ひかると磐田くるみでまったく違うのも注目点かな。前作のひかるは気が強く、正義感の強い性格だった。ある意味、戦隊モノのヒロインとしてはオーソドックスな性格といえるだろう。それに対して今作のヒロインであるくるみは無邪気でHの知識をまったく持っていない純情な性格。そもそもくるみは兄への愛情から特務戦隊のメンバーになったわけで、特別正義感が強いわけじゃない。その点で、正義のヒロインを凌辱するというコンセプトからすれば、前作のひかるの方が向いていたかもしれないね。だけどくるみ編では正義のヒロインを堕落させるという快感はない代わりに、兄への家族愛がしだいに歪んでいくという過程が描かれているのがGood。行為そのものよりも、行為に至るまでの精神的葛藤とか、背徳感を重視するプレイヤーに向いているかもしれないね。
トータルで見ればコストパフォーマンスは悪くないし、ヌキゲーとしての実用性もある。前作をプレイして、面白かったと感じた人なら今作も満足できるんじゃないかと。ただし、第1話をプレイしていないと話の流れが分かりづらいので、この点だけは要注意かな。個人的にはシリーズとしてどういうオチになるかも気になるし、次の第3話もプレイしても良いかな、という気になる作品だった。というわけでオススメ度は☆3つ。この作品が気にはなっているんだけど、購入しようかどうしようか迷っているという人は、とりあえず第1話をプレイしてみて、それから考えても良いんじゃないかな。
(by Suno)
囚われた兄妹が堕とされる!
破壊活動で治安を乱す怪人たちに対抗して組織された治安維持局の対怪人特務部に所属する特務戦隊デュエルレンジャー。前回の戦いでピンク隊員の櫻木ひかるを捕らえられ、調教されて牝奴隷へと堕とされた映像が特務戦隊に送られてきていた。それを見てから自暴自棄になっている恋人のレッド隊員である火野カズマは復讐に燃えていたが、冷徹な計算をする敵組織の参謀プロフェッサーMの仕掛けた罠により怪人の自爆に巻き込まれて重症を負ってしまう。自己保身をはかる上層部の圧力で2代目ピンクとして選ばれたのは、イエロー隊員である磐田ユウゴの妹だった。両親を亡くし兄妹2人で生きているため、兄を助けたいと思うくるみは心配する兄の不安をよそに2代目ピンクを引き受けるのだった。だが、宿敵プロフェッサーMは兄妹の捕獲作戦を立案していた……。
戦闘訓練を受ける時間もなく、最低限の知識を叩き込まれただけでいきなり怪人たちと戦うことになる磐田くるみが本作のヒロインとなる。このような速成教育を受けただけで前線に立たねばならなくなる側は追い詰められているのがお約束。本作でも、いきなり最初の戦いでピンクのシールドが無効化され、プロフェッサーMの罠にハマり磐田兄妹が敵組織の手に落ちる急展開が待ち受けていた。捕らえられたあとは、家庭的な事情でブラコン気味の無垢なくるみが快楽責めを受けていく。歪んだ欲望を持つ(?)プロフェッサーMの趣味が全開だね。
性的な知識があまりないくるみが快楽責めで未知の世界を知ったところで兄妹のご対面。兄の目の前で責めらてイカされる展開がGoodかな。両手を拘束され、妹に口移しで食事を与えないといけなくなるなんてシチュエーションは珍しいんじゃないだろうか。兄に快楽を求める偽りの映像を流されてお互いに堕とされていく兄妹というのも悪くない感じかな。あっさりと妹に手を出すあたり、兄はかなりのシスコンだったのかもしれない。だが兄妹の禁断の関係はその1回きり。兄は犯される妹を見ながらオナニーすることになるといった寝取られ演出だ。低価格ソフトでは非常に貴重なCGを1枚兄妹の仲の良さにあえて割り振っているわけで、寝取られ感を増すための演出ということなのだろうか。このあたりはプレイヤー側の趣味で評価が分かれる部分だと思う。寝取られ属性のない人にとっては違う部分にCGを使ってくれと感じるかもしれないしね。
©BLACKRAINBOW
ゲームのシステム面は1話目と変わっていない。前作を購入した人は同じと思って大丈夫だ。CGモードは10枠で回想シーンは11種類となっている。ストーリーの構成上、怪人たちとの戦いは序盤にしかなく、そのためにアニメーションシーンは本作の序盤のみ。さらに、Hシーンで動くシーンも少ない作りなので、プレイ後の印象としては「今回は動かなかったな〜」と思ってしまう人が多そうだ。前作同様で選択肢は出現せず完全に1本道のストーリーである。
客観的にみてコストパフォーマンス的には悪くはないと思うものの、第1話が780円という設定だったのが心理的に影響しそうな感じがする。前作がぜひプレイしてほしいというサービス価格だったわけだけど、本作は600円アップの1380円であるため、割高に感じてしまう人もいると思う。前作のコストパフォーマンスがよすぎただけなんだけどね。自分としても同じボリュームでこの価格差というのは予想外だったかな。けっこう大きな価格差があるから、シーンとして1〜2シーンぐらい増量されているのかと思っていたから。純粋に前作は果敢にお試し価格として切り込んでいたのね。また、前作のヒロインのその後の話が少しぐらいはあるかと思っていたけど(それが1〜2シーンで追加ボリュームかと予想していた)、まったくなかったのも予想外だった。「あのヒロインはその後どうなっちゃったんだろう?」と気になる人はそれなりにいそうだからね。まあ、冷静に見てみるとこの価格帯ではかなりがんばっているほうに違いはないので、好みが合うならばプレイしてみてほしいかな。
なお、本作は発売日に特定条件下において認証システムの不具合が発生してしまったため、購入したのに最大で10時間ほどプレイできないという理不尽な体験をしてしまった人もいるようだ。先行販売という契約はおそらくメーカー的にはおいしい契約内容なのだろうけれど、今回のように先行販売が1カ所限定だと販売サイトのシステムに不具合があったときに受けるリスクがあることをメーカー側も認識したんじゃないかな? 先行販売契約を取りたい販売店の営業担当者はこれからしばらく苦労するかもしれないですね。
(by 天城螢)