ARCUS X Complete Edition
イーアンツ | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
ダウンロード版:8190円(税込) パッケージ版:8800円(税別) | 1Play6時間 | 属性:ファンタジー、ヒロイン凌辱、懐かしゲー |
難易度:2 | ダウンロード版:2008/1/25発売 パッケージ版:2008/1/18発売 | オススメ:☆☆☆ |
懐かしのRPGがエロゲーに!! 若人置いてけぼり!?
NECのPC-88シリーズがメジャーゲーム機だった時代、日本テレネット・ウルフチームが製作したRPG『ARCUS』シリーズ。15年以上前の人気作品が、いまこうしてエロゲーになるとは感慨深い。この『Complete Edition』は、少し前に第一巻から第五巻まで発売された『ARCUS X』シリーズをパッケージングし、通して遊べるようにしたものだ。
イーアンツは以前にもやはり日本テレネットの『夢幻戦士ヴァリス』をエロゲー化。このことに賛否はあると思うけど、個人的には歓迎したい。ただ、やるからにはファンの期待に応えるものにして欲しい。ヴァリスはその点において残念な出来だった(キャラの性格が変わりすぎ&レズ率が高すぎ)。では、このARCUS Xはどうなのか!?
© STARFISH-SD 2008 / Eants inc. 2008
本作の物語はARCUS IIとIIIのものになっているので、主人公は語り部の少年だったピクト。後衛担当から剣士になっただけあって某サ○○トリアの王子のような半端な魔法剣士。多少の弱さは仕様です(笑)。そんな彼が聖剣の所持者に選ばれたことから様々な波乱に巻き込まれていくわけだけど、エロゲー化に際して彼は身体に淫魔のようなものが取り憑いているので、一定期間ごとに女を欲する淫欲モードに変化!! 彼と冒険を共にする女性たちはそれを鎮めるために健気にも彼の性欲を受け止めようとする。
それは大いに結構。でもこの淫魔、前戯をねっとりやるくせに、割とあっさり引っ込んでしまう。しかも物語の後半になるほどピクトが自制できるようになるので、乱暴なHシーンは減ってしまう。あくまでピクトとヒロインたちは和姦ということか。ならばヒロインたちが怪物に襲われるシーンはどうか!?
ヒロインたちが凌辱されるシーンは、序盤、海で化け物に襲われるシーンのねちっこい描写はとても良い。普段の姿からはイメージできないようなヒロインたちの乱れる姿…そうそう、こういうのがいいんだよ!! この調子でどんどんエロくなるに違いない。と思ったが、どうしたわけかそれ以降は描写が淡泊になっていく!? 寸止め、いやそれどころか前戯のみで終わってしまうHシーンばっかりだ。あの普段は清楚なヒロインが、こんな恥ずかしい目に…という脳内補完エンジンをぐるぐる回せば確かにエロく感じられるけど、正直後半に行くに従ってHシーンがぞんざいになっていくのが見えてしまう。BAD ENDの凌辱もお約束っぽくてあんまりエロく感じなかったし。
© STARFISH-SD 2008 / Eants inc. 2008
…と、そんな人のためにあるようなアナザーストーリー。5つに分かれて発売されていたARCUS Xの第四巻『シムサード、淫欲調教の宴』が、本作ではアナザーストーリーとしてクリア後にプレイできる。仲間だと思っていたシムサードに、ヒロインたちが騙され犯されてゆく様はなかなかに痛快だ。個人的にはこれを本編に組み込んで欲しかったが、寝取られ嫌いな人もいるからプレイしたい人だけ選べるようにしたのだろう。しかしこのアナザーストーリーも、最初に陥落するサーラの描写はねちっこいのに、それ以降は淡泊に、というか急いだ感じになっていくのはどうしたものか。チンピラに犯されそうなスーを助けたり、「これから、こんな過激な調教をしてあげましょう」と説明しておいてその描写がないまま翌日になるなんてガッカリだぞ。
ゲーム全体の流れは、とにかく話の展開があっちこっちに飛びまくるのでびっくりすると思う。過去の『ARCUS』を意識しているのだろうけど、プレイしていない人には意味不明なおつかいイベント連発。「この展開に意味あるの?」と疑問に思っても、過去を懐かしむために必要なイベントだと納得しよう。
システムについては、右クリック1発でメッセージを消す方法が無かったり、選択肢発生時にクイックセーブができる場面とできない場面があり統一されてなかったり、そもそもタイトル画面からクイックロードができなかったり、と細かく気になる部分は多い。しかし男のボイスが、ピクトやシムサードは当然、それこそ酒場のチンピラですら全て入っているのは、ヘンな気合いの入りっぷりを感じた。
総評としては、ヴァリスXよりは上手に原作を使っているので、昔ARCUSをプレイした人なら割と楽しめると思う。それ以外の、キャラに特別思い入れがなく、ヒロインが怪物に凌辱される姿を期待する人たちには…あんまりオススメできないかな。「ここでもっと犯ってくれれば…!!」ってシーンが多いだけに勿体ない。
攻略
クイックセーブが使えて、かつ選択後にBAD ENDなどに行かない場所でのみクイックセーブ使用と表記している。
注意を逸らす |
素手攻撃 |
剣はチノップに与える |
立ち向かう |
剣攻撃 |
魔法攻撃フェリル |
魔法攻撃ヴェン |
☆セーブ1 |
弓攻撃(スーHシーン) |
急所を狙う |
冷静に考える |
急所に絞って狙う |
☆セーブ1から |
打撃系(サーラHシーン) |
突き刺す |
突き刺す |
突き刺す |
☆セーブ1から |
魔法系(ソルミシアHシーン) |
火系魔法バル |
火系魔法バル |
風系魔法ヴェン |
☆セーブ1から |
その他(ルーシャンHシーン) |
煙球 |
塩球 |
塩球 |
☆セーブ2 |
サーラ(サーラHシーン) |
☆セーブ2から |
サーラとスー(サーラとスーHシーン) |
☆セーブ2から |
スー(スーHシーン) |
☆セーブ2から |
ソルミシア(ソルミシアHシーン) |
☆セーブ3 |
できない(ソルミシアとルーシャンHシーン) |
【BAD END】 |
☆セーブ3から |
トリュータムを倒す |
打撃戦 |
ピクト剣攻撃 |
サーラ鞭攻撃 |
スー弓攻撃 |
サーラ鞭攻撃 |
相手の動きを止める |
相手の動きを止める |
☆クイックセーブ |
エルフの娘を連れていく(スーHシーン) |
☆Hシーン終了後クイックロード |
人間の女を連れていく(サーラHシーン) |
蹴り飛ばす |
奥義一閃 |
魔法で一掃 |
奥義一閃 |
ルーシャンに任せる |
考える |
根性比べ |
急ぐ(ルーシャンHシーン) |
☆クイックセーブ |
スーの事を想う(スーHシーン) |
☆Hシーン終了後クイックロード |
ソルミシアの事を想う(ソルミシアHシーン) |
☆Hシーン終了後クイックロード |
その他の事を想う(スー&ソルミシアHシーン) |
☆セーブ4 |
いや、信じない!(スーとルーシャンHシーン) |
【BAD END】 |
☆セーブ4から |
信じる |
同時攻撃 |
何かで補わねば |
2聖剣を止める |
召還魔法 |
奇襲攻撃 |
☆クイックセーブ |
斬り付ける(ルーシャン脱衣) |
☆シーン終了後クイックロード |
魔法で一掃(スー脱衣) |
☆クイックセーブ |
弓攻撃(スーHシーン) |
様子を見る |
やっぱり様子を見る |
やっぱり様子を見る |
攻撃する |
☆Hシーン終了後クイックロード |
打撃攻撃(サーラHシーン) |
たたかう |
鼻を効かす |
やっぱり戦う |
☆Hシーン終了後クイックロード |
魔法攻撃(ルーシャンHシーン) |
様子を見る |
その娘には毒がある |
敵が飽きるまで待つ |
どうしようか? 相談する |
打撃系 |
打撃系(サーラHシーン) |
打撃系 |
ヴィドと戦う |
ヴィドは何故…? |
様子を見る |
☆セーブ5 |
ダメだ闘えない(スーとソルミシアHシーン) |
【BAD END】 |
☆セーブ5から |
様子を見る |
☆クイックセーブ |
スーの事(スーHシーン) |
☆Hシーン終了後クイックロード |
サーラの事(サーラHシーン) |
☆Hシーン終了後クイックロード |
ソルミシアの事(ソルミシアHシーン) |
☆Hシーン終了後クイックロード |
ルーシャンの事(ルーシャンHシーン) |
☆Hシーン終了後クイックロード |
他の事(サーラとルーシャンHシーン) |
全力突破 |
☆セーブ6 |
全て一掃するまで戦い続ける |
戦う(アリサとグランHシーン) |
【BAD END】 |
☆セーブ6から |
頃合いを見て逃げる |
魔法で麻痺させる |
☆セーブ7 |
儚さ |
健気 |
深緑の木漏れ日 |
倒す |
☆セーブ8 |
もうダメだ(全ヒロインのHシーン) |
【BAD END】 |
☆セーブ8から |
父さん俺はどうすればいい |
【スーEND】 |
☆セーブ7から |
暖かさ |
天真 |
広がる海原 |
倒す |
父さん俺はどうすればいい |
【サーラEND】 |
☆セーブ7から |
慎ましさ |
頑な |
異間の狭間を担う |
倒す |
父さん俺はどうすればいい |
【ソルミシアEND】 |
☆タイトル画面でSTARTを選択 |
アナザーストーリーを見る |
優しい言葉 |
☆セーブ9 |
何もせずに待つ(サーラHシーン) |
【BAD END】 |
☆セーブ9から |
淫毒蟲をしかける |
人を呼ぶ |
治療法を教える |
懐柔を試みる |
女の恥を捨てろ |
奉仕させる |
【世界の凌辱END】 |
(by 葉柳)