ARCUS X(アークス クロス) 偽りの隣人、淫行の招待状
イーアンツ | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
ダウンロード版:2520円(税込) | 1Play2時間 | 属性:ファンタジー、回顧 |
難易度:3 | ダウンロード版:2007/10/5発売 | オススメ:☆☆ |
ピクトの謎がついに明かされる!
ピクトの持っている3聖剣の1つペイルフェイスを狙ってきたウォーレン。すでに2本の聖剣を手中に収めているウォーレンは魔物を率いてピクトたちに戦いを挑んできた。その聖剣戦争はかろうじてピクトたちの勝利で終わったのだが、ブルデンシアに戻ったピクトたちはかつての仲間ヴィドが魔軍を率いて反乱を起こしたことを知る。自らの目で確かめようと戦場に向かったピクトは、ヴィドから不意打ちで魔法を使われたのだった。何者かに体を乗っ取られているかのような感じのヴィドを相手に新たな戦いが始まる……。
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相変わらずテキストでの説明が不足していて、今回も唐突感のあるシナリオ展開が繰り返される作りとなっている。ピクトにベタベタするルーシャンに嫉妬してキレたスーが弓を乱射するとかコメディ部分から入っており、ピクトへ夜這いをかけたルーシャンが発作を起こしたピクトに凌辱され、ほかのヒロインたちと同様にピクトの病気のことを知ることになる。Hが終わったあと、不用意に挑発しないようソルミシアは諭すのだが、乱暴に犯されるほうが感ることを知ったルーシャンはむしろ喜んでいる始末だ。コメディ路線になったのかと思ったのはそこだけで、それ以降はこれまでの『ARCUS X』同様のシリアス路線で魔物と戦いながら話が進んでいく。RPGならば集めてきた重要なアイテムを破壊されてまた代替できるアイテムを探しに行くという展開は悪くはないと思うのだが、ノベルでそれをやっているのは少々どうかと……。クエストの連続となるRPGではないわけで、似たような話の繰り返しでは面白くないし、シナリオを大胆に書き替えるぐらいのことをしてもよかったんじゃないだろうか?
Hシーンは、戦闘の途中選択によって3人が魔物に凌辱されるもの、ソルミシアが魔女の掟を破ったことでお仕置きを受けるもの、催淫性の毒にやられたサーラとのH、ソルミシアがピクトの発作の原因を告げてのHなどがある。ただ、ボリュームのほうはCGモード枠は18カ所、回想15種類といまいち不足気味だ。Hシーン自体もテキスト量が多くないので物足りなさが残る可能性が高いだろう。ゲームシステムのほうは『ARCUS X』シリーズ共通で変わっていない。まあ、普通に快適なプレイができる機能は揃っているので、この点については安心してもよいかな。
基本的に『ARCUS』を知らない人にはお薦めするのが難しい作品だ。ピクトの発作の原因が明かされるので、過去2作をプレイした人にとっては押さえておきたい作品ということになる。ちなみに、サブタイトルの「偽りの隣人」の意味はエンディングまでわからないので、ちょっと戸惑うかもね。
攻略
CGとシーンの分岐は2回目の戦いと3回目の戦いにある。2日目の戦いは選択肢を併記してあるが、これはセーブしておいてHシーンを見終えたらロードし、もう片方の選択肢を選んで進めてほしい。どちらで通過しても大丈夫なので順番は気にしなくてOKだ。ほかはラストの戦いでエンディングが分岐する程度なので、コンプリートする上で難しい部分はないだろう。
奇襲攻撃 |
魔法で一掃/斬り付ける |
☆セーブ1 |
弓攻撃 |
攻撃する |
攻撃する |
攻撃する |
打撃系 |
打撃系 |
打撃系 |
☆セーブ2 |
ヴィドと戦う |
ヴィドは何故…? |
闘う |
様子を見る |
【END】 |
☆セーブ1から |
打撃攻撃 |
《次の選択肢の出現までプレイ》 |
☆セーブ1から |
魔法攻撃 |
《次の選択肢の出現までプレイ》 |
☆セーブ2から |
ヴィドと戦わない |
【BAD END】 |
(by 天城螢)