ARCUS X(アークス クロス) 神威降臨、ピクトへの想い…
イーアンツ | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
ダウンロード版:2520円(税込) | 1Play2時間 | 属性:ファンタジー、回顧 |
難易度:2 | ダウンロード版:2007/12/7発売 | オススメ:☆☆ |
いよいよラスボスのお出ましだ!
仲間として共に行動をしていたシムサードが敵の黒幕ルアン・カーンであったことを知り当惑するピクト。最後の決戦を前にしてまたも発作に襲われたピクトを見て、覚醒が近いと気付いたソルミシアはみんなを集めてピクトの中に宿っているものの正体を明かす……。それは、魔盾――上位の魔人――なのだった。一方、ルアンは魔軍を率いて各地で暗躍し、罠を用意してピクトを待ち受けようとしていた。
『ARCUS X』シリーズの最終巻となる本作は、ルアンとの決戦にテキスト量の多くを費やしていた。そういうわけなので、冒頭でのヒロインとHしたらルアンの元へ急行していく作りとなっている。ルアンに出会い、これまでの謎とルアンが影で行なっていたことがあかされていく。ついでにいうと、これまでの冒険でまったく何も学んでいなかったピクトが聖剣をあっさり敵の手に渡してしまうアホっぷりを見せてくれてた……。こんなマヌケな主人公がよくもまあ生き残ってこれたものだと笑える展開だね。3聖剣を手にしたルアンとの戦いはエフェクトこそ派手だが、テキストはあっさり気味でやや物足りなさを感じたかな。『Dies irae Also sprach Zarathustra』をプレイしてからまだ間もないということもあるだろうけどね。
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最終巻ということで気になるのはエンディングだと思う。スーとサーラとソルミシアの3人にエンディングがある。3人ともエンディング後にピクトが新たな旅に出ようとしているため、もしかしたら『ARCUS2』ベースの作品を作るつもりがあるのかもしれない。シリーズのまとめ的な作りゆえに、HシーンのシチュエーションもエンディングにおけるHと発作を抑えるHのみとなっていて、おかずゲーとしては物足りなさを感じる可能性が高いかな?
ゲームのシステム面ではこれまでの4作品と同じで変更がない。快適にプレイできるだけの機能は十分揃っているから問題はないはずだ。ボリュームのほうをチェックしてみると、CGモード枠19個で回想は16種類となっていて、最終巻だけあってややこれまでよりも多め。ただ、これは各ヒロインのエンディングのために増えているといった感じだ。ストーリーがこれまでの4作より長くなっているわけではないことに注意してもらいたいかな。HシーンのCGは冒頭のHとBADEND、エンディングまわりのものしかないのが特徴で、枚数は増えていてもむしろシナリオ的には短くなっていると思ってほしい。
『ARCUS』を知らない人にはお薦めするのが難しいが、これまでの『ARCUS X』シリーズをプレイした人は作品設定の謎と結末を知るためにプレイしたほうがよさそうだ。
攻略
最初の選択肢はCGとシーンの分岐となっているので、選択肢が出現したらセーブしておこう。本作は選択ミスによるBADENDも2種類あり、どちらにもCGがあるので回収を忘れないようにすることが必要だ。チャート通りにプレイすれば100%になるので、参考にしながらプレイしてほしい。
☆セーブ1 |
スーの事 |
全力突破 |
頃合を見て逃げる |
魔法で麻痺させる |
儚さ |
健気 |
深緑の木漏れ日 |
☆セーブ2 |
倒す |
父さん俺はどうすればいい |
【スーEND】 |
☆セーブ1から |
サーラの事 |
全力突破 |
頃合を見て逃げる |
魔法で麻痺させる |
暖かさ |
天真 |
広がる海原 |
倒す |
父さん俺はどうすればいい |
【サーラEND】 |
☆セーブ1から |
ソルミシアの事 |
全力突破 |
頃合を見て逃げる |
魔法で麻痺させる |
慎ましさ |
頑な |
界間の狭間を担う |
倒す |
父さん俺はどうすればいい |
【ソルミシアEND】 |
☆セーブ2から |
無理だ |
【BADEND】 |
☆セーブ1から |
ルーシャンの事 |
一撃一掃 |
全て一掃するまで戦い続ける |
戦う |
【BADEND】 |
☆セーブ1から |
他の事 |
《Hシーン終了までプレイ》 |
(by 天城螢)