特別授業3SLG

鬼畜教師の調教ターゲットは実の娘!?

教師生活二十年目を迎えた主人公・石塚賢吾は、数多くの女学生を調教してきた鬼畜教師。今回赴任することになった碧坂学園は、主人公が新米教師だったころに初めて調教を成功させた思い出の地でもあった。そんな学園で3人のヒロインに狙いを絞った主人公は、誰も近寄らない旧校舎の一室を調教部屋に改造し、凌辱するタイミングを虎視眈々と狙っていたのだが…。ターゲットの森宮早紀を調べていたら、意外な事実が判明する。彼女の母親・理絵は、主人公が初めて調教した牝奴隷であり、早紀はその調教時に身籠もった我が子だったのだ！　早紀が実の娘と知った主人公は、調教を思い止まるどころか、いつもにも増してやる気満々！　はたして、早紀は調教を受け入れ、母娘二代で牝奴隷になってしまうのだろうか？

©BISHOP

本作は、ヒロイン三人を徹底的に凌辱し、従順な牝奴隷に仕立てる調教SLG。調教SLGはゲームバランスが超重要なので、まずはシステム面からチェックしていこう。調教SLGというと“面倒”というイメージが強いが、本作は比較的取っ付きやすいゲームバランスだと思う。個人的に評価したいのは、調教日数に制限を設けていないこと。消費ターンを気にしなくていいので、校舎内を移動するたびにＱセーブ＆Ｑロードを駆使し、ムダな動きを探りながらプレイする必要がないのは非常にありがたい！　気楽に、自由に調教できるのはGOOD。しかも、各コマンドによる数値増減も常時確認できる画面レイアウトなので、パラメーター管理も比較的容易。ユーザーフレンドリーな親切設計なので、初心者でも安心して遊べるね。

初心者に遊びやすいゲームだけど、底が浅いワケではない。調教部屋をカスタマイズすることで、ボーナスポイントを獲得できるのだが、これが案外奥深い！　部屋に置けるアイテムが豊富なので、「あーでもない、こーでもない」と試行錯誤を重ねながらカスタマイズを楽しめるんだよね。また、本作にはゲームの進行状況に応じて「実績」と呼ばれる称号がいただけるので、実績コンプといったやり込み要素もある。調教コマンドも最初から全部使えるワケじゃないので、全てのコマンドを発掘する作業が必要なんだけど、これが結構楽しかったりするんだよね。CGコンプは難しいけど、時間をかけてじっくり遊べる作品だね。

©BISHOP

ただ、システム面でちょっと残念だったのは、調教コマンド実行後のＨシーンのテキストが短かったこと。繰り返し実行するコマンドゆえ、2回目から短めのテキストで省略するのはOKだけど、初回のＨから短めなのはいただけない。ぶっちゃけ調教コマンドのＨは尺が短すぎるので、オカズとしては使いにくいと思う。特定条件を満たすと発生する固定イベントは、充分なテキスト量が確保されてるけど、固定イベントの発生頻度は高くはない。結果的に、プレイ時間が長い割りにオカズとして使えるシーンに中々巡り会えないゲーム、という印象が強くなってる気がしたッス。

あと、オカズとして使いにくいという点では、BISHOPお得意の汁演出がほとんど見られなかったのも残念でござった。過去作品では妊娠してなくても母乳をまき散らしたり、ボコ腹になるほど子宮内に大量の精液を注入したり、めちゃウエッティなＨシーンを描いていたんだよね。個人的にはこの白濁祭りっぷりが超お気に入りだったんだけど、本作はごく一般的なゲームのウエット感と同等レベル。BISHOPといえば汁系演出が得意なメーカーというイメージがあったのに、なぜ自らその武器を手放しちゃったんだろ？　ユーザーに不評だったからカットしたのかなぁ。拙者的には汁の少ないBISHOP作品は、クリープのないコーヒーのようなもの。何かが足りない！

というワケで総論としては、調教SLGとしては良く出来ているし末永く遊べるゲームだと思うけど、肝心要のエロ演出は従来のBISHOP作品には劣るって感じかな？　まぁ、従来作に比べエロ指数が劣るといっても、BISHOPの作品は元々エロ指数がメチャ高いので、一般的なエロゲーより見劣りするってレベルではないのでご安心を！　薬でトリップした時のアヘ顔演出や、調教中に乳首がツンと勃起する演出はグッとくるものがあるね。汁気が少ないだけで、エロそのものは健在だ。「縄化粧」ボタンを押すと立ちキャラを強制的に亀甲縛りにする、遊び心たっぷりのオマケ要素もあるしね。全体的にはよく出来た作品なので、汁気にこだわらない調教マニアに是非！

（by イ・ヤン提督）