美少女万華鏡-忘れな草と永遠の少女-
ωstar | WindowsXP/Vista/7 | 1280x720 |
2940円(税込) | 1Play4時間 | 属性:オカルト |
難易度:3 | 2012/7/27発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
行方不明だった幼なじみが帰ってきて……
かつては活発で明るい性格だった主人公だったが、2年前に幼なじみの沢渡雫が引っ越して連絡も取れなくなってしまったことから、現在では持病である心臓病を口実に家に引き篭もるようになっていた。そんな主人公の前に、雫が帰ってきた。以前と変わらないやさしさと美しさを持つ雫と再会したことで、主人公は再び学園に通い始め、かつては親友だった花里めぐみや高岡甲児との付き合いも復活する。しかし、次第にそんなに状況に違和感を感じていく主人公だったが……。
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2011年に発売された『美少女万華鏡~呪われし伝説の少女~』の続編。というか、『美少女万華鏡』シリーズの第2弾ですな。怪奇小説家の深見夏彦が鄙びた温泉旅館を訪れ、そこで蓮華と名乗る不思議な少女で出会い、蓮華から渡された万華鏡を通じて不思議な物語を見ることになる……というのが本シリーズのメインストーリー。この「不思議な物語」の部分が本作の中心であり、前作とは完全に独立した物語となっているので、前作をプレイしていなくても作品を楽しむことは可能。今作をプレイして、興味を持ったら前作も遊んでみるというのもアリだろう。
この「不思議な物語」の部分は、前作とはまったく雰囲気が違う。前作はツンデレ吸血鬼の篝ノ霧枝と霧枝に恋をした教師・斧神滋比古の物語で、SM的な要素はあれど基本的に脳天気な純愛モノだった。それに対して今作はオカルトというかスリラー的な雰囲気の強い作品となっている。最初は連絡の取れなくなっていた雫が帰ってきて幸せいっぱいという感じなんだけど、徐々に違和感が強くなっていって、最後には……という流れになっていて、かなり重い物語になっているんだよね。もちろんハッピーエンドは用意されているのだけど、バッドエンドには結構後味の悪いものもあるしね。前作と今作のどちらが良いかは完全に好みだけど、一ひねりあるオチも含め、ストーリー的にはかなり頑張っている印象だ。低価格ソフトというと、ただヤってるだけという作品も少なくないけど、この作品はしっかりと「読める」物語になっているといって良いんじゃないかと思う。ここまで作り込まれている低価格ソフトはあまりないわけで、この点はGJといいたいところだね。
©ωstar
ストーリーに力の入っている今作だけど、Hシーンも抜かりはナシ。イベント数16、CG枚数が差分抜きで33枚と前作よりボリュームアップしているのも嬉しいところだし、イベントの尺もきちんと取られていて、実用性も十分。シチュエーション的には、SMっぽいプレイも多かった前作に対して、雫とのラブラブHといったものがほとんどだ。雫はひたすら従順なキャラなのでHシーンも主人公にされるがままになることが多く、たまに雫が主導権を握っても主人公を喜ばせるためのご奉仕ということになるので、やっぱり「従順」、「ラブラブ」という印象は変わらない。この点で前作の霧枝に比べるとややインパクトの薄いヒロインになってるかなという気もするけど、ラブラブHが好きという人なら満足できる出来なんじゃないかな。それからサブキャラであるめぐみにもHイベントがあるというのもチェックしておきたいポイント。イベント自体は1つだけなんだけど、かなりインパクトのあるイベントになっているので、印象に残りやすいね。
低価格ソフトでありながらストーリーもしっかり楽しめるという、なかなか貴重な作品。もちろんHシーンも押さえるべきところはしっかり押さえているので、隙のない作品という感じだね。次回作もありそうなエンディングになっていたし、これなら次も期待して良いのかなという気にさせてくれる。というわけで、オススメ度は☆4つ。ヒロインとラブラブな毎日を送りたいという人や、八宝備仁氏のファンはぜひともプレイして欲しい作品だ。
攻略
まず、プレイする前にゲームのバージョンを確認して欲しい。ver1.2以前であれば、必ずアップデートすること。そうしないと、エンディングが出なくなってしまう。
ゲームそのものは比較的単純で、めぐみとのイベントまでは1本道。それ以降はほぼ選択肢ごとにシナリオが分岐しているので、選択肢が出てきたらセーブしておくこと。あとは総当たりでコンプリートできるはずだ。
中出し/外出し |
アナルに中出し/外出し |
自分の壺 |
☆セーブ1 |
抱きしめる |
☆セーブ2 |
もう帰る |
【エンド1】 |
☆セーブ2から |
めぐみとまだ一緒にいる |
☆セーブ3 |
思い出す |
【エンド2】 |
☆セーブ3から |
思い出さない |
【エンド3】 |
☆セーブ1から |
押しのける |
【エンド4】 |
(by Suno)