HOTOTOGISU-滅せぬもののあるべきか-
つるみく | WindowsXP/Vista/7 | 800x600 |
9240円(税込) | 1Play7時間 | 属性:調教 |
難易度:7 | 2012/8/31発売 | オススメ:☆☆☆ |
別人になりすまし復讐を開始!
©つるみく
現職総理大臣の息子・塚本一樹は、政敵・高井田幸造の策略によって父を殺され、無実の罪で逮捕されてしまった。秘書の高槻沙希の尽力によって釈放はされたものの、政治家としては再起不能となってしまう。一樹は自分が死んだことにして別人になりすまし、父の復讐のため、そして国家を食い物にして利権を貪る高井田を倒すために立ち上がるが!?
物語的にはつるみくの前作『姦白宣言』や『大阪CRISIS』などと同じ世界でのストーリーだね。特に『姦白宣言』は主人公が今作にも登場したりと、繋がりが強い。とはいえ、前作を知らないと楽しめないというわけではないので、今作のみをプレイしても問題はない。まあ、つるみくファンならニヤリとできる程度といったところかな。ストーリー展開も、ちょっと『姦白宣言』と似た感じだ。女を堕とし、その女を手駒としてのし上がっていくと。ただ、『姦白宣言』と比べると、少々カタルシスが足りないような気がする。『姦白宣言』では女を1人堕とすごとに邪魔者を排除したり地位が上がったりと、確実にのし上がっているという実感を感じることができた。それに対して今作は、ヒロインを堕とす前とあとで変化が見えにくい。そのせいで目標に近付いているという達成感を感じにくくなり、ストーリーが平坦に感じられてしまった。もうちょっと高井田の妨害とか、強力なライバルとかがいても良かったんじゃないかな。
Hシーンはいつものつるみくという感じだ。ハードな凌辱メインで、主人公がターゲットであるヒロインに惚れてしまうなどということもなく、最後まで容赦なくいたぶり続ける。これまでつるみくの作品を好んでプレイしてきた人なら、期待を裏切られることはないだろう。ただ、今回は1番最初に製薬会社の研究員を堕とし、強力な媚薬を作らせるんだよね。2人目以降のターゲットはその媚薬を使うので、早い段階で感じまくりのアヘりまくりになる。なので、前作までにあったHというより拷問に近い雰囲気は薄くなっているかな。とはいえ、完全に理性を失い、鼻水も涎も垂れ流しでアヘるので、Hシーンが温くなったという感じはないね。
しかし、個々のHシーンは良いのだけど、全体として見るとワンパターンだなという気も。どのキャラもレイプ→イラマチオ→フィストファックorアナルという流れになっていて、意外性がない。これは『姦白宣言』のレビューでも書いたことなのだけど、ミドルプライスの『姦白宣言』に比べ、フルプライスになった本作はゲーム全体のボリュームが上がった分、余計に強く感じられてしまった。もちろん、「つるみく」というブランドのイメージを守らなければならないというのは理解できるんだけど、ブランドイメージを守りながらHシーンのバリエーションを増やすというのは不可能ではないと思うんだけどね。
シナリオ、Hシーン共にやや単調かなという気はするものの、これまでのつるみく作品が好きだった人なら楽しめる作品だろう。CG枚数が差分抜きで132枚、イベント数63というのも十分なボリューム。イラマチオやフィストファックが好きな人にならオススメできる作品といえるかと。オススメ度は☆3つ。
(by Suno)