電マ女と性感男
ZION | WindowsXP/Vista/7 | 800x600 |
ダウンロード版:3780円(税込) パッケージ版:3990円 | 1Play1時間 | 属性:ツンデレ、電気アンマ、ドSヒロイン |
難易度:1 | 2011/4/27発売 | オススメ:☆☆☆ |
ドSヒロインが繰り出す電気アンマ攻撃に昇天!
主人公・須賀寛一は、全身が性感帯という特異体質の持ち主で、ちょっとした刺激で勃起してしまう超敏感青年。そんな彼が夏休みを迎え、親戚の香田家で一ヶ月ほど暮らすことになったのだが…。親御さんがしばらく家を空けるため、せりお&勇士姉弟と一緒に生活することになる。そして、主人公の敏感体質の秘密を知ったせりおは、ドS心に火がつき、ことあるごとに電マ攻撃を仕掛けてきのだ! 毎日電マ責めを喰らううちに、せりおの魅力にハマっていく主人公。はたして、夏休みが終わるまでに、ふたりの関係はどのように変化していくのだろうか?
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まずは低価格ソフト恒例のボリュームチェックからいきまっしょい。基本CG39枚、回想19シーンという構成は、価格相応ってレベルだね。ただし、ストーリーはやや短め。ラスト直前にエンディング分岐用の選択肢が1回表示されるだけで、実質的には一本道のAVGなのねん。せめて最終分岐ポイントから物語を派生させ、読み応えのあるエピソードを描いて欲しかったなぁ。CG枚数はそれなりにあったけど、遊んだ実感としては2000円クラスのAVG相当。コストパフォーマンス的には微妙かも。
さて、ゲーム内容なんだけど、ユニークな設定のわりにオーソドックスな展開で正直「あれ?」って印象を受けたッス。確かに電マや足コキなどの責めが充実してるんだけど、物語中盤以降は女性上位のHから主人公がリードするHに変わってしまい、いわゆるツンデレな展開になっちゃうのねん。個人的にはヒロインがドSのまま突っ走り、変態チックな責めを繰り広げる内容の方が好みだったなぁ。というか、王道のツンデレ展開がダメというより、ツンのまま押し切るルートも欲しかったという感じ。ツンデレな展開だけだと、メリハリにかけ単調な印象を受けちゃうッス。
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これは完全に好みの問題なんだけど、主人公の性格設定が個人的にはミスマッチだった気がする。一人称が「俺」で、へらず口を叩く反骨精神旺盛なタイプゆえ、ヒロインのSっぷりが若干空回りしてる感じになっちゃうんだよね。一人称は「ボク」にして、女性の尻に敷かれるショタキャラを描いた方が、敏感体質やドSヒロインの設定を活かせたような気も…。また、本作はごく平凡な日常会話をメインにした構成で、物語が淡々と進んでいくのも残念なポイント。もう少し登場人物を増やし、ドタバタ感を盛り込んでも良かったんじゃないかなぁ。不満ばかり指摘したけど、ゲームの出来がお粗末だったワケじゃない。ただ単に、最初から最後までヒロインに責められるシナリオ展開も用意して欲しかっただけの話。ドS少女とのツンデレラブコメAVGとしては、大きな不満のない手堅い作品に仕上がってます。とくにゲームの魅力である「電マ責め」がイイ味出してますな! ブランコ、プール、電車、風呂など、ところ構わず電マ攻撃をしかけるせりおのSっぷりが最高でござる。Hシーンのクオリティは高いので、絵が気に入れば価格相応の満足感を得られるハズ。生粋のドMプレイヤーにとっては生ぬるい展開に感じるかもしれないけど、ツンデレ好きにはオススメ。せりおの魅力にヤラレタ人に是非。
(by イ・ヤン提督)