褐色の性戦士アイシャ

性奴隷とされた女戦士の運命は？

戦士として多くの人々に慕われているアイシャは、ある日事件に巻き込まれてしまう。王族の1人が何者かに殺害され、アイシャと侍女のファラがその犯人とされてしまったのだ。潔白を訴えるアイシャだったが2人は投獄されることに。過酷な牢獄生活の中で判断力を失ったアイシャは、貴族カリーファの甘言に乗り、奴隷契約を結んでしまう。性奴隷に堕とされたアイシャの運命は!?

©CYCLET

尖ったゲームをいくつもリリースしてきたCycの低価格ブランド・CYCLETのデビュー作。昨今はいろいろな社会的情勢もあって、大人しめのゲームを出すブランドが増えてきたけど、このCYCLETのコンセプトは「ハードなエロはもちろんのこと、インモラル、人外、グロなど……。美少女達が喘ぎ/叫び/嗚咽する過激な性描写満載の低価格製品専門のブランドが誕生しました」ということらしい。Cycといえばエログロがウリの1つだっただけに、そのウリを取り戻せるか注目しながらプレイしてみた。

プレイした結論からいえば、看板に偽りナシ。というか、想像のはるか上を錐揉み飛行しながらカッ飛んでいったという印象だ。この作品のあらすじだけ読めば、気位の高い女戦士を性奴隷として調教していく作品だと考える人が多いと思う。だけど実際の作品は「調教」というより「拷問」がメイン。エログロというよりはグログロという感じなんだよね。ゲーム序盤こそ失神するまで輪姦なんていう温めのプレイが続くけど、中盤以降は人体改造、屠殺、ダルマ、食人なんていうグロのオンパレード。あるいはアイシャを孕ませ、臨月を迎えたところでハードなセックスによる強制出産、生まれた赤ん坊は精液で窒息死させアイシャは精神崩壊……なんていう「これ、大丈夫なの？　ヤバくない？」なんて思ってしまうイベントがCG付きで用意されていたりする（一応、赤ん坊にはモザイクがかかっていたけど……）。アイシャが幸せになるエンディングは1つもないし、グロに耐性がないとまったく受け付けないだろうね。

©CYCLET

でもそういう一切の容赦のない内容だからこそ、グロ好きな人にとっては最高の作品だともいえる。強力な媚薬を投与されて手足を切断され、肛門に焼けた鉄棒をねじ込まれて絶頂の中で死を迎えるなんていうイベントは、グロや拷問好きのプレイヤーには堪らないんじゃないかな。ダルマ化もハッキリとわかるCG付きだしね。椎咲雛樹氏原画のCGはカワイイ系の絵柄でレベルも高いし、サクサクとテンポ良くイベントが発生するゲームシステムも好印象。1プレイは短めだけどエンディング数が多いので、トータルでのプレイ時間はそれなりになり、ボリューム不足も感じない。繰り返しプレイしてもイベントの使い回しはそれほど多くないので、プレイ中に飽きてしまうこともない。こうした点はヌキゲーとしてツボを押さえているなという印象だね。CG枚数は差分抜きで27枚、イベント数39というのも、価格を考えれば悪くないボリュームだろう。

とにかく過去に自分がプレイしてきた凌辱系ゲームの中でも、最高レベルのグロさを誇る1品。パッケージやサンプルCGだけを見ていると、ごく普通の凌辱ゲームに見えてしまうけど、そんなものでゲームを判断してはいけないという見本みたいな作品ですな。とにもかくにも、生半可なドＳでは拒絶反応を示してしまうのは確実だろう。オススメ度はグロ耐性のない人は☆1つ、グロ耐性アリの人は☆4つとしたい。「凌辱系なんていっても温いゲームばかりだ。もっと凄いのはないのかよ」と思っている人は、是非プレイしてほしい作品だ。

攻略

   使い方

エンディングは7種類あって、そのうち5つは移動画面で同じ場所に移動し続ければ見ることができる。残りの2つは特定のイベントを見た場合にのみ発生するもので、やや難易度が高いので選択ミスをしないように気を付けよう。

（by Suno）