相姦遊戯前編
バニラ | 片面一層 | 本編:24分53秒 | Standard(4:3) | 属性:近親相姦、母 |
逆らうことの出来ないエロ双六
BLACKRAINBOWの相姦遊戯がアニメになって登場した。前後編の2巻構成のようで、今回発売された前編は原作ゲームのほうでは「母・あおい編」にあたるものだと考えてよいだろう。どのように構成したのか気になる人も多いんじゃないかと……。
© BLACK RAINBOW/デジタルワークス
本編のほうはいきなりだが、ゆうじが母を責めているシーンから始まっている。でもなんといえばいいのか……。必死に腰を振るゆうじに対して、「今日の晩ご飯は何にしようかしら?」などと考えながら受け入れている母のあおい。いきなり冒頭からシュールだな〜、とか思ってしまった。だが、突然中出しされる恐怖を感じて焦り出す(?)展開になっていたので演出なのかもしれない。個人的には、少ない時間へ無理やりというほどに詰め込まねばならないゲーム原作のエロアニメで、そのようなシーンは本当に必要なのか疑問を感じてしまった。いや、中出しをされそうなことを悟ってからのシーンは必要な部分だけど、その前の部分がね。そのあたりはもっとほかのシーンに割いたほうがよさそうな気がするんだけどなぁ〜。3分半ぐらいまで母子相姦シーンとなっている。
© BLACK RAINBOW/デジタルワークス
その後は意外に長く日常生活的なものや双六の導入部などに時間を取られていて、運命の最初のダイスを振るのは9分20秒あたり。エロアニメとしては展開がスローモーな感じがするかな。最初のカードは「抱擁」で次が「接吻」と、原作同様最初は大人しいイベントだ。強制力が働いて当人たちの意志を無視してイベントカードの通りになるのは「接吻」が最初で12分あたり。くぅ〜〜〜、もう本編半ばじゃないですか〜。見ている人をわざと焦らしてませんか?(爆)
さり気なくゲームをやめようとしたあおいに、強制力が働いてゲーム続行となる後半からが本作の見どころじゃないかな。「脱衣」カードで2人とも全裸になり、「口腔交接」で69でお互いイカされることに……。ゲームは強制的に継続され、ついに「筆卸」で禁断の一線を越えさせられ、「乳奉仕」でのパイズリからの顔射、「連続射精」とエロの密度が急に高まっていく。原作のイベントからすればもっと詰め込むことも可能だと思うんだけど、(おそらく日常とのギャップを感じさせるために)前半で日常描写を長めにとっていたからエロの大半は後半に固まってしまっているという感じだ。
総合的に見てエロアニメとしての平均は上回っている出来かと。原作ファンやヒロインが強制的に操られてしまうというシチュエーションが好きならばお薦めしたいかもしれない。少なくとも、レンタルで見かけたら借りて見るべしだ。ただ、タブーを犯しているわりに母あおいの抵抗が弱いので、過剰に期待しているとがっくりしてしまうかも。
個人的には、原作のイベントがしっかりしていただけにアニメは作りやすかったんじゃないかと思ったりして。原作ゲームをきれいにまとめた感じの構成といえる。ただ、本作のほうは、ほぼ全画面がモザイクになるような作りの部分があったので、そのシーン演出だけはどうかと思った。全体的にみればバニラのアニメ作品の中ではかなり出来のよいほうじゃないかな。「姉・ゆり編」にあたると思われる後編のストーリー展開とエピローグが非常に気になるところだ。後編にも期待したい。
(by 天城螢)