義妹(いもうと)
バニラ | 片面一層 | 本編:25分55秒 | Standard(4:3) | 属性:兄妹 |
禁断の領域に踏み込む2組の兄妹
© デジタルワークス
幼なじみで愛し合っている白郎と水音。それを覗き見て興奮している水音の兄・光留……。そんな光留は白郎の妹である秋水にそそのかされて2人の仲を裂くことになるのだった。本作は倫理関係の都合上、いきなり再生直後に「二組の兄妹が出てきますが、血のつながりはありません」とゆ〜表示がある。ビデオの倫理機構は、2008年4月の現状ではその設定だけでアウトだからねぇ。義理の兄妹にしないと審査が通らないのです。実の兄妹はNGなんですね〜。こればかりは審査基準が変わらない限りどうにもなりません。見る側としては、やむを得ない大人の事情と割り切るしかないでしょう。
© デジタルワークス
ストーリーの序盤は白郎と水音の禁断のHが描かれている。演出的にはやや単調な気はするが、ほぼエロシーンの連続なのでおかずとしては間違っていないだろう。水音はボクっ娘なので、そういうしゃべりのヒロインが好みじゃない人にはあまり好かれない設定かもしれませんけどね。8分過ぎまではエロシーンが続いている。その後は、秋水に挑発されて(?)光留に襲われる中盤14分頃までしばらくエロなしだ。
しかも、その後はエロアニメとしてはやってはいけないのではないかと思われる展開もあっておそるべし。白郎が女装して秋水のフリをして光留に接していたっていうのはどうなのさ? 中盤のエロのあとは光留と秋水とのエピソードかと思わせておきながら、20分ちょっと前に突然そんなことを明かされる。こういう(実は女装してたって)展開は勘弁してほしいなぁ〜。終盤でお互いに兄妹でラブラブになるための演出とはいえ、こんな展開にする必然性は全然ないんだし、よほどネタに困ったんだろうか……。見ている人の多くが萎えてしまいそうな展開でがっかりだ。ラスト直前の兄妹2組のSEXはいいんだけどね。
作品を全体的に見てみると、白郎が水音と秋水と関係を持っている状態から、光留を仲間に引き込むといった感じなので、見る人によって印象が変わってきそうかなという気がする。それと1話完結タイプのエロアニメとしてはかなり微妙。ストーリー志向ならば1話に詰め込むのは無理で薄味といった感じの印象を受けると思うし、エロ目的だとエロシーンの少なさが厳しいんじゃないかと……。おそらくは中途半端なものになっているという印象を受ける人が多いと思う。でも、レンタルで見るならありでしょうってレベルにはなっているかな。
(by 天城螢)