借金姉妹 第一章 奴隷誓約書
BOOTLEG | 片面一層 | 本編:26分18秒 | Standard(4:3) | 属性:奴隷、姉妹 |
借金取りから姉妹を買い取り……
© Selen/BOOTREG
主人公の大倉弘之はファミレスDanhy'sで学園が禁止しているバイトをしていた宮森香帆を見かける。その口止め料として香帆に弁当を作ってもらえることになった。ただし、その弁当は700円と有料だ。美味しくて毎日作ってもらっていたが、弁当のことが香帆の姉で担任教師である香純にばれてしまう。お金を取るなんて……と怒られた香帆はこれまでの金額を返し、もう弁当は作れないと言ってくる。香純に文句を言いにいった主人公は、宮森家が膨大な借金を抱えていて悪質な借金取りに困っていることを知るのだった。風俗嬢になれと言われて困っていた香純の代わりに利息分の5万円を支払って借金取りを追い返したのだが……。
本編はご主人様である主人公の元へおねだりに来た香純とのHから始まる。ところが困ったことに、ここはエロとしては使えないレベル。下着姿でオナニーしながら求めてくる香純と、彼女に愛撫をし始めたところ(2分ちょい前)でタイトル画面のご登場だ。なんて邪魔な……(笑)。その後は学園のシーンになり、しばらく状況説明となるストーリーが続いていく作りとなっている。宮森家が借金をしていることを知るところまでで映像は6分まで進んでいってしまう。この段階でエロが少ないのではないかと不安がよぎる人も多そうだね。
香純が連帯保証人になっていたために2000万円の借金を抱えていることを知った主人公は、彼女を助けるために3日間学園を休む。自らの資産1000万円を株式投資で倍増させて、2000万円を香純に渡してそれで返済をするよう申し出るのだった。渡した2000万円は無利子にするし少しずつ返してくれればよいからと。しかし、その申し出を香純に断られた主人公は、香純がほかの男に抱かれるぐらいならば……と、彼女を買い取ることを決断するのだった。そのあたりエピソードがなんと10分過ぎまで綴られていた。エロアニメでもう半分近くまで実質的なエロなしというわけだね。驚きのストーリー展開だ。
10分過ぎになってようやく登場するエロシーンは、冒頭での香純のHシーンの続きではない。借金のカタで香純を買い取った主人公が彼女の処女を奪おうというシーンとなっている。奴隷契約を確認させているが、なぜか借金額が3000万円に増えていた(笑)。なんだかずさんな作りだなぁ〜。肝心な処女喪失シーンは、静止画のフェードイン/フェードアウトで通過してがっかり。「なんだよそれ?」と思わされる人のほうが多いだろう。その後は唐突に冒頭での香純のHシーンの続きとなって、騎乗位でHしているシーンとなる。このシーンは動いているものの、カクカクしていて手抜きが目立っている感じがする。ピロートークで妹のことを話題にされ、香純が慌てるシーンなども含めてシーンが終わるのが16分。この中盤でのHシーン自体は短めといったところだね。
© Selen/BOOTREG
終盤にかけては香帆を奴隷に堕としていく話が語られるが、いきなり主人公が豹変していてビックリさせられるかも。19分過ぎで香帆の奴隷誓約も終わり、メイド服を着せてのご奉仕Hで第一章の締めへ向けて進んでいく。フェラを躊躇う香帆の初々しい反応がちょっといいかもしれないが、動きがカクカクでアニメ的には不満かな。23分付近で香帆の処女喪失シーンとなりエンディングになるといったところだ。こちらはちゃんと動いていたのでご安心を……。
正直いって、エロが中盤と終盤の2つだけという印象なので、エロ目的の人たちにとっては厳しい感じの作品だと思う。一作目だから世界観を伝えるほうに力を入れたのかもしれないが、あまりにも低いエロ密度は少々問題ではないだろうか。パラパラアニメ的な動きになっているのも気になるしね。この作品の購入を検討しているのであれば、購入前にレンタルして確認をしたほうがよいかもしれません。
※なお本作中で語られている株式投資で資産を3日で倍増しているシーンは、現実ではまずあり得ない幻想です。本気でこのようなことができるなどと信じてはいけません。
(by 天城螢)