姦白宣言
つるみく | WindowsXP/Vista/7 | 800x600 |
パッケージ版:4190円(税込) ダウンロード版:3990円(税込) | 1Play6時間 | 属性:調教 |
難易度:7 | 2012/6/15発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
財閥総帥の座を射止めるために女たちを調教!
©つるみく
園田財団の理事を務める主人公の元に、1つの連絡が届いた。財団総帥・園田幸一郎が危篤状態に陥ったというのだ。財団は幸一郎の娘・園田百合を総帥代理とし、百合の元で次期総帥選抜が行われることになる。主人公もそれに参加することになるが、主人公は百合を調教し、自分の手駒することを考えるのだった。
つるみくの新作は巨大財閥を舞台にした、鬼畜系AVG。ミドルプライスの作品ということでストーリー的にはあまり期待していなかったんだけど、それは良い意味で裏切られたかな。総帥候補者同士の腹の探り合いや暗闘といった部分が非常によく描かれていて、内容の薄いヘタなフルプライスのゲームよりボリュームがあるんじゃないかと感じてしまった。どんな汚い手段を使っても総帥に上り詰めようとする主人公のスタンスも最後までブレないし、日常パートの出来はかなり良い感じだね。低価格ソフトやミドルプライスは内容が薄いのがちょっとなぁ……なんて考えている人にもオススメできる作品といえるんじゃないかな。
HシーンはCGが差分抜きで50枚、イベント数が93あるので、ボリュームは十分。CG枚数こそミドルプライス相応だけど(とはいえ価格を考えれば十分な枚数だけどね)、イベント数はフルプライスのゲームと比べても見劣りしないレベルになっているしね。中にはやや尺の短いイベントもあるけど、トータルで見ればかなりの尺になり、コストパフォーマンスは非常に良いといえるんじゃないかと思う。ただ、ちょっと気になったのが、調教パターンが全キャラほとんど同じであるということ。最初に力尽くでレイプして監禁、媚薬を投与してアナル、トドメにに輪姦というパターンがどのキャラも共通になっている。もっとキャラの特徴が出るような調教とか、相手の弱みを突くような調教があれば、さらに楽しめたと思うんだけどね。
©つるみく
それから、昔のつるみく作品に比べると、調教のハードさがややトーンダウンしているような気が……。例えば調教するヒロインに乳首ピアスを付けるのはつるみく作品のお約束。もちろん本作にも乳首ピアスは登場する。ところが肝心のピアスを付けるシーンは描かれていないんだよね。秘書に向かってピアスを付けておくように命令するだけで、次のイベントではいきなりピアスが付いた状態でイベントがスタートすると。ピアスを見せられてヒロインがおびえる様子とか、乳首に穴を開けられて「ひぎぃーっ!」となる様子とかをもっと描写して欲しかったなぁと思ってしまう。また、おまけモードの中から攻略のヒントを見ることができて、そこを読むと攻略難易度を下げ、CG回収も楽になっていると書かれている。攻略難易度が下がっているというのは本当で、このヒントを読めば問題なくエンディングは見られると思う。だけど、CG回収はやっぱり、かなり手間がかかる。つるみくの作品は、CG回収の手間がかかりすぎるのが嫌だと思っていた人は、ちょっと注意した方が良いかもしれない。
つらつらと不満点を書いてしまったけど、ゲーム全体の完成度はかなり高いという印象の1本。鬼畜凌辱系作品が好きなプレイヤーになら、安心してオススメできる作品だろう。というわけで、オススメ度は☆4つ。サンプルCGなどを見て、グッとくるものがあるならプレイして損ナシ。
(by Suno)