姉と俺はナカがいい

姉の誘惑で理性が壊れちゃう!?

主人公に事前相談もせずに勝手に陸上部への入部を決めてきた姉の翠子は、両親を亡くした主人公にとって唯一の家族。しかし、その性格は悪魔のようであり、主人公の平穏な生活を脅かしていた。そう、主人公をいじって遊ぶのが生き甲斐なのである。同居人の茜さんの前でも翠子は容赦なくオモチャのような扱いをしているのだが……。この頃は本気で困った顔を見せなくなり、主人公の反応が乏しくなったと感じた翠子は、添い寝やキスまでして誘惑してくるようになった。はたして翠子の誘惑で姉弟の関係はどうなってしまうのか!?

強引でわがままな姉に振り回されるシチュエーションを描いた低価格作品。数々の誘惑を仕掛けてくる翠子に抗う主人公が見どころ。翠子がＨなことをするたびに対価（？）として強引にいろいろな約束させられていくのだが、なかなかエロい展開にならないのがもどかしい。手コキや足コキでオモチャにされ、プレイヤーが焦らされる展開が待ち受けている。姉弟が禁断の関係に進むのかと思いきや、保護者的な存在の同居人である茜に「姉弟で過ちを犯さないように」と抜かれて射精管理されてしまう。

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序盤から翠子寄りじゃない選択肢を選び続けても、翠子のシナリオへ戻されるのはタイトルゆえに妥当な展開。翠子とＨして処女を頂いてしまったら、弟と引き離されることだけは避けたいと考える翠子が茜を犯って仲間に引き入れようとすることになる。急にエロシーンの出現ペースが上がるから、おかず的にはよいかもしれない。逆に翠子寄りの選択肢を選び続けると茜は重要シーンでしか登場しなくなって、姉弟で駆け引きをするルートに入る。毎日のように翠子の機嫌が変わるが、姉弟仲良くＨを繰り返し、微妙な関係を楽しんでいる展開だ。所々で姉弟の立場が逆転するのが見どころとなる本作のメインルート。このルートで姉の本音を知ってからもう一度プレイし直してみると、初回プレイと印象が変わってもう一度楽しめるんじゃないだろうか。

どちらのルートもテキスト量は低価格ソフトにしては多いほうかなという印象だ。ルートにより翠子の処女喪失が異なるので、処女スキーな人には嬉しいかもね。ほかには、すべてのエンディングを見るとプレイできるようになるEXTRAシナリオもある。これは茜がぶっ飛んでしまい、主人公をそそのかして翠子を孕ませようというもの。茜の性格が変わってしまっていて、本編とのギャップが楽しいシーンだといえる。

ちなみに、本作は基本CG29枚と28シーンで構成されているので、税込3990円であることを考慮するとコストパフォーマンスはよくない。半分の価格の低価格ソフトを2本遊んだほうが嬉しいと考える人のほうが多いんじゃないかと思う。姉に誘惑されて理性と欲望の葛藤を味わう主人公を楽しみたい人ならばといったところかな。

攻略

   使い方

用意されているエンディングは4種類。最初の2つの選択肢でルートが分岐し、最後の選択肢でエンディングが分岐している。4種類とも見てもCGとシーンが100％にはならない。タイトル画面のEXTRAからおまけシーンを見て回収しよう。

（by 伊織舞也）