イカレタ教室〜こんなのが当り前の授業風景!?〜
TinkerBell | Windows98/Me/2000/XP/Vista | 800x600 |
8800円(税別) | 1Play7時間 | 属性:輪姦、不条理 |
難易度:4 | 2008/2/22発売 | オススメ:☆☆☆ |
1冊のノートから始まる不条理な凌辱劇
全寮制の学園に通う羽田遥は、自室が雨漏りするようになってしまい、別の部屋に引っ越すことになった。友人の譲原由貴、間宮真理子に手伝ってもらい、引っ越しは無事に終わるが、そこで3人は1冊のノートを見つける。そのノートには学園で繰り広げられるエロい妄想が書き連ねてあり、その中に登場する女のコたちは、3人にそっくりだった。そして、その翌日からノートに書かれていた妄想が現実となり……。
©TinkerBell
最初にいってしまうと、このゲームはかなり好みが分れると思う。まず、主人公格の男キャラが1人も出てこない。凌辱者として男キャラは登場するわけだけど、男たちに個性などは一切無く、キャラA、キャラBという扱い。従って物語はヒロインである遥、由貴、真理子の視点で進んでいくことになる。女性視点というだけで結構好みが分れてしまうんじゃないだろうか。次に最後までプレイしても物語の謎が解き明かされることがないという点。物語はゲーム中で「イカレタ世界」と表現されている、不条理な世界に入り込んでしまったヒロインたちを描いたものなわけだけど、「イカレタ世界」の正体は何なのか、なぜ3人がこの世界に入り込んでしまったのかなど、いくつもの謎が謎のまま終わってしまう。そう言う不条理系のストーリーを受け入れられる人じゃないと、このゲームを楽しむのは難しいと思う。逆にそうした点を受け入れられるなら、ヌキゲーとして十分楽しめる内容だろう。
ちょっと残念だったのが、キャラの個性が生かし切れていなかったということ。元気で気の強い遥、清純で大人しい由貴、真面目な委員長タイプの真理子と性格設定はしっかりとしているんだけど、日常イベントなどがまったくないため、この性格設定が活かされていないんだよね。Hシーンに入ってしまえば、3人ともひたすら犯されているだけだし。そのおかげで、プレイしていてキャラに感情移入することが難しかった。プロローグの段階で、正常な世界での日常生活、特にクラスの男子学生たちとのつきあいなどをしかりと描いていれば、もっとキャラに感情移入できたと思うんだけどね。
©TinkerBell
Hシーンは輪姦特化型。ほとんどのシーンが複数の男に、ヒロインが輪姦されるものとなっている。輪姦モノというと、力ずくで犯しまくるというのがセオリーだけど、このゲームではヒロインの羞恥心を煽るような輪姦になっているのがユニーク。羞恥心を煽られ、嫌がりながらも感じてしまう……というヒロインが女性視点でしっかりと描かれているのがGood。そして、ヒロインを凌辱する男たちが、罪の意識をまったく持っていないのも面白い。こうした凌辱モノだと、凌辱する男たちも、これは悪いことだと分かって凌辱しているのが普通。悪いことだと分かっちゃいるけど止められない、というパターンだ。ところが、この「イカレタ世界」の男たちはヒロインを凌辱することが悪いことだなんて、まったく想像もしていない。だから、妙に明るくて脳天気。さらに犯されるヒロインも、そこが現実世界とは別の「イカレタ世界」だと認識しているので、かなり冷静だったりする。この2点が相まって、淡々としていながら異様という、独特の空気感ともいうべき雰囲気を生み出しているんだよね。それから、TinkerBellの凌辱モノというと『蠱惑の刻』や『淫妖蟲』のような人体改造にも近いヘビーなものを想像してしまう人もいるかもしれないけど、このゲームにはそうしたグロテスクなイベントはない。この点は不満点というわけではないし、プレイヤーの好み次第ではあるんだろうけど、一般的に受け入れられやすいんじゃないかな。
ゲームのボリュームとしてはCGが差分抜きで74枚、イベント数が69というところ。イベント数はかなり多く見えるけど、1つのイベントをシーン回想モードでは複数のイベントとしてカウントされているので、実際はもう少し少ない。それでもフルプライスのゲームとして、十分なボリュームはあるので、物足りなさを感じることはないだろう。スッキリとしたオチのない、不条理系のストーリーは嫌いという人は、プレイしてもストレスが溜まるだけだと思うので回避推奨。反対にそうしたストーリーがOKという人なら、ヌキゲーとして楽しめるんじゃないかな。というわけで、トータルでのオススメ度は☆3つ。一風変わった輪姦ものをプレイしてみたという人にオススメしたい。
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攻略
凌辱から逃げ出すような選択肢を選ぶと、バッドエンド直行。凌辱は積極的に受け入れなくてはならない。凌辱される場所の選択に関しては、エンディングへの影響はないので、好みで選んでしまって構わない。エンディングに影響するのは、終盤の誰が休むかという部分。1人だけ休みを取らないとそのキャラのエンディング、2人が休みを取らないと3人エンド、全員が休みを取っていればハッピーエンドだ。
出席 |
☆セーブ1 |
逃げる |
【バッドエンド1】 |
☆セーブ1から |
大人しく従う |
☆セーブ2 |
体育館 |
後 |
【バッドエンド2】 |
☆セーブ2から |
プール |
前 |
☆セーブ3 |
運動場 |
逃げる |
【バッドエンド3】 |
☆セーブ3から |
プール |
大人しく従う |
☆セーブ4 |
パイズリ |
『平常心を保つテスト』 |
運動場 |
由貴 |
由貴 |
由貴 |
☆セーブ5 |
真理子 |
【遥エンド】 |
☆セーブ5から |
遥 |
【真理子エンド】 |
☆セーブ4から |
騎乗位 |
『観察力と記憶力のテスト』 |
プール |
遥 |
遥 |
☆セーブ6 |
遥 |
☆セーブ7 |
真理子 |
【由貴エンド】 |
☆セーブ7から |
遥 |
【遥&由貴&真理子エンド】 |
☆セーブ6から |
由貴 |
真理子 |
【ハッピーエンド】 |
欠席 |
《イベント終了までプレイ》 |
(by Suno)