おねがい♪ ご主人さまっ!〜えらん編〜
Abelia | Windows98SE/Me/2000/XP | 800x600 |
ダウンロード版:2100円(税込) | 1Play4時間 | 属性:コメディ、メイド、しぃし〜、ロリ、悪魔、天使 |
難易度:2 | ダウンロード版:2007/5/1発売 | オススメ:☆☆☆ |
悪魔っ娘がメイド?
格安で念願の館を手に入れることができた主人公の三条朔は、館の備品(?)でメイドの鹿目静宮から侍女法により館の規模に見合うだけのメイドを雇う義務があると聞かされた。メイドを急募したものの、予算がなくてはまっとうな人が集まるわけもなく、館に封印されていた悪魔娘のえらんもメイドとして雇うことになるのだった。
この作品は2006年11月24日に発売された『おねがい♪ ご主人さまっ!』からヒロインをえらんだけに絞ったダウンロード版だ。登場キャラの設定などがわかるオープニング部分は弥生編にしかない。オープニング部分はないが、ハーレムエンドのほうは収録されている。
えらんはドジな悪魔で見た目がロリな自称「魔界のプリンセス」。炎を燃やすと興奮して濡れてしまうとか、おねしょしてしまうとか、コメディ的なストーリーの盛り上げにそのあたりの設定が役立っている感じかなぁ。問題はまったくメイドらしくないこと。魔界のプリンセスを自称するだけあって気位が高くてわがままで、むしろ逆に主人公を下僕かなにかのように思っているかのよう。メイドさんを求めているユーザーにえらん単体と受け取られかねないタイトルで販売するのは結構チャレンジャーに感じるんだけど大丈夫なのかな? 実際には本作のエンディングは、えらんだけでなく静宮のものも用意されている。二重人格だけど一番メイドさんっぽい登場キャラなんだから、えらん&静宮編にしたほうがよかったんじゃなかろうか? 静宮はほかのヒロインよりもイベントが少なくてサブヒロインだからタイトルに含めていないのかもしれないけど、ちょっともったいないかもしれないね。
©2006 Abelia
ストーリーのほうは、矛盾点があって個人的には今ひとつのめり込むことができなかった。後半で襲撃された際に主人公が弥生に「オマエなら軽く転移してこれるだろ。助けに来い!」と明らかに矛盾したことを言っている。弥生は転移魔法だけは絶望的にダメだと弥生編で語られているだけでなく、えらん編の中でもその話が出てきているわけで、シリアスなシーンで明白な不整合があるとシラケてしまう。もう少しシナリオのチェックはしっかりやってほしいですね。そのシナリオの矛盾点を除けばまずまず楽しめただけに残念だったかな。
システムのほうはそれほど問題がないのでまずまず快適にプレイできるはず。ボリュームのほうをチェックすると、CGモードの枠は27個で回想は20種類となっている。だが、各ヒロイン編に共通のハーレムがそれぞれ2つ登録されるので、複数購入する場合はそのぶんを差し引いて考えたほうがよいだろう。
メイドさん萌え〜なモノを激しく求めている人にはお薦めしがたい作品ではあるけれど、コメディやロリっ娘、それとしぃし〜が好きな人ならばそこそこ楽しめると思う。絵柄とお転婆娘が好きな人はいかがでしょう? あと、これが重要な点ですが、自分は弥生編とティアー編もプレイしているんですよね。本作を単体でプレイした人の場合、作品に対する印象が異なる可能性もあるかもしれません。
攻略
パッケージ版と出現する選択肢が若干違うのでSunoの攻略チャートを元にえらん編のチャートを用意してみました。それにしても、○○編というタイトルにそれ以外のキャラのエンディングがあると、何のCGやシーンが漏れているのかわからずにアセりますね〜。
俺が持ってる |
☆セーブ1 |
弥生を呼ぶ |
追い出す |
☆セーブ2 |
中出し |
中出し |
自分で消す |
もっとしたいよ |
【えらん妊娠エンド】 |
☆セーブ2から |
外出し |
外出し |
自分で消す |
もっとしたいよ |
【えらんエンド】 |
☆セーブ1から |
静宮を呼ぶ |
温めてあげる |
外出し |
外出し |
静宮を呼ぶ |
もう充分だよ |
諦める |
静宮を呼ぶ |
【静宮&えらんエンド】 |
「はじめから」を選んで「ハーレムシナリオをプレイ」 |
(by 天城螢)