仮面の拷問士
Lilith | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
ダウンロード版:1800円(税別) | 1Play3時間 | 属性:女騎士、拷問、ファンタジー |
難易度:1 | 2006/9/22発売 | オススメ:☆☆☆ |
誇り高い女騎士たちにHな拷問を施すAVG
主人公のキルトは、人間でありながら魔族の軍に所属し、諜報活動や拷問などを専門とする情報将校として活躍していた。大国ザクゼンの有力貴族だったキルトだが、権力闘争に敗れ国を捨て、放浪を繰り返すうちに魔族の将となったのだ。人間の領土に深く侵攻した魔族軍は、現在エスリア公国の城を包囲している真っ最中。ところが、聖剣を駆る剣豪王女ミエルの張った結界を破れず、城門手前で足止めを喰らうハメに…。10日以内に結界を破り城を落とさないと、人間たちの援軍に挟撃されてしまう! というわけで、諜報活動が得意なキルトは、王女ミエルを捕獲し、結界破りの方法を聞き出そうとするのだが…。じつは王女ミエルは、主人公が人間の貴族だった頃に将来を誓い合った相手だったのだ…。人間だった過去を捨て仮面を被っている主人公は、魔族の将に徹しミエルを辱めるのだろうか?
このゲームは王女ミエルを捕らえ、Hな拷問を施していく展開のAVG。拷問を施すシナリオなので調教SLG的なシステムを想像しがちだが、お手軽なコマンド選択式のAVGになっている。しかも、選択肢は二択で、その数も1つというシンプル構成だ。育成SLG的なゲームは面倒だって人には大歓迎なシステムかもしれないけど、個人的には物足りなさを感じたッス。自分の意思で調教コマンドを選べないので、「この調教方法ではゲームオーバーになるかも…」、という緊迫感が感じられないのだ。10日で援軍が到着するという切羽詰まった状況なので、「効率よく調教を施さないと敗北する」といった、スリリングな緊迫感をシステムで演出した方が良かったと思う。二択選択肢1つでは、そういうハラハラ感やドキドキ感は演出しきれないと思う。リリスの人気作『姫騎士リリア』のような調教システムの方がマッチすると思う。プレイヤーの自由度がないため、せっかく捕らえた女騎士マリーとローゼも活かし切れてない気がした。
©Lilith
低価格ソフトにゲーム性を求めてない人なら、選択肢が1つしかない構成でも十分満足できると思うよ。ゲーム性が乏しくても、原画の魅力、Hの描写が秀逸なのは確かだし。誇り高い女騎士が屈辱に顔を歪ませるシーンは、もう設定の勝利ですな。高貴な身分の女性がボロボロになっていく姿は、拙者のようなドSの人にはたまらんです。Hシーンのエロさだけでなく、水責め、逆さ吊り、スリーパーホールドなどの普通の拷問シーンも独特なエロスが漂っててイイ! ファンタジーならではの触手責めもあるしね。調教イベントの多彩さ、守備範囲の広さが魅力のひとつだ。贅沢を言わせてもらえれば、もうちょっとCGの絶対量があれば良かったんだけどね。
気になるボリュームは、差分計算しない基本CGが32枚、回想12シーンという構成。『装甲騎女イリス』の48枚、27シーンという破格のボリュームに比べると見劣りするが、一般的な低価格ソフトの水準はクリアしてると思う。しかし、「安い・エロイ・ボリューミー」と三拍子揃っているのがリリス作品の魅力なので、CG40枚の大台はキープしてほしいところだ。というワケで、ゲーム性が乏しすぎる部分で評価が分かれるとは思うけど、Hシーンを見るだけでも十分満足できると思うので、拷問好きなドSな人に是非!
攻略
選択肢が1つしかないので、攻略というには大げさだけどね…。一応、ボリュームやゲーム性を見極める判断材料にしてほしい。選択肢は少ないがテキスト量は豊富なので、軽すぎる印象は受けなかったよ。
ハーレムエンド |
ミエルを集中的に拷問する |
バッドエンド |
マリーとローゼを拷問する |
(by イ・ヤン提督)