姫騎士リリア〜魔触の王城に堕つ〜
BLACK LILITH | Windows98/2000/Me/XP | 640x480 |
1800円(税別) | 1Play2時間 | 属性:姫、触手調教 |
難易度:5 | 2004/8/28発売 | オススメ:☆☆☆☆☆(コストパフォーマンス) |
誇り高き姫将軍を堕落させよ!
©LILITH
主人公のディルクは、ルーフェン王国の王子。若い頃から自堕落な生活を繰り返していたため、次期国王としての資質に欠けると陰口をたたかれるダメ王子だった。有力貴族や諸侯の間では、ディルクの腹違いの義妹・王女リリアを次期国王に擁立しようという動きまで出てくる始末。リリアは勇敢な女性で「白の姫騎士」との異名で呼ばれるほどの女傑だったのだ。そんなある日、国王が病に倒れたため、本格的な王位継承問題が持ち上がってきた。このままではリリアに王位を奪われてしまう…。権力欲が旺盛なディルクはなりふり構わず、魔族出身の参謀キリコの助言を受け入れ、形勢逆転を狙って王国の乗っ取りを画策することに。ディルクは王位を継承できるのだろうか?
このゲームはは、プレイヤーがディルクとなり、玉座を手に入れるため王女リリアとその母王妃レイラを調教していくSLG。主人公は魔族と手を組んだため、その契約として魂が堕落していくときに発生するエナジーを悪魔に差し出さなければならない。つまり、リリアを堕落させたときに生じるエネルギーを悪魔に納め、王国乗っ取りの手助けを求めるわけだね。各調教コマンドには獲得できるエナジーが設定されているので、高エナジーのコマンドを優先的に実行していけば調教は比較的簡単に成功する。その辺のノウハウは、ヘルプの中にある攻略ヒントを読めばOKだ。行き詰まる心配はない。
この作品はリリスの低価格ソフトで、ダウンロードサイトのランキングを見ると、2004年度の2位、累計8000本を越える人気を誇っている。ほかのダウンロードサイトの売り上げを合算したら、万本越えを達成してるんじゃないだろうか? ゲームをプレイしてみれば、その人気の秘訣も納得だ。よく出来た世界観、濃厚なHシーン、魅力的な絵などなど、基本がガッチリ押さえられている感じ。私お気に入りの『女捜査官レイ&風子』に通ずる、丁寧な作り込みがポイントだね。
気丈な姫、清楚な王妃をムチャクチャに調教する展開は、鬼畜ファンの好きな定番シチュエーション。人気の秘訣は設定的の勝利という側面もあるかもしれないね。ただ、『女捜査官〜』に比べると、CG差分が若干少ない感じで、CGモードに登録されるイベントも28シーンとやや少なめ。『女捜査官〜』は36シーンだったので、ボリューム感はやや劣るかもしれない。しかし、低価格ソフトとしては平均的なイベント数を確保してるし、お値段も税込み1890円と『女捜査官〜』より315円お安い。CGモード1エリア単価が『女捜査官〜』61.25円、『リリア』67.5円と価格差は拮抗してるので、お買い得度は両者☆5つに相応しいと思う。この戦力の拮抗ぶりは、イゼルローン要塞とガイエスブルグ要塞に匹敵するかも。
(by イ・ヤン提督)