ヴァリスX〜麗子・傷だらけの戦士〜
イーアンツ | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
2800円+税 | 1Play1時間 | 属性:ファンタジー、陵辱、触手 |
難易度:2 | 2006/4/21発売 | オススメ:☆ |
親友を倒すために召喚された麗子の真実
世界の危機を救うために夢幻界に召喚され、ヴァリスの戦士となった麻生優子。その親友であり、ヴァリスの戦士を倒すため魔王ログレスに召喚された桐島麗子が主人公。現実世界でレイプされたことがきっかけになり、親友であった優子とも仲が悪くなってしまった麗子。全てが憎くなり絶望した時に聞こえた闇の声、魔王ログレスの求めに応じ、夢幻界へと自ら望んで召喚される。闇に囚われた彼女の心は、優子に対する言いようのない憎しみにあふれていた。異世界で優子との再会に機会をうかがう麗子。親友同士の戦いは避けられない運命だった。しかし、麗子の心には優子と同じ「明の心」がまだ残っていた。
©TELENET JAPAN 2006 / eants inc 2006
前作と同じく『夢幻戦士ヴァリス』のリメイクにあたり、今作は麗子の視点から物語を見ていくことになる。細かなところは前作の項を参照してもらうとして、簡単にこのゲームの解説を。ダウンロード販売専用で、ゲーム内容は簡単なコマンド選択式AVG。エンディングは複数あるものの、選択肢は少ないので難易度はそう高くはない。基本的には前作と全く同じ物語で、当然ながらエンディングは違うが視点が入れ替わっただけとなる。
今作は麗子が主人公ということで、前作よりかはエッチシーンも若干陵辱レベルが高いかも。個人的には前作で最初しか出てこなかったヴァルナが、麗子に尋問として色々酷いことをされるところがよかった。個人の趣味としてお姫様系が色々されてしまうのが結構好きなもので。ただ、その他は麗子の陵辱などが少々あるくらいで、優子と絡むところは当然ながら前作と全く同じ。ここらへんは前作をやった人にはかなり不満足になるのではないかな。
気に入ったのは先にも言ったヴァルナの拷問シーンのみ。もっとも前作からと同様で、エッチシーン自体はCGが一枚ずつしかなく、どうしてもボリューム不足を感じてしまう。さらに気になるのは、前作と全く同じビジュアルシーンが全CGの1/3ほどあり、総CG枚数は前作よりもかなり減っていること。ハッキリ言わせてもらうと、これを一作品として出すのは少々まずいんじゃなかろうか。内容的には前作と一本にして別視点となっていれば、まだそれなりに評価できたはず。これで前作と同じ価格分の価値があるようには思えない。優子と麗子、ついでにヴァルナの誰が好きがでどっちを買うか選ぶ、という感じになってしまうよう気がする。今後は今作のような別視点ではなく、次の段階へのストーリー展開となっていくはず。なので、2作品の不満点をきちんと解消できるような内容になってもらいたい。
(by Norn)