燐月-リンゲツ-THE ANIMATION 第三話 鈴音が消える日
ミルキー | 片面一層 | 本編:25分26秒 | Wide(16:9) | 属性:姉妹、中出し |
直人に選ばれる姉妹は……誰?
©2006 Selen./Milky
物の怪に呪いに打ち勝つために緋月家の姉妹を抱き、孕ませなければならない燐堂直人。姉妹を全員抱いた直人ではあるが、なぜか鮎美のことが気になるようになってしまう。直人と鮎美の関係はどうなるのだろうか?
冒頭のシーンでは、本シリーズのキーとなる「鮎美が持っていた指輪」のことが語られる。直人が暴走する原因が初めて知らされるわけだ。急展開といえるが、第三話のタイトルが出たあとは一転して次女の詩乃のHシーンに切り替わる。鮎美と鈴音の関係が気になる見ている側を焦らしてくれますね〜。直人を嫌っていた詩乃が抱かれた翌朝にはコロッと態度を変えているのが唐突という感じがするかな。収録時間が一因なんだろうけど……ちょっと違和感があるんだよね。
©2006 Selen./Milky
鮎美が気になる直人は、学園で女子更衣室へ忍び込んで鮎美を優しく抱く……。そう、初めて鮎美が直人に普通に抱かれるのであります。最終話にしてようやくというあたり薄幸のヒロインだよね。鮎美とのHシーンはそこそこ長いが、Hの途中でシャワーや排水溝を映す演出があってげんなり。この作品を見る人がそんな演出を喜ぶわけがないと思うんだけど。単調にならないように視点を移すのはよいが、その先の対象が間違っている感じだ。
話の展開のほうは、更衣室で鮎美と直人がお互いを求め合っているのを見た詩乃が、動揺して駆け込んだ図書室でバイブを使ってオナニーに耽る美津菜を目撃する。そして美津菜に襲われちゃうとか、結衣子が旦那にがんばってご奉仕しているシーンとか、中盤はサービス的と感じてしまういかにもおまけという印象のシーンが多くて残念な感じ。その時間は詩乃の心境が変化するあたりの描写に割いたほうがよかったんじゃないのかなぁ?
終盤は鮎美の身体を借りた鈴音とのデート、そして鮎美を選んだ直人が儀式へ臨む話となっている。この第三話はストーリー性をやや高めにしているようだ。作品の出来は悪くないが、全体的にみて第二話のほうがクォリティもエロさも高かったんじゃないかと思う。シリーズ全体で見てみると、第一話で鈴音を「誰?」とかいっていた鮎美が鈴音の指輪を持っていたり、鈴音を知っていたりするのが整合性の面でおかしな感じになっている気がするかな。詰め込むときに必要な話をうっかり落としてしまったという感じだろうか?
(by 天城螢)