Mr.Invisible -Legend of Rapest-

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透明人間になって大暴れ！

時間を止めることができるという不思議な能力を持っていた大野慎也。だがその能力はある日を境に突如として消えてしまった。その能力を活用してレイプしていた慎也は能力の消失を残念に思っていたのだが、どうやら今度は自分の姿を消すことができる能力を得たのだった。その能力を限界まで利用しようと画策するのだが……？

本作は時間を止めることができる主人公がその能力を悪用しまくる『The World of Rapest』の続編にあたる。主人公は同じ慎也だがパラレルワールド的なものかと思ったが、どうやらTV局でかおるを犯すコースでノーマルの汎用ENDを迎えた続きのようだ。前作の能力を失ってしまった主人公が転校先の学園で瑞穂とは別の幼なじみと再会するというプロローグがあるが、前作をプレイした人ならばわかると思うけど続編的作戦だからストーリーには期待してはいけない。今回は透明人間になれるという能力でレイプしていくというものだ。時間を止めたときとは異なり、ヒロインたちの反応が楽しめる。

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序盤は透明人間はどれぐらい効果があるのかを試すため、授業中に担任の恭子先生をレイプして中出ししたり、文芸部の姫子たちをイカせたりといった悪戯をしている。しかし、さすがに透明人間というだけではレイプはリスクが高いわけで。ハーフの金髪娘沙羅をサウナに閉じ込めて、のぼせているところへ襲いかかるとか、部長の美智恵を縛って犯すなど、相手の行動を封じている。透明なだけではバレるからという慎重な行動と、透明人間だから安心だと無茶な行動をする部分の矛盾が感じられるシナリオ構成が気になる人もいるんじゃないかな。そういった細かいことを気にしてはいけないという作りになっている作品だ。

エンディングがあるのは美智恵、明菜、姫子の3人だけ。真奈美はBADENDに関わっているがサブヒロインといったところだろう。ほかの恭子、沙羅、絵里香、千晴、かおるの5人はＨシーンが1〜2回あるだけの完全サブキャラだ。低価格ソフトなので、これだけヒロインを用意してしまうと1人あたりのＨシーンが少なくなってしまうのは仕方がないことといえるが、サブでこれだけのシーンがあるとメインヒロインのほうのＨシーンが少なくなってしまうわけで微妙なところかと。おかずは種類が多いほうがいいと思う人はこういう作りがよいだろうし、じっくりとメインヒロインを料理したいという人には残念な構成といえよう。

システム面ではテキストスピードを最速にしても瞬間表示にならないのがネックとなるかな（※今回はAtom N230なPCだったからかもしれない）。それ以外の機能には実用上で困ることはないんだけど、シリーズの前作は瞬間表示ができていたわけで、システムが改悪されてしまったようだ。なお、CGモード枠は20個でシーン回想は18種類だった。前作同様Ｈシーンはアニメで動くモノがあるので、がんばっているんじゃないかと思う。

トータル的には属性があうなら、おかず目的ではお薦めの作品だ。特に透明人間ものが好きな人はちょっと魅力を感じるんじゃないかな。個人的には不満を感じた部分もあるけどね。真面目な部長にバレたあと、授業中に部長が透明人間プレイを求めてくるというシチュエーション自体はいいのだが、シーン内容が中途半端で不完全燃焼で残念だった。「そこで終わりかよ」と。おかずとしてはそういうのはちょっと……ねぇ？　とはいえ、今回も思っていたよりツボにはまったからシリーズ次回作にも期待したいかな。自分はこのシリーズの価格から想定する期待値を上回っているからね。

   使い方

攻略

姫子は最初の選択肢で姫子を選んでいないと汎用ENDとなってしまう。美智恵と明菜のエンディングを見るのは簡単だが、真奈美を凌辱してのBADENDを見るには選択肢はすべてクリティカルに選ばねばならないので、条件に気づかないとなかなか見られないかもしれない。最初の選択肢は部長を回収後に明菜で通過するようなチャートだけど、美智恵END時に部長、明菜END時に明菜でもよいかな。

（by 天城螢）