必殺痴漢人
Anim | Windows98SE/Me/2000/XP/Vista | 1024x576 |
パッケージ版:9240円(税込) ダウンロード版:5800円(税込) | 1Play3時間 | 属性:痴漢、調教、凌辱 |
難易度:7 | パッケージ版:2007/12/7発売 ダウンロード版:2008/9/19発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
痴漢の冤罪事件に巻き込まれた男の復讐劇
©Anim
主人公の島岡孝一はエリートサラリーマン。仕事も家庭も順調で、幸せな日々を過ごしていた。しかし、ある日通勤中の電車内で痴漢と間違われ、警察に突き出され裁判沙汰になってしまった。冤罪を主張しても認められず、有罪判決をくらってしまう……。有罪が確定するやいなや、妻は離婚を申し出て、会社も容赦ない解雇処分を宣告。すべてを失った主人公に残されたモノは、自分を痴漢に仕立てた女性への復讐心だけだった。そして、事件から二年半後、ついにターゲットの女性の居場所を突きとめることに成功するのだった。今度は本物の痴漢として、ターゲットを快楽地獄に突き落とすのだ!!
本作は2007/12/7日に発売されたフルプライスの痴漢ゲームを、5800円という割安な価格設定にしたDL版だ。価格はミドルプライスだが、元々はフルプライスのゲームだけにCG枚数やシステムの充実度は抜群で、コストパフォーマンスに優れている。ただし、お買い得感は高いけど、誰にでも気軽にオススメしにくい面もある。というのも、本作はゲーム性が豊かな反面、難易度が高めなのねん。臨場感を追求する演出としてリアルタイム制を採用したり、痴漢技術を磨くスキル獲得システムや、各種痴漢用アイテムの存在など、かなり凝ったシステムを導入している。好きな女のコを追いかけ、触りたい部位を選ぶだけのお手軽な痴漢ゲーが好きな人には若干ハードルが高いと思う。
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とくに難易度を引き上げてるのが、オートセーブ方式を採用し、任意の場所でセーブ&ロードを出来なくしてることだ。お触りに失敗し騒がれても、即ロードなんて対応はできない。ミスはミスとして受け入れ、その状況のままゲームを進行しなければならないのだ。緊迫感溢れるリアルな痴漢を味わえるシステムだが、万人受けするかは微妙だと思う。Hシーンで選択肢が表示されても、セーブ&ロードで即回収できないのは結構面倒くさいし。しかも、お触りモードでは、弱・中・強のタッチに加え、各種アイテムを使った痴漢があり、それらを胸・お尻・股間に実行し膨大なCG差分を回収する作業もある。気軽にセーブできないのはちょっとツライね。
デメリットばかり指摘しちゃったけど、このゲームはシステムが煩雑なだけの痴漢ゲーでは決してない。ゲームオーバーを迎えたとしても、経験・アイテムデータを継承しリスタートできるので、痴漢スキルはメキメキ上達していき、やり込む程に痴漢失敗のリスクは軽減していくのだ。成長の度合いはわりと早いので、2〜3回遊んでるうちにゲームオーバーを気にする必要はなくなる。バッドエンドを恐れることなく、痴漢技術の向上・キャラの成長を楽しめる工夫が施されているのだ。一般的な痴漢ゲーでは味わいにくい、キャラの成長を楽しめるという点が本作の醍醐味といえるだろう。CG制覇することにこだわらなければ、かなり楽しめる作品だと思う。痴漢のステージも電車内だけでなく、室内や本屋さん、エレベーターの中など豊富に設定されており、様々なシチュエーションを楽しめるのもミソ。元がフルプライスのゲームだけあり、登場人物が多くボリューミーなのも嬉しいところだ。セーブ&ロードの制約があるためハードルがチョイ高くなってるけど、ゲーム性を重視してる人ならツボにハマルと思うよ。本格的なリアル系痴漢を楽しみたい人にオススメしたい。
(by イ・ヤン提督)