おさわがせっ!怪盗キュアフローネ
可憐ソフト | Windows98/Me/2000/XP/Vista | 800x600 |
ダウンロード版:1890円(税込) パッケージ版:2100円(税込) | 1Play1時間30分 | 属性:触手、3P |
難易度:1 | ダウンロード版:2008/9/5発売 パッケージ版:2008/9/19発売 | オススメ:☆☆ |
淫乱になっていく怪盗2人組み
下宿屋をしている主人公の正太郎は、かつては少年探偵として活躍していた。そんな彼が気になっているのは、最近世の中を騒がしている怪盗キュアフローネを名乗る2人組みの女怪盗だ。主人公は怪盗を捕まえるべく再び探偵として活動を始めることにした。そこにDrチャンと名乗る謎の老人も現れ、ピュアストーンと呼ばれる賢者の石の争奪戦が始まる……。
本作に登場するヒロインはゆりえと都子の2人のみ。主人公のところに下宿していて毎日食事を共にしているのに、探偵と怪盗のときはお互いにまったく気付かないというお約束的な設定だ。物語の出だしでレトロな少年探偵活劇モノかと思わされるが、駆け引きらしいものはほとんどない。Drチャンとキュアフローネの戦いも数行で終わりという感じだ。拍子抜けしてしまった。
COPYRIGHT © KAREN SOFT ALL RIGHTS RESERVED.
キュアフローネはあっさりと悪の科学者Drチャンに敗北を繰り返して、Drチャンが開発した触手で責められることになる。催淫効果で発情した2人を鎮めるために主人公が抱いたり、逆レイプされたりするわけだ。Drチャンが出現しないときでもHしちゃうわけだけどね。そしてHが繰り返されるうちに探偵と怪盗という敵同士ながら惹かれあっていくという演出だ。Hシーンの多くが3Pとなっていること、触手との絡みが多いということが特徴といえるだろうか。
ゲームのシステムは基本的な機能を揃えているので特に困ることはないと思う。ただ、メッセージの枠を消すボタンがなく、右クリックメニューから選ばないといけないので使いにくい。環境設定で右クリックを枠消しに変更できるので、必要に応じて設定を変更しておくとよいだろう。ちなみに、CGモード枠は24個でシーン回想は10種類が登録される。CG1枚あたり100円を切っているため、コストパフォーマンスはよいほうだね。しかし、本作は選択肢が一度出現するだけとなっており、シナリオを読み進めていくだけの完全なおかずゲームだ。そこが求めるものと一致しているかどうかも購入の判断時に考慮してほしい。
価格相応には楽しめたんだけど、困ったことに本作は狙いが中途半端でどういう人にお薦めしていいのかわからない。探偵と怪盗のロマンスを狙うならばDrチャンと触手ではなく別の演出でラブに持って行ったほうがよさそうだし。公式サイトや販売サイトの紹介を読んだときには、ピュアストーン争奪をめぐるコメディかと思ったけど、実際にはそのようなものでもない。キュアフローネもあまり怪盗らしくないから怪盗モノを好む人にも受けそうになく、触手好きなユーザー層狙いであればもっと別の舞台設定のほうがよいはずだ。悪の科学者という割に触手しか用意していないという展開の単調さも印象的にイマイチ感を与えていると思う。それと、ストーリーのほうも完結していないのが微妙なんだよね。Drチャンとの決着はついていない上に、ピュアストーンも見つかってないまま終わっている。「To be continue ?」とあるから、本作が売れれば続編が作られるのかもしれないけど、どういうユーザー層向けなのかはっきり定まっていない迷走したものが続編で出ても、あまり期待が持てない感じがする。購入を迷っているならば、続編が出るかどうかしばらく様子を見てみるのもありなんじゃないかな?
※2009年1月23日に続編となる『おさわがせっ!怪盗キュアフローネ2』が発売された。
攻略
シーンの分岐が1カ所あるだけで、それ以外は一本道なストーリー展開となっている。選択肢が出現したらセーブし、片方のシーンを見終えたらロードしてもう片方を選んで先へ進めばOKだ。
ホワイトが囮になる/ブラックが囮になる |
【END】 |
(by 天城螢)