麻雀 夢・天・使 R
cyon | Windows2000/XP/Vista | 640x480 |
2500円(税込) | 1Play45分(1キャラクリア) | 属性:麻雀、コスプレ |
難易度:5 | 2008/7/25発売 | オススメ:☆☆☆ |
仮想空間で女のコたちを脱がせちゃえ!
©cyon
このゲームは、2000年1月21日にTriangleから発売された『夢・天・使R』を WindowsXP/Vistaに対応させた麻雀ゲーム。仮想空間で9人の女のコたちと麻雀勝負を挑むことになるぞ。新しいイカサマアイテムを追加するなど、バランスの最適化を施し完成度を高めているのがポイント。懐かしの麻雀ゲームを最新の環境で遊びたい人は要チェックだ。
麻雀は二人打ちスタイルで、対戦相手の持ち点をゼロにするとHシーンが発生するシステムだ。1キャラ4回のHで構成されており、対戦相手の持ち点はスタート時に5000点、次戦から10000点、20000点、30000点と4段階に持ち点が増えていく。プレイヤーの持ち点は2000点固定なので、先制攻撃を喰らったら即死確定だ。まぁ、コンティニューが無限に利用できるので、持ち点のハンデはあまり気にしなくていい。幸い思考ルーチンが安定志向なので、一度点数を稼げばあまり逆転される心配もないしね。対戦相手のテンパイ速度は比較的遅めで、ノーテンの確率も結構高い。ミラクルな上がり役も少ないので、わりと落ち着いて麻雀を楽しめる設定かな?
©cyon
ただ、展開が地味目なので、二人打ち麻雀ならではのスピード感や、持ち点の乱高下に一喜一憂するといった盛り上がりは若干希薄だ。イカサマアイテムがあるので激しい乱打戦になりそうだが、じつはこのイカサマがあまり役に立たないねん。牌をツモった瞬間、ランダムで「牌交換・牌透視・一発ツモ、裏ドラ爆」のアイテムも同時に得られるのだが、一番有効な一発ツモは中々手に入らないし、一番獲得頻度の高い牌交換は使い勝手が非常に悪い。牌交換は手牌の中からいらないモノを全部指定できるタイプではなく、牌交換アイテム1個で交換できる牌は1個。配牌を大胆に変更したければ、牌交換をたっぷり収集しないとダメなのだ。ところが、初戦で勝利を収め次のステージに進むと、未使用だったアイテムは全部初期化されてしまう……。せめて同一相手との4連戦中は、アイテムの持ち越しをOKにするべきだったんじゃないかな? まぁ、アイテムの破壊力が控えめで、配牌や思考ルーチンに露骨なイカサマも少ないから、マイペースで麻雀を楽しみたい人にはオススメできる設定と言えるけどね。
Hシーンは通常の脱衣麻雀とはひと味違う。勝利のご褒美が、「脱衣・脱衣・脱衣・H」という控えめ路線ではなく、「愛撫・フェラ・パイズリ・本番」のようなイケイケ構成なのねん。麻雀ゲーのHは控えめという定説を覆すスタイルは高ポイントだ! ただ、ちょっと残念なのがCGの塗り。8年前のゲームっぽさというか、古さを感じさせるのだ。立ちキャラの輪郭が太くてギザギザが目立ったり、ザラザラした質感の塗りだったり、昨今のフルカラーCGに見慣れていると、どうしても荒さを感じてしまう。旧世代のゲームをベースにしてることを念頭に置いてプレイしよう。ちょっとレトロな雰囲気はあるけど、麻雀ゲーとしては手堅くまとまってるので、二人打ち麻雀ファンにオススメ。
(by イ・ヤン提督)