義理☆ギリ しすたぁ〜ず
Re:verse | Windows2000/XP/Vista | 800x600 |
ダウンロード版:1890円(税込) パッケージ版:1995円(税込) | 1Play1時間 | 属性:姉妹 |
難易度:2 | 2008/7/18発売 | オススメ:☆☆☆ |
ひょんなことからできた義理の姉と妹
親に捨てられ、1人で生きてきた主人公。だが、そんな主人公の住んでいたアパートが火事で焼けてしまった。主人公に残されたのは、わずかな金と友人の形見のバイクだけ。そんな彼に声を掛けてきたのが、母の妹である天野由佳子だった。由佳子に連れられて、彼女の家に行ってみると、そこには4人の女のコたち。突然4人もの姉と妹ができてしまった主人公だったが!?
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物語はゲームスタート直後に主人公と姉妹の中の1人が恋人同士になり、そんな2人に起る事件を描くというもの。低価格ソフトだから全体的に短めのお話になっているのは仕方ないとして、短いなりに起承転結のハッキリした物語になっている。物語自体が破綻しているわけではないし、きちんとまとまってはいるんだけど、なんとも物足りないというのが正直なところかな。こんなことがありました、次にこんなことがありました、という風に粗筋だけを見せられている感じで、描写が淡泊すぎるんだよね。
このゲームのテーマは「家族の絆」だろう。このテーマ自体は悪くないし、物語の展開も決して悪いものではない。ただ、低価格ソフトであることの制限と、テーマの相性が悪かったんじゃないだろうか。こうした重いテーマを描くには、それなりに物語のボリュームが必要だろう。だけど、低価格ソフトであるがゆえに物語を短くまとめなければならなかった。で、単に粗筋を見せるだけで終わってしまったと。さらにいえば、攻略可能キャラクターが4人というのも不味かった。短い物語の中に4人分のストーリーを詰め込んだ結果、ただでさえ短い物語がさらに短くなってしまっている。価格が上がってしまってもいいからもっと物語のボリュームをアップするか、攻略可能キャラクターを1人に絞ったほうが良かったかもしれないね。
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Hシーンは1キャラあたり4〜3あり、ゲーム全体のスケールを考えれば、まずまずといったところ。イベントの尺も長めだし、1キャラに1つだけとはいえアニメーションも採用されていて、結構頑張っているといっていいかと。内容的には末っ子の榊しずくとのHで青姦があるくらいで、ごくノーマルなHのみ。まぁ、アブノーマルなHはこのゲームの雰囲気に合わないだろうから、これはこれでアリかな。ただ、主人公の叔母である天野由佳子もなかったし、おまけシナリオとかでいいから、ハーレムイベントはほしかったかも。なお、CGは差分抜きで21枚、Hイベント数は15となっている。これは価格相応といったところだろう。
メーカーの公式サイトを見ると、片瀬唯はお化けが苦手で、ケーキ作りが特技となっていたりするわけだけど、そうしたものがゲーム中でまったく活かされていない。そうした設定を活かしていけば、もっとイベントを充実させることができただろう。そう考えると、凄くもったいないゲームだなぁと感じられてしまう。とりあえず、キャラクターやCGは良かったので、オススメ度は☆3つ。できれば、この作品をベースにして、リメイクしてくれたりすると嬉しいんだけど……。
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攻略
ゲームは非常に簡単で、序盤で出てくるキャラクター選択で選んだキャラのルートに入り、それ以降は完全に1本道。CGの分岐などもないので、簡単にクリアできるだろう。
唯 |
【片瀬唯エンド】 |
恵子 |
【神谷恵子エンド】 |
真希 |
【羽山真希エンド】 |
しずく |
【榊しずくエンド】 |
(by Suno)