プリンセスラバー!
Ricotta | Windows2000/XP/Vista | 800x600 |
8800円(税別) | 1Play6時間 | 属性:王女、お嬢様、ラブコメ |
難易度:4 | 2008/6/27発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
超セレブが集う学園で恋が始まる
©Ricotta
主人公の小林哲平は両親を事故で亡くしてしまい、祖父・有馬一心(母方の祖父)の息子として引き取られることに……。哲平の両親は駆け落ちで結ばれたため、一心との交流は絶えて久しかった。哲平自身も一心がどんな人物か一切知らなかったが、じつはこのお爺ちゃん、日本屈指の大富豪・有馬グループの総帥だったのだ! 祖父は娘の遺した一粒種に、グループの全てを継承させようと考え、いきなり社交界デビューさせてしまう。ごく平凡だった学生生活は終わりを告げ、超セレブな生活を送ることになった哲平に、どんな未来が待っているのだろうか?
このゲームはRicottaの処女作になるワケだが、完成度の高さに正直ビックリした。一発目からこのレベルのゲームを出せるなんて、将来性を感じさせるメーカーだね。さて、まず個人的に評価したいのは、Hシーンのクオリティだ。純愛ラブコメ作品は「絵は美麗だがHが少なく責めもぬるい」という商品パッケージが普通だが、本作は絵は美麗でHシーンも多い! 一般的な純愛ゲーなら、1ヒロイン3回ぐらいHしてフィニッシュだが、本作は1ヒロインに7回のHが用意されているのだ。また、使用頻度が高い機能ではないけど、CGのズームアップ機能も搭載してるので、女体の好きな部分を拡大表示できるのもGOOD。こういう遊び心が盛り込まれてるのはポイント高いね。
©Ricotta
Hシーンの濃厚さは、純粋な抜きゲーに比べると若干弱いのは否めない。主人公は好青年で、お相手は超セレブなお嬢様という組み合わせなので、ハードSMや変態プレイに突っ走るワケにはいかないからね。でも、全裸のHを控えめにし、制服姿や豪華なドレス&私服(鎧とか)などを身にまとったHを多めに用意してるので、ちょっとしたコスプレ感覚を楽しめるよ。また、お嬢様のHにしてはマニアック路線な、アナル責め・放尿といったHも描かれているので、Hシーンの実用度は純愛ゲーとしては高めと言えるんじゃないかな。Hの回数を重ねていくと、お嬢様とは思えない淫らなセリフを連発しながら感じてくれるので、昼は淑女・夜は娼婦的な女のコの二面性を垣間見られるのもナイスです。
ビジュアル面だけでなく、物語も負けず劣らず良い出来映えでござった。まぁ、ベタな展開が多いので、予想外なオチにビックリ的な面白さは味わえなかったけど、王道ならではの安心感があってストーリーに没頭できやした。主人公は日本屈指の大富豪の御曹司だけど、ヒロインたちも負けず劣らずの超VIP。王女や筆頭貴族のご令嬢、若きカリスマデザイナーたちとお付き合いするには、超セレブならではの「恋の障害・問題」があり、そこを乗り越えていく過程を涙と笑いを織り交ぜて描いているのが良かったッス。まさか筆頭貴族の父親殿から、娘を頼むというお言葉とコンドームを送られるとは思わなかったヨ。超セレブたちの非常識な振る舞いで笑わせつつも、シリアスな展開を盛り込み、物語をキュッと締めてる緩急自在のシナリオに拍手だ。
何気に脇役の男性陣の声優さんも演技力抜群で、イイ意味で存在感があって良いでござるな。拙者はイメージに合わないと男性声優はOFFにする主義だが、本作はOFFにしなくても全然違和感なくプレイできやした。有馬一心の声は、銀英伝のロイエンタール提督と瓜二つ…ていうか本物様? あのドスの効いた声でセリフ読まれると、銀英伝ファンの拙者は恍惚としちゃうね(笑)。というワケで、CGのクオリティ、ボリューム、シナリオ展開という3要素がバランス良く仕上がってるので、幅広いユーザーに安心してお勧めできるね。まぁ、ハーレムな展開がなかったのが唯一のガッカリポイントだけど、全体的には十分満足できました。★は4個にしたけど、限りなく5個に近いお気に入りゲームっす。
攻略
中盤のパーティーイベント時、好感度が一番高いヒロインをメインにしたパーティーが開催される。このとき脇役に回ったヒロインの攻略ルートは閉ざされる。序盤から中盤の行動で全てが決まるぞ。
シャルロットエンド |
でも、二人がいるなら大丈夫かな |
先任の方々に部活について聞いてみる |
なんとかしないと |
社交部に入る意味って何かな |
☆セーブ1 |
シャルに相談 |
冬の楽しみを教えてあげる |
シャルなら詳しそう |
ちゃんとやる |
優エンド |
☆セーブ1から |
シルヴィとデートする |
家に帰って考えをまとめる |
聖華エンド |
☆セーブ1から |
聖華との約束を守る |
でも、白いうなじはとても綺麗なわけで |
聖華さんに詳細の確認 |
聖華さんにも事情がある |
シルヴィエンド |
またあの剣幕で怒鳴られるのはちょっと |
社交部の話題には触れないようにする |
もう疲れた……帰りたいなぁ |
社交部に入る意味って何かな |
シルヴィとデートする |
シルヴィからヒントを引き出す |
わからない |
立派だと思う |
(by イ・ヤン提督)