魔女とされた女たちに恥辱の尋問を！

©Blue Topaz

時は魔女狩り全盛の時代。協会で下男として働く主人公は、拷問をすることなく、相手の精神を折る異端審問官として頭角を現すようになっていた。そんな主人公は、魔女の疑いをかけられた2人の女の尋問をすることになった。1人は貴族の妻であるアリシア＝ラクウェル。もう1人はアリシアの義理の娘で近衛騎士のフィアナ＝ラクウェル。主人公は凌辱によって2人を追い詰めていくが……？

Blue Topazのデビュー作となるのが本作。物語は魔女狩りの異端審問官でもある主人公が、ヒロインであるアリシアとフィアナを尋問するというもの。まぁ、尋問とは名ばかりで、実際はひたすらヒロイン2人を凌辱していくことになるわけだ。ヒロインはおっとりしていて穏和なアリシア、気の強い騎士であるフィアナとメリハリが効いている感じだ。物語で気になったのが、ラストがラブラブなものであること。凌辱系のストーリーであっても、主人公とヒロインが愛情で結ばれるというエンディングはアリだと思う。だけど、そのためには主人公が悪事に手を染めるようになった経緯とか、ヒロインと主人公の交流などが描かれていないなければならないはず。このゲームは低価格ソフトなので、シナリオのボリュームを持たせられないわけで、どうしてもそうした描写が弱くなり、ラストが唐突に感じられてしまう。散々凌辱してきたのに、エンディングでいきなり「愛してます」って言われてもね……。へんに奇をてらわずに、完全にヒロインを奴隷化しました、で良かったんじゃないだろうか。

©Blue Topaz

凌辱内容はというと、思ったよりは大人しめ。魔女狩りがテーマということで、陰惨な拷問的なものを期待していたんだけど、普通にＨするだけというイベントが多かったりする。リアルに考えれば、魔女狩りの時代の女性にとって夫以外の男とＨするというのは大事件で、精神的なダメージは大きかっただろうということは想像できる。だけど、プレイヤーとしてはリアルな時代考証が見たいわけじゃなくて、エロが見たいわけだしね。もっとハードな凌辱を入れてほしかったというのが本音かな。とはいっても、イベント数自体は15と決して少ないわけじゃないし、CGも差分抜きで30枚あるので、これも価格相応といったところ。凌辱の内容に特別の拘りがなければ、不満は出ないかもしれない。

全体として見ると、悪くはないんだけど、ウリになるものが1つで良いからほしかったというところかな。ハードな凌辱シーンでも良いし、CG枚数でも良い。あるいはシナリオのボリュームでも構わない。なにか1つで良いから、突き抜けた部分があればオススメ度はグッとアップしたと思うんだけどねぇ。とりあえず、CGのクオリティは文句ないし、30枚すべてがＨシーンということで、CGが気に入ったならプレイしても良いかと。

   使い方

攻略

尋問対象を選ぶキャラクター選択は、ゲーム中に2回出てくるので、2回目の部分でセーブしておこう。ここで同じキャラを尋問し続ければ、そのキャラのエンディング。違うキャラを選ぶと、三択の選択肢が出てくる。「二人を選ぶ」を選択するとハーレムエンドだ。

（by Suno）

疑いを晴らすまで抵抗できない2人を犯せ!

©Blue Topaz

某タッチペンゲームを思い浮かべそうなタイトルだが、本作は魔女裁判をモチーフとした直球の凌辱AVG。ゴシックっぽいBGMとあわせて狂った中世の雰囲気を醸し出している。新ブランドであるBlueTopazの第一弾作品だが、原画はGultyの作品などでおなじみの椋木尋氏。他のスタッフも経験者とあって、低価格ソフトながらこなれたつくりだ。

魔女という疑いをかけられた貴族の娘とその義母。教会で“身体を傷つけず心を折る尋問”を行う下層出身の主人公は、これが他の貴族の内通による利権が絡んだ茶番だということは重々承知の上で、自分の上流階級へのコンプレックスをぶつけるべく性の尋問を行う。

ヒロインは2人だが、基本的に片方に集中して進行していくスタイルだ。最初に選んだ片方の尋問を堕ちる寸前まで進め、そうなってからもう1人を選んでまた集中的に尋問する。2人の絡んだ内容（片方の尋問をもう片方に見せるなど）は無い。

©Blue Topaz

肝心の尋問という名の様々なHシーンは、ひとつひとつの内容は濃厚で良い感じ。ただ、ゲーム全体としてとにかく展開が早い。一度尋問が始まってからは息つく暇もないHシーンの連続で、あっという間にヒロインは堕ちていってしまう。低価格ソフトとしてあまり多くできないボリュームをHシーンに集中させるのは良いと思うけど、せめてHシーンとHシーンの間にもうちょっとヒロインの内面が伝わってくるイベントが欲しかった。ヒロインに思い入れが湧く間もなく堕ちるので、「あの高貴だった女性がこんなことに!」的な昂奮は希薄。

システムは特に不便なところはない。セーブ可能数も使い切れないほど多いし、クイックロードもタイトル画面から可能。CGは差分抜きで30枚、Hシーンは回想で12＋エンディング3つ。特に多くはないけど、内容はそこそこ濃いので満足感はある。

総論としては、Hシーンを連続で見られる低価格ソフトとしては無難にまとまっている。大きな欠点は無いけど突き抜けた部分もない。結果、いまいち盛り上がらないのだ。昂奮させるゲームってのはある程度緩急が必要だと思うのだが、このゲームは最初から最後までボルテージ80%という感じ。一応最後に山場はあるけど、キャラ立ちが弱いため盛り上がりに欠ける。キャラへの思い入れ、感情移入を重視する人にはあまりオススメできないかな。

攻略

アリシア、フィアナそれぞれに中出しするかどうかの選択肢が2回ある。1回も中出しを選択せず進めたキャラは、最後に選んでもバッドエンドになってしまう。

（by 葉柳）