ヨリドリ〜魅惑の型録遊戯〜

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イジメっ娘たちに復讐するときが来た！

©ExTry

学園の女のコたちに目をつけられ、奴隷のようにこき使われていた主人公は、ある日不思議な力を秘めたカタログ（型録）を入手することになる。そのカタログには、淫猥な魔力を秘めたＨなアイテムが描かれており、主人公が念じることで道具を自由に取り出せるという代物だったのだ。このＨなアイテムを駆使し、自分を馬鹿にしていた女のコたちに復讐しよう！

本作は2002年に発売された『ヨリドリ』に、通販特典（オマケCD）のコンテンツを盛り込んだ再販DL版ソフト。ヒロインたちによるミニドラマを2本収録し、システムボイス、壁紙＆ラフ原画なども盛り込まれている。ゲーム本体が8800円のフルプライスのソフトだっただけに、単体でもそれなりのボリュームがある。そこにプラスαが加わって2940円なのだから、かなりお買い得といえるんじゃないかな。6年前のソフトなので解像度が640×480だったりするけど、原画が魅力的なのでさほど古さは感じない。ただ、システムはちょっと不親切な部分が気になるかも。音声再生中にクリックしても音声がキャンセルされないので、読み飛ばしてるうちにテキストと音声が合致しない気持ち悪い状況になってしまう。物語に集中しにくいので、音声キャンセルは設定に組み込んで欲しかったな。

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さて、気になるＨシーンだけど、シチュエーションの豊富さが見どころといえるね。鬼畜から純愛路線まで幅広く網羅しており、コスプレや触手責めなどのマニアック路線もバッチリフォロー。奇想天外な魔導具が20種類以上あり、それらを使って非日常的なＨを思う存分楽しめるのだ。例えば、「Fake Engage」というアイテムを使うと、女のコに自分を結婚相手と誤認させることができるので、美人妻も自由に抱けちゃうのだ！　魔導具の力で現実の人間関係を歪め、思いのままに相手を弄ぶという設定が多いので、最近人気の催眠凌辱系Ｈが好きな人のツボにハマるんじゃないかな？　嫌がる女のコを意のままに操り、奴隷のように扱うノリは催眠凌辱に通ずるモノがあると思うよ。

ちょっと拙者の好みに合わなかったのは、やや強引すぎるストーリー構成。魔導具でやりたい放題行動しても、「雨降って地固まる」的なハッピーな結末しか用意されていないので、ちょっと一本道的というかメリハリに欠ける印象が否めないかな。主人公が悪行の報いを受けるバッドルートを随所に盛り込むとか、もう少しシナリオ展開に変化が欲しかったかも…。また、アイテムを使う相手はシナリオ上決まっており、プレイヤーに選択権がないのもちょっとガッカリ。「このアイテムをあの娘で試したら、どんな反応を見せるのだろうか？」的な、ワクワク感が個人的には欲しかったな。まぁ、「誰にどのアイテムを使うか？」という過程を省略したおかげで、サクサク遊べるAVGになってるともいえるので、難易度が低いお手軽ゲーが好きな人にはマイナス要素にはならないと思うけどね。というワケで、やや好みが分かれる部分はあるけど、値段とボリュームを考えたら十分「買い」な作品だと思うよ！

   使い方

攻略

アイテムは誰に使えるか決まっているので、プレイヤーは使う順番だけ決めればよい。シナリオが進むと段階的に使えるアイテムが増えていくので、使う順番も難しくはない。魔導具を躊躇なく使う方向で行動すると各キャラエンドルート、自重するとなゆたルートに入ることはできるので、2プレイに分けて遊ぶことをオススメする。

（by イ・ヤン提督）