超昂閃忍ハルカ

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一目惚れした女のコは正義のくノ一

©ALICESOFT

ノンビリと学園生活を楽しんでいた主人公、戦部タカマルは、転校生の女のコ、鷹守ハルカに一目惚れ。その夜、タカマルと大家の娘の四方堂ナリカは正体不明の敵に襲われてしまう。それを助けてくれたのがハルカだった。ハルカは世界を恐怖で支配しようとするノロイ党と戦う忍者集団のくノ一だったのだ。そして、タカマルは忍者集団の頭領として、ハルカと共に戦いに挑むことに。

2002年に発売された『超昂天使エスカレイヤー』の流れを汲む作品。あくまで基本コンセプトが同じというだけで、ストーリーやキャラクターは完全新作なので、『超昂天使エスカレイヤー』を未プレイでもまったく問題はない。まず、ストールーに関しては、変身戦隊モノのお約束をふまえたシンプルなもの。はっきりいって、それほど深みのあるものではないね。このゲームはストーリー性で勝負という作品ではなく、ヌキゲーと考えればこれもアリかな。ただ、お約束の展開になるのは純愛ルートであって、このゲームはプレイの仕方次第で鬼畜ルートに入ってしまうこともある。この場合はルートによってサイコホラーっぽくなったりもするので、人によってはちょっと怖い思いをするかも。

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次にゲーム性に関して。難易度は『戦国ランス』などのやり込み系と比べてかなり控えめ。きちんとマニュアルを読んでからプレイすれば、誰にでもクリアは可能なレベルだろう。育成SLG要素もあるわけだけど、パラメータの数はそれほど多くないし、戦闘も単純な殴り合いなので戦略性は低い。まあ、あまりに複雑なゲームになってしまうと、肝心のエロを楽しめなくなってしまうから、丁度いいバランスじゃないかな。エロをしっかりと楽しみつつ、ゲームそのものもそれなりに楽しめるというバランス感覚はさすがアリスソフトといった感じだね。1つ残念だったのは、2周目以降のパラメータ引き継ぎがなかったこと。『ランス』シリーズや『GALZOOアイランド』のようなゲーム性があるなら攻略そのものを楽しめるけど、この作品はそういうタイプのゲームではないのだから、2周目以降は楽にプレイできるような工夫が欲しかった。それでは「ゲーム」として楽しめなくなってしまうというのなら、ゲームのクリアには関係のない、そして1周目では絶対に倒せないような敵を出して、極めモード的なものをつければいいわけだしね。

このゲームのコンセプトはアリスソフトのサイトにもアオリとして掲げられている、「勝ってもＨ。負けてもＨ。アダルト変身ヒロイン、新たに登場！」というものだろう。では、Ｈシーンの出来はどうかというと、これは素晴らしいの一言。単純にボリュームだけを見てもCGモードの枠の数が100、Ｈイベントの回想モード枠が90と十分すぎるほどのボリューム。さらにCGモードは1つの枠に複数のCGが含まれているし、Ｈイベントもレベルによって内容が変わってくるので、満足度は非常に高いといっていいと思う。イベントが非常に多く、内容も純愛から鬼畜までバリエーション豊かなので、たいていの人はお気に入りのシチュエーションを見つけることができるんじゃないだろうか。また、Ｈシーンの尺も『超昂天使エスカレイヤー』に比べてかなり長くなっているので、実用性も抜群。もちろん、原画のおにぎりくん氏描くCGのクオリティも文句なし。ルートが純愛と鬼畜の2つ用意されているのもＨシーンのエロさを引き立てるのに役立っている感じだ。純愛ルートでラブラブだったヒロインが、鬼畜ルートで陵辱されるのを見るのは興奮ものだし、その逆もまたしかり。ヌキゲーとしては最上級といっていいんじゃないかと。なお、攻略可能なヒロインは鷹守ハルカ、四方堂ナリカ、スバルの3人で、ハルカとナリカがメインヒロイン、スバルはサブヒロインという位置づけ。個人的にはスバルがお気に入りだったので、スバルルートのボリュームをもっと増やして欲しかった気もするけど、制作スタッフが過労死しても困るし、あまりにワガママな要求なんだろうなぁ……。

トータルで見れば、プレイして損ナシのクオリティの高い1本。とにかく、Ｈシーンのエロさはハンパじゃない。細かい能書きはいらないからエロいゲームを遊びたいんだ、という人には文句なしにオススメ。ただし、中毒性の高いやり込み系ゲームを求めている人は、肩すかしになってしまう可能性が高いので要注意かな。あと、アリスソフトの過去の作品をプレイしていると、ちょっと笑えたりするので、アリスファンにもオススメしたい。

   使い方

攻略

今回は完全攻略ではなく、攻略のためのヒントということで。それほど難易度の高いゲームではないけど、プレイの仕方を間違えると、ラスボスが倒せずにハマってしまう可能性があるので気をつけたい。

まず第1に、1周目のプレイでは必ずハルカルートかナリカルートをプレイすることになる。スバルルート及びハーレムルートは2周目以降でなければ入ることはできないので要注意。また、2周目以降のプレイでは、無限城でどのルートを通るかによって、ラスボスのパラメータ変化する。宝箱目当てでルートを選ぶと、いらぬ苦労をすることになってしまうぞ。

次に育成に関しては、戦闘用キャラと城攻め用キャラの2種類を育成すること。ハルカルートとナリカルートではルートヒロインがラスボス戦のリーダーとなるので、攻略したいキャラを戦闘用キャラ、もう一方を城攻め用キャラにするといいだろう。スバルルートではリーダーが固定されることはないので、好きなキャラを戦闘用にして構わない。戦闘用キャラはひたすらパラメータアップに励むことになるが、パラメータの目標は淫力以外をすべて60以上にすること。そこまでパラメータを上げれば、ラスボス戦も楽にクリアできるはずだ。城攻め用キャラは、「隠身の術」、「六感の術」の2つのスキルをつけておけばOK。パラメータを上げる必要はない。

パラメータは反応力を優先的に上げていく。反応力が敵よりも低いと、攻撃が当たらなくなってしまうからだ。障壁はボスクラスの敵の攻撃を食らって即死しない程度に上げておこう。スキルに関しては、ゲームに慣れていない初回プレイでは「勢火の功」が便利。次に反応力を上げる「駿馬の術」、消費淫力10の技ダメージアップのスキルをつけておけば、比較的楽にゲームを進めることができるはずだ。

最後に昼間の行動に関してだけど、ゲーム序盤は積極的に「リビドー上昇」を選んで行動力を上げること。序盤で行動力を上げておけば、特訓や龍輪功が成功しやすくなる。「リビドー上昇」を選んでいると、淫力の補給ができず、ピースポイントが下がってしまうことがあるが、ゲーム後半になれば再行動挑戦が可能になるので、それほど気にする必要はないだろう。

（by Suno）