人妻×人妻(つまつま)ADV R〜人妻温泉繁盛記〜
DISCOVERY | WindowsMe/2000/XP | 800x600 |
3800円(税別) | 1Play2時間 | 属性:人妻、熟女、近親相姦 |
難易度:7 | 2007/7/27発売 | オススメ:☆☆☆ |
実家の温泉旅館そして母を、陰謀から守れるか!?
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本作は過去に発売された『人妻×人妻ADV』の低価格版。タイトルにRがくっついただけで内容はフルプライス作品である元作品と完全に同じものとなっている。なので、攻略は過去の『人妻×人妻ADV』の記事を参照して欲しい。
物語の主人公である一平は、温泉宿の一人息子。東京の大学の寮で一人暮らしをしていた彼だが、数年前に失踪した父の借金のせいで危機に陥った実家に戻り、母たちを支えていこうとする。だがそもそも彼が一人暮らしをしていたのは、母を一人の女として好きになってしまった自分を抑えられなかったから。今回の帰省で一平はついに最愛の母との一線を越える……!?
熟れた人妻の魅力が売りの『人妻×人妻(つまつま)』シリーズはそれまでマンション経営やスーパー経営などのSLG要素をメインにしていたが、その外伝的な位置づけのAVG作品が『人妻×人妻ADV』だ。これまでのシリーズはすでの他の男の妻である女性といかにくっつくか…という不倫要素満載だったわけだが、本作はそれらとちょっと趣向が変わっている。本作のメインヒロインは主人公の実の母親であり、不倫要素よりも母親への欲情、近親相姦要素といった趣が強い。とは言えシリーズのコンセプトとも言える“大人の女性の色気”の描写は他のシリーズよりむしろ力が入っているように思える。
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ゲームシステムはAVGなのだが少々変わっていて、シナリオの分岐や選択肢をいつでもチャート表で見ることができる。まだ選んでない選択肢なども一目瞭然だし、チャートの任意の部分をクリックしてそこにジャンプすることもできる。前の選択肢に戻る時なども、セーブ&ロードを使わずともチャートから好きな場所に戻れる。ただしジャンプしてもフラグなどは変化しないので、使いこなすにはコツが少々コツが必要だ。
プレイしてみた感想としては、近親相姦のタブーがあっても想いを止められない主人公と、毅然としつつも息子が可愛くてしかたがないヒロインの関係が、生々しくもひとつの純愛という感じで良い。シナリオ進行も次々といろんな出来事が起こるのでダレずに読めて物語にのめり込みやすい。また、選択によってそれより前の設定そのものが変化する場面があるのはちょっと斬新。例えば失踪した父が心を入れ替えて帰ってきた、という場面で「信じない」を選ぶと父はやはりロクデナシだった! という展開になるが「信じる」を選ぶと本当に心を入れ替えて真面目になっていた! という展開になる。
話の展開が変化すればHシーンも当然変化し、純愛系の展開にも、叔母との不倫展開にも、母を売るような凌辱展開にもなる。ルートごと展開がかなり違ったものになるので、シナリオもHシーンもボリューム感たっぷりだ。
さらに本作は同ブランドの他作品のキャラも登場、Hシーンが用意されている。特に『人妻戦隊アイサイガー』のキャラが登場するシナリオは完全にノリがアイサイガーであり、本作のヒロインである杏も変身して戦っちゃうぞ!? 他には『人妻×人妻』シリーズ、『こすままにあ』から選ばれたヒロインたちが登場。本作の主人公である一平が、過去作品のヒロインたちとヤっちゃう…って!! いいのかこれ!? それらをプレイした人たちにとっては思い入れのあるヒロインなのに、それが夫(かつての主人公)が留守の間に別の男(一平)とHしちゃうっていうのは、過去作品をプレイした人にとっては凄い寝取られ感だと思うんだけど…いや、そこがイイ!! って狙いかもしれないけどね。関係ないけどこのルートで登場する魔女のおばさん懐かしすぎ!! 『5年▲組魔法組』ネタを持ってくるとは本当にスタッフは特撮好きなんだなぁ。
そんなわけで過去作品のキャラが登場する、ある種のファンディスク的な面も持つ本作は『人妻×人妻』シリーズや『人妻戦隊アイサイガー』をプレイした人にも遊んでみて欲しい。もちろん熟れた大人のヒロインとの濃厚な関係を楽しみたい人にはオススメ。CGも肉感たっぷりでエロいし、低価格になった本作ならコストパフォーマンスも抜群だ。
注意すべきことは、ディスカバリー作品のゲームエンジンは様々な演出ができるかわりに少々ヘビーで、マシンパワーが低いPCでは動作が重くなることもある。オプションでいくらか軽くできるが、使用PCがかなり非力な人は要注意。あとは…個人的な不満だが、射精シーンでの効果音が「ザシュッ!!」って感じのノイジーなノコギリ波なのはちょっと萎えるので改善して欲しいかな〜…とか思ったり。
(by 葉柳)