キラ☆キラ -KIRA☆KIRA-
OVERDRIVE | Windows2000/XP | 800x600 |
パッケージ版:8800円(税別) ダウンロード版:4980円(税込) | 1Play5時間 | 属性:バンド、熱血青春 |
難易度:4 | 2007/11/22発売 | オススメ:☆☆☆ |
欧美学園の伝説を作ってしまう第二文芸部
主人公の前島鹿之助は彼女に突然振られてしまった。彼女と別れたくなく、往生際の悪い彼は貸していたものを返しに来る彼女を説得しようと復縁すべく策を練っていた。しかし、想定していたのとはまったく異なる展開となって目論みは見事に外れ、さらには踏んではいけない地雷を踏み自滅してしまうのだった。その後、ひょんなことから幽霊部員として所属している第二文芸部の学園祭の出し物として部員たちとバンドを組むことになった主人公。バイト先で知り合った椎野きらりやお嬢様の樫原紗理奈、部長で幼馴染みの石動千絵たちと協力してバンド活動を本格的に始めていくのだが……。
© 2007 OVERDRIVE All rights reserved.
プロローグで主人公が他人事のように自分の過去の失恋を語るのがシュールな感じですね。物語は居酒屋でバイトをする主人公の元に、同じ学園に通う同級生きらりが新人としてやってきたところから始まっている。だが、本編に影響するでもなく、案外どうでもいいエピソードかもしれない。そこで有名インディーズバンドと知り合うというのがあるが、別の登場のさせ方もできるだろうからね。一番気になるのは、冒頭での主人公がヘタレすぎな性格かな。第一印象がこれではマズいと思う。感情移入が難しくなっているからだ。その部分はなくてもよかったんじゃないかな?
また、ストーリーはひたすらパンクロックのバンドを作って活動していく話が描かれており、Hは終盤までない。そのためバンドにまったく興味がない人は途中でクリックするだけの作業的プレイになってしまうかも。しかもHシーンは作品中7種類だけだ。エロゲーとして購入するとギャップに驚いてしまうことだろう。個人的にはバンド活動にハマってしまった4人の熱血あふれる活動は面白い話だと思ったけどね。特にお嬢様の紗理奈が変わっていくさまは見どころだ。でもきらりの話はヘビーで好き嫌いが分かれそうかな。あと、主人公の過去のトラウマとその延長上にあるといえるかもしれないバッドエンドを受け付けられない人もいるんじゃないかな?
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ゲームシステム自体は快適にプレイできる機能が揃っているのだが、バンド演出の主張が強くてメッセージスキップ中でもバンド演奏のシーンなどでスキップが停止してしまう。ラスト直前までは共通ルートとなっているため、スキップをしたい人にはつらいシステムではないかと思う。CGモードは背景なども込みで登録されて104枠用意されている。一般的なCGモードと異なり、プレビュー画像がCG全体でなく一部の表示となっているため、目的のCGを探すのに苦労する可能性があるだろう。見た目はいいんだけど実用的かを考えた場合は疑問といった感じだ。
はっきりいってエロゲーとしては少々厳しいものがあると思う。だが、制作スタッフの作品に対する熱意が伝わってきて、ストーリーは結構楽しめるはずだ。せめてHシーンが倍あればお薦め度が変わってくるんだけど、低価格ソフトよりも少ないというのではお薦めしにくい……。次回作ではそのあたりを考慮してほしいかな。
攻略
ゲームの難易度はそう高くはなく、バンド関係の選択肢はメンバー優先の行動や活動優先のものでバンド総合力がアップし、それが不足するとストーリーが途中で終わってしまうことに気付けばあとは簡単だろう。ヒロイン関係の選択肢はわかりやすいからだ。じっくりとバンド活動に青春を捧げる熱いストーリーに集中できると思うよ。あ、きらりは3人ともクリアしたあとにもう一度プレイするとTRUE ENDが出現するのでそこだけは気をつけてプレイしてね。最後の選択肢を選んでから変化が見えてくるまでが長いので気付きにくいかもしれないので。
「うん、約束だしね。やるよ」 |
☆セーブ1 |
失言が怖い。誰かが来るまでじっと黙っていよう。 |
部屋にこもって個人練習をすることにしていた。 |
☆セーブ2 |
「わかった、行こう」 |
「確かに、椎野に教わるなんて微妙だな」 |
千絵姉を誘って、射的をやる。 |
「ああ、生活に影響が出るくらいやりました」 |
「バンドって、ちょろいですね」 |
受験生は勉強。 |
☆セーブ3 |
そんなことは出来ない |
☆セーブ4 |
僕にはそんなことは出来ない。 |
そりゃ、ルックスはタイプだったけど。でもなあ…… |
☆セーブ5 |
機会は今日だけじゃない。今日はやめておく。 |
《シーン終了までプレイ》 |
☆セーブ5から |
ここで辞めるのは男の恥。続行する。 |
【千絵END】 |
☆セーブ1から |
沈黙が重い。とにかく話しかけよう。 |
部屋にこもって個人練習をすることにしていた。 |
「今日はよしとく」 |
「確かに、椎野に教わるなんて微妙だな」 |
樫原を誘って、カタヌキをやる。 |
「ああ、生活に影響が出るくらいやりました」 |
「バンドって、ちょろいですね」 |
人生は健康。 |
そんなことは出来ない |
僕にはそんなことは出来ない。 |
自ら遮蔽物となって、みなの視線から守る。 |
望むところだ。ここで演奏しよう。 |
【紗理奈END】 |
☆セーブ2から |
「今日はよしとく」 |
「とんでもない、ありがたいよ」 |
きらりを誘って、お好み焼きを買う。 |
「ああ、生活に影響が出るくらいやりました」 |
「バンドって、ちょろいですね」 |
青春は恋愛。 |
そんなことは出来ない |
僕にはそんなことは出来ない。 |
☆セーブ6 |
もう諦めて帰る。 |
【きらりEND】 |
☆セーブ6から |
なんとしても見つける。 |
【きらりTRUEEND】 |
☆セーブ3から |
恩田の手を取る |
【BADEND】※CGあり |
☆セーブ4から |
据え膳喰わぬは男の恥である。 |
《シーン終了までプレイ》 |
(by 天城螢)