彗聖天使プリマヴェールZwei
Escu:de | Windows2000/XP/Vista | 800x600 |
パッケージ版:8800円(税別) ダウンロード版:3480円(税込) | 1Play24時間以上 | 属性:変身ヒロイン、凌辱、調教 |
難易度:9 | 2007/9/28発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
秘密結社の若き幹部が世界征服を目指す!
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悪の秘密結社マルクジェネの若き幹部・プリンスは、宿敵プリマヴェールを倒すため「最終作戦Z」の指揮を任されることになった。プリマヴェールを倒しても、彼女の意志を継いだ第二の戦士が誕生しては意味がない。プリマヴェールを力で屈服させるのではなく、調教して跪かせるのだ! この世に正義など栄えないことを証明せよ!!
このゲームは、正義のヒロインを凌辱調教するのが目的だが、そのためには主人公直属の部隊を強化し、プリマヴェールとの戦闘に勝利しなければならない。プリマヴェールを倒すと調教が可能になるが、1週間経過すると強制イベントでアジトから脱出してしまうので、再び捕らえる必要がある。最終決戦が行われるまで、戦闘、調教を交互に繰り返すシステムなので、朝から晩まで調教三昧というワケにはいかない。ゲームの約半分が、秘密結社の幹部として部隊の指揮に携わることになるぞ。
パチモングッズの販売といった小さな悪事や、要人襲撃といったテロを繰り返し、悪事ノルマをクリアすると予算が獲得できる。この資金で部隊を強化したり、調教アイテムを購入したりするワケだね。ちょっと煩雑な部分もあるシステムが、チュートリアルが親切なのですぐに慣れると思うよ。ちょっと問題アリと思ったのは戦闘のバランスだ。ゲーム開始直後は、「主人公>プリマヴェール」という力関係でスタートし楽勝なのだが、戦闘を繰り返すうちに力関係が逆転する時期がある。ここを乗り切れず、ゲームを投げ出しちゃう人もいるのではないだろうか? 圧倒的に主人公側が強いと戦闘がつまらなくなるので、個人的には敵がソコソコ強いぐらいで丁度いい。しかし、本作は自軍強化の段取りが悪いと、相対的に「ソコソコ強い」どころか、「かなり強い」になってしまうのだ。セーブ&ロードで数回戦っても勝てないって状況に陥ることも……。戦闘難易度をイージー・ノーマル・ハードの三種類ぐらい用意した方が良かったのでは?
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Hシーンは難易度的なことは心配しなくていい。調教アイテムを買えば自然にコマンドは増えるし、パラメーターが下がるコマンドはないので、体力残量にだけ注意していればプリマヴェールは堕ちていくのみ。1週間で脱走してしまうので、効率良く調教する必要はあるけどね。基本的には主人公がヒロインを調教するスタイルだが、手下や学園の生徒を輪姦調教に参加させることができるので、鬼畜度はなかなかのモノ。怪人の特殊能力を活かした責めも見どころで、電気ショックや触手責め、幼児化、フタナリ化といったマニアックなシチュエーションも満載だ。調教コマンドは豊富なので、Hに対する満足度は十分合格レベルだと思う。ただ、ほぼすべての調教コマンドを実行し終えても、エンディング条件を整えるまで時間がかかるので、何も変化が起きない状態で調教を継続するのは少しつらかった。ダーク・クリスタルが100%になったら、AVGモードで分岐&物語をサクサク進め、ラストバトルに突入させるシステムでも良かったと思う。
やや時間のかかるシステムと、苦戦を乗り越えるための努力が必要という部分はマイナス要因かもしれないが、ゲームの細部まで丁寧に作り込んでいるので、難易度さえ気にならなければ末永く遊べるゲームではある。2巡目からはクリアデータを引き継げるので、予算たっぷり&部下たち最強状態でサクサク戦えるしね。個人的には難易度さえ気にならないなら、☆4個評価でもいいと思う。何気に組織運営がコミカルなノリで、笑いを誘うイベントが多いのも高ポイント。部下たちが勝手にヒロインのファンクラブを設立したり、賃金アップの労働闘争をしたりと、悪の秘密結社とは思えないユルイ雰囲気がじつに楽しい! 隊長の必殺技が「あやまる」「しがみつく」という貧弱なものなのだが、これが案外実戦で使えるから笑える。随所に散りばめられた笑いのエッセンスと、情け容赦ないヒロインの凌辱調教。メリハリの効いた面白い作品になっているので、是非遊んでもらいたいな。
攻略のアドバイス
埋まらないCGがあるので攻略はまだできないけど、戦闘で行き詰まってる人への簡単なアドバイスをしておきます。まず、プリンス専用のミッション「大作戦」は優先的に処理しておくこと。このミッションを成功させると、プリンスが出世し基本給が大幅にアップするのだ。出世したあと、クリムゾン将軍と会話するとお小遣いをもらえるので、資金不足を解消するために大作戦を早めにクリアすべし。通常ミッションで重要なのは、「怪人細胞の回収」だ。研究所で会話をすると細胞の情報を聞き出せるので、定期的に新規の怪人細胞を探索すべし。怪人を復活させれば調教・戦闘の両方で使えるので、細胞探索の重要度は高い!
戦闘に連れて行くオススメ怪人は、「スライム怪人スライメン」「乳牛怪人ホルスター」「電気ショック怪人ショッカー」の組み合わせかな。序盤電気ショックの一撃で体力を奪い、痺れてる間にボコボコ殴る。効果が切れたら即スライムの毒でコンスタントに体力を奪う。で、中盤以降全体的に体力が消耗してきたら、ホルスターで全員の体力を回復する。この流れで戦えば、弱い隊長数名は斃れるがプリンスとA隊長ぐらいは生き残り、プリマヴェールを倒せるパターンに持ち込める。もちろん、隊長たちの強化もやっておくことが前提だけどね。ミッションは成功率95%狙いで、確実に経験値を重ね成長を急ごう。レベル7あたりで陣形「風林火山」を覚えると、マイナス修正がなくなるので戦場で粘りやすくなるからね。
あと拙者が多様する戦術だが、隊長Cは毎回「移動陣形」をチョイスし、行動回数を重視する。隊長Cはプリマヴェールの行動力をゼロに戻す「あやまる」があるので、攻撃力より土下座戦略だ。謝罪の成功率が低いので、行動力をアップし数で対抗する感じ。謝罪に失敗すると反撃を食らうし、敵にダメージを与えることもできず割に合わない気もする。しかし、隊長Cの攻撃力は低いので、攻撃に参加してもさほど役に立たない。プリマヴェールの攻撃を1回でもキャンセルできれば、むしろプラスと考えることもできるしね。隊長Dの「しがみつく」は一長一短。個人的には隊長Dには「溜め攻撃」で参加させたいかなぁ。あと、長期戦をできるように、魔装結界を購入しゲージを増やすのも大切だ。忘れやすいことではあるが、調教用の体力回復剤や筋肉増強剤は戦闘時にも使える。マッスルスターは攻撃力がアップし、怪人でのドーピングと違い副作用もない。苦戦が続くときは、ポーション類で補ってみよう。
まぁ、何か一つ手に入れれば劇的に強くなるという感じではないので、地味に強化するしかない。援軍要請を無視するとペナルティを食らうが、通常ミッションで成績を補完しゲームを進め、予算確保後に自軍強化&プリマヴェール討伐というのもアリだ。ちなみに拙者の場合、普段は上位5番以内の営業成績だったが、苦戦を避けた週は屈辱の30番。でも、戦いを避けつつ自軍の強化に成功し、翌週からは常に1〜2位の安定成績となりました。苦戦で足止めを食らう期間はそれほど長くないので、独自の戦術で勝ち残ってほしい。
(by イ・ヤン提督)