仕舞妻〜姉妹妻3〜

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一目惚れした人妻とエロ三昧

©13cm

日本画家をめざす主人公は、ある日本画家に弟子入りを申し込んだ。ダメで元々という気持ちだったのだが、あっさりと弟子入りを許され、師匠となる画家の元へ向かう。ところが、師匠の家に着いてみれば師匠は旅行中でいつ帰ってくるか分からない。その上、主人公は師匠の妻であり日舞の家元である大原葵に一目惚れしてしまい!?

このゲームのジャンルを一言でいうならバカゲー。プレイ前は人妻との淫靡でインモラルな関係とかを想像していたんだけど、そんなものは一切ナシ。まず、メインヒロインである葵の夫はほとんど登場しないし（立ちキャラすらナシ）、葵の弟子であり主人公の幼なじみでもある三条美紅は、夫は出てくるものの、浮気は夫公認、その上夫はバイで主人公を狙っているという状態。これじゃインモラルになりようがない。そもそも、登場するヒロインたちが主人公とＨをすることに罪悪感を全く持っていないしね。むしろ、ヒロインたちは全員性欲魔人で、主人公のほうが搾り取られているという感じだ。

©13cm

さらにいえば、このゲームにはストーリーらしいストーリーもない。主人公がいきなりヒロインたちに押し倒され、絞り尽くされるということの繰り返しで、伏線もなければどんでん返しもないわけだし、エンディングもかなり唐突な感じ。ひたすら脳天気にＨを繰り返すというだけの物語。ついでにいっておくと、シナリオの分岐もなくて、ストーリーはほぼ1本道。ここまで書くと見るべきところの全くないクソゲーみたいだけど、個人的にはこういうのも嫌いじゃなかったりする。軽いノリのエロコメディーが好きな人なら楽しめるんじゃないかな。ストーリーが1本道であることも、取って付けたような分岐をいくつも用意されるよりも、ノリと勢いだけで最後まで突っ走ってしまうほうが楽しめるしね。ストーリーが1本道といっても、その1本がかなり長くて、急いでプレイして10時間、ゆっくりプレイすれば15時間くらいはかかるんじゃないかと思う。これだけのボリュームがあれば、分岐がなくても満足度は十分じゃないかな。ただ、エンディングだけはメインヒロインである葵に関してはしっかりと決着をつけるか、そうでなければ大ハーレム大会みたいな感じでもうちょっと力を入れてほしかった。

このゲームのメインともいえるＨシーンに関してはかなり満足の内容。まずイベントシーンが77とかなり数が多く、しかも1つ1つのイベントの尺がかなり長い。2回戦3回戦は当たり前で、内容もかなり濃い。シチュエーション的にはフェラと手コキにかなり力が入っている感じ。舐めと咥えの差分CGもしっかり用意されているので、フェラ好き、手コキ好きならハマれるんじゃないかと。CGもヒロインの体がすごくムチムチしていてエロい感じだね。下半身がちょっとガッチリしすぎている感じもするけど、これは好みの問題かな。なお、CG枚数は差分抜きで120枚となっていて、フルプライスのゲームとして十分に合格点でしょう。プレイしている時はもっと多いように感じていたんだけど、上手くCGを使い回してボリューム感を出していたんだろうね。CGは使い回していてもテキストのボリュームがあるから、手抜き感は感じなかったし。

人妻ゲーとしてのインモラルさがないこと、ストーリーが1本道であることを了解して、エロコメディーとして割り切ってプレイするなら、ヌキゲーとして良作ではないかと。まあ、この内容でヒロインを人妻にする意味はあったのか？　という気はするけどね。ともあれ、ヌキゲーとしてのコストパフォーマンスの良さを評価して、オススメ度は☆4つ。ただし、ストーリー性を求める人にとっては地雷になりかねないので要注意。

   使い方

攻略

ストーリーは1本道で、基本的にどの選択肢を選んでも物語の展開は変わらない。ただし、第十二話、第二十二話は選択肢を間違えるとゲームオーバーになってしまうので気をつけること。また、第十六話、第三十三話は選択肢によってその章だけストーリーが変化するので、セーブ＆ロードで回収しよう。

（by Suno）