もも×もみ〜私、癒しちゃいます〜

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妻と一緒に整体治療院を運営

©BLACKPACKAGE

資格を取って整体治療院を始めた主人公だったが、店は経営不振で倒産。すっかり落ち込んでしまった主人公に手をさしのべたのは、恋人のももかだった。ももかの助けもあって、主人公は新しい店をオープン。その名も「リラクゼーションルームPEACH」。愛する妻の名を取った店だったが、ナンパな横文字の店名に昔気質の師匠は激怒。そして店にやってくる一癖も二癖もあるお客たち。主人公は妻のももかと一緒に、店を繁盛させることができるのか？

ゲームは至ってシンプルなコマンド選択型AVG。システム的にはいつものBLACKPACKAGEだね。まあ、システムは安定しているし、PCへの負荷も少ないので快適にプレイ可能でしょう。あえて文句をいえば、クイックセーブがないくらいだけど、1つ前の選択肢に戻ることができるので、クイックセーブは必須ではないしね。そのほかにも、通常のメッセージスキップに加え、次の選択肢まで飛ぶこともできるので、繰り返しプレイしてもストレスは全くナシ。ただ、ウインドウの形とか、セーブ画面とかが全体的にちょっと古くさい雰囲気はあるかな。

物語の方は店にやってくるお客に主人公が誘惑されて……という流れ。物語もゲームシステム同様、シンプルなヌキゲーだ。登場キャラが全員、巨乳なのはオッパイ星人には嬉しい。意外といえば意外だったのが、メインヒロインであるももかが予想以上にかわいく描かれていたこと。店の中で主人公にＨを迫られ、断り切れずに応じてしまったり、Ｈした後に恥ずかしさで怒り出したりするところなんかはいい感じだ。しかも、その怒り方がかわいいんだよね。まさに癒し系ヒロインといったところだ。ただ、ももかの存在がエンディングに大きな影響を与えてしまっているのも確か。攻略可能ヒロインはももか以外に、師匠の妻の祥子、エロいナースの理彩、主人公を気に入っている女子校生の絵里子、ももかを狙っているレズの女王様の綾5人。5人全員にエンディングが用意されているんだけど、完全なハッピーエンドといえるのはももかだけ。それ以外のキャラはももかを愛しながら浮気を続ける……という形になっていて、煮え切らないエンディングという印象。ももかを捨てて、他のキャラと結ばれるというのも後味が悪いだろうから、これは仕方がないのかもしれないけどね。これだったら、ももかは妻ではなく、友達以上恋人未満くらいの関係にしておいた方が、エンディングに幅が出たかもしれないね。

©BLACKPACKAGE

Ｈシーンに関しては、ももかとはごくノーマルなラブラブ路線。それ以外のキャラはひたすらエロエロな理彩、筋肉フェチの祥子、ちょっとＭ入った綾という感じで、ややハード路線。ハードといっても、それほどアブノーマルなものではないので、誰でも受け入れやすいかと。個人的には原画の大越秀武氏の描く胸や尻がエロくて結構満足度は高かったかな。残念というか気になるのが、最近のBLACKPACKAGEはCG枚数がパワーダウン気味なこと。このゲームでのCG枚数は差分抜きで73枚。「ふざけんな！　金返せ！」っていうほどではないけど、やや物足りない枚数ではある。物語性重視のゲームならまだしも、こういうエロメインのヌキゲーではCG枚数は重要な要素のはず。もう一頑張りして枚数をもうちょっと増やしてくれると嬉しいんだけどなぁ……。ちなみにイベント数は40となっているが、パンツが見えたとかのＨシーンとはいえないようなものも含まれているので、これまた少々物足りない。イベントの尺などはそこそこなので、数をもうちょっと増やして欲しいところだ。

トータルでは悪くはないけど、絶対的なインパクトに欠ける作品という感じでオススメ度は☆3つ。致命的な欠点はないけど、このゲームでなければという点もないという感じなんだよね。巨乳キャラが好きで、大越秀武氏の絵が好きならプレイしても損はないでしょう。

   使い方

攻略

キャラ別エンドに関しては、素直に目的のキャラを追いかけていけばOK。ただし、ももかはＨシーンで中出しを選択しておかないとダメ。どのキャラのフラグも立っていなかった場合は、ももかのノーマルエンドだ。そして、全キャラとＨをしていた場合はハーレムエンド。ももか、理彩、祥子は強制イベントでＨシーンがあるので、絵里子と綾のイベントを起こすことがハーレムエンドの条件ということになる。ハーレムエンドはストーリー的には綾ルートからの分岐という感じで、イベント内容は途中までは綾ルートと同じ。攻略失敗だと思って途中でロードしたりしないように。

（by Suno）