ただいま授業中!
STUDiO B-ROOM | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
6800円+税 | 1Play4時間 | 属性:女教師、調教 |
難易度:7 | 2006/12/22発売 | オススメ:☆☆☆ |
美人教師二人の板挟みになった主人公の決断とは?
©STUDiO B-ROOM
橘由香は姐御肌な性格で、セクシー路線のイケイケ女教師。小柳音々は清楚でおしとやかな、お嬢様風な女教師。見かけも性格も対照的な二人だが、なぜか気が合い親友付き合いをしていた。しかし、主人公が由香と肉体関係を結んだことをきっかけに、微妙な三角関係が生じてしまう…。ことの成りゆきで音々と同棲することになった主人公は、最終的にどちらの先生を恋人に選ぶのだろうか?
このゲームは、由香と音々の板挟みになってしまった主人公(学生)が、Hなひとときを過ごしながら最終決断を下すという展開の調教SLG。シチュエーションからイメージするとノベル仕立てのAVGシステムがシックリしそうだが、ちょっと変わった調教システムを採用しているのがミソ。主人公のHのテクをコマンド化し、「舌・手・指・腕・腰」などのパーツごとにパラメーターを設定。で、女教師が満足する条件が表示されるので、その目標値を超えるようにコマンドを入力していくシステムだ。初期段階ではコマンドの効果が弱くて、条件を満たす前に時間切れ…。それなりにH回数を重ね、コマンドを強化しないと女教師を絶頂に導けないのだ。ゲームシステムに慣れないうちは、女教師にキス&タッチして終わり。Hどころか、脱衣シーンにすら行けない時間が続く。ゲーム慣れすれば問題ないけど、この手のパラメータ調整系のシステムが苦手な人は、ちょっと取っつきにくいかもしれないね。
©STUDiO B-ROOM
調教モードがメインな構成で、日常会話などは若干少なめ。条件を満たせば各種イベントが発生するが、ちょい単調な時間が続くのがこのゲームの弱点かもしれない。しかし、ゲーム序盤に設定された条件をクリアすると、主人公の性技コマンドが追加されるなどの工夫が施されているのは評価できるポイント。単調なゲーム展開にならないように、との配慮がうかがえる。Hシーンではクリア条件が2種類あり、「愛情」「肉欲」ルートに進めるのも嬉しい工夫だ。ただ、肉欲といってもハードなSMプレイや変態プレイではなく、ちょっと過激な体位でHする感じなので、愛情ルートとのギャップ・差別化があまり感じられないのが残念なところ。肉欲という名前に相応しい、鬼畜・変態風味な過激な路線にしてほしかったな。
Hシーンはカード化されたコマンドが画面全面に表示されるので、ちょっとストーリーに没頭できるタイプのゲーム構成ではない。が、声優さんの演技が抜群で、女教師の個人レッスンを受けてる感は十分満喫できる。絵柄もムッチリバディが妙に生々しく、エロさがビンビン伝わってくる仕上がり。個人的にはオーソドックスなAVGでも良かった気がするが、「コレはこれでアリ」と思えるゲームでやんした。パラメータを上げすぎると文字表示が崩れる不具合など、細かい部分で気になるところはあるが、独自性のあるゲームシステムを採用したガッツは高く評価したい。普通のAVGは遊びあきた、って人にオススメ。
(by イ・ヤン提督)