ダンジョンクルセイダーズ〜TALES OF DEMON EATER〜
アトリエかぐや TEAM HEARTBEAT | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
8800円+税 | 1Play5日以上 | 属性:ファンタジー・巨乳・陵辱 |
難易度:8 | 2006/12/15発売 | オススメ:☆☆☆ |
巨大迷宮の眠っている秘宝を捜し出せ!
若き剣士クリフと幼なじみのセシリアは、ある事件に関わった際、クリフには「悪魔の力」が、セシリアには「悪魔フェルエトの魂」が宿ってしまった…。二人は現状を打破するべく、秘宝「契約の宝珠」を求め塞都市ルーレブルクの巨大地下迷宮をめざすことに。この秘宝を使えば、セシリアは悪魔の魂から解放され、クリフは悪魔の力を制御し自分のモノにできるのだ。地下迷宮に棲むモンスターたちを倒し、秘宝を手に入れられるだろうか?
©アトリエかぐや
このゲームはアトリエかぐや初の本格RPG。結論から言っちゃうと、ストーリー&Hシーンなどのビジュアル要素は文句ない出来栄えで、非常に満足度が高い仕上がり。ヒロインたちとのコミカルな会話がメインの構成だが、シリアスな展開やホロッと泣かせるような悲しいイベントが絶妙なタイミングで盛り込まれ、ストーリーにメリハリあるのがイイね。また、HシーンもラブラブHだけでなく、陵辱シーンを楽しめるのがポイント。パーティーが全滅したときの陵辱イベントや、女騎士クローディア&女盗賊カミラの輪姦シーンがエロス全開でイイですな。ムチムチの肉体が白濁まみれになるシーンに大興奮ッス。物語&イベント部分の評価だけなら★4個以上のお気に入り度だが、システムは随所に気になる部分があり、システムだけの評価なら★2個ぐらい。トータルだと間を取って★3個って感じかな。
まず、ダンジョン内部で気軽にセーブできないのは厳しい。ボス部屋の扉を開けてからだとセーブできるが、せめて扉を開ける前にセーブさせて欲しい。ゲーム序盤はパーティー全滅率が低いのでセーブできなくてもOKだが、終盤はそうも言ってられない。敵のサンダーLv2の集中砲火などを浴びたら、あっという間に即死だ。ダンジョン内でセーブさせないシステムなら、全滅しても所持金半分ロストのペナルティーで、街からリスタートできるなどのフォローが欲しいところだ。また、自分は動作不良で突然ゲームが落ちたことも2度あり、数時間の探索が無に帰したこともあった。やっぱり不具合などの予期せぬトラブルもあるワケだから、セーブはいつでもできる方がいいっしょ。セーブできないことでダンジョンの緊迫感を演出するってアイデアかもしれないけど、個人的には好きな演出ではない。
©アトリエかぐや
次に気になったのが敵との遭遇率。5〜10歩ぐらいで敵と出会うので、戦闘が頻繁に発生し煩わしく感じてしまう。倒した敵が多いければレベルアップして無敵状態になるかと思いきや、キャラの成長が遅いし、その成長幅も狭い。戦った回数に対してキャラの成長が遅く感じ、自分はかなりストレスを感じたッス。レベルがアップして体力+2とかの微増だと、強くなった実感が味わえない。美少女ゲームのパラメータアップ率は倍々ゲーム的なところがあり、ヘタすりゃ体力10スタート、エンディング時1000オーバーってこともよくある話。人間が化け物のように成長するのは違和感あるが、敵を薙ぎ倒す爽快感を味わえるのは魅力だ。このゲームはある意味リアルに成長するため、常に接戦が続くのだ。敵の毒攻撃を頻繁に喰らい、麻痺や沈黙もガンガン喰らう。そのリアル感が楽しいと思えなくもないが、やはり雑魚は気軽に一掃し、歯ごたえあるボスとだけ本気で戦うスタイルが好き。一応、敵との遭遇率は「魔神のオーラ」を習得すれば下げられるのだが、ゲーム終盤のスキルゆえに楽できる時間は少ない…。通常アイテムで「魔よけの鈴」みたいのを出し、遭遇率をコントロールできれば良かったのになぁ。イベント部分の出来が良かっただけに、バランス調整が甘かったのが残念。
というワケで、システム部分は少しシンドイがイベント部分の魅力が絶大なので、「Hを見るためならこのぐらいヘッチャラだぜ!」って気になれればエンディングまでクリアできるハズ。でも、ボスキャラを倒しても「EXPANSION」モードがあり、さらなる過酷な戦いが待っているのだ…。フェルエトの妹シナリオを楽しめるのは嬉しいのだが、オートモードで戦ったら全滅の危険が! なんか、急激に難易度が跳ね上がって緊張感MAXでやんすよ。でも、自分だけの必勝パターンを確立できれば全滅する危険は減らせるよ。豪華なアイテムもいっぱい出てくるので、武装強化することで本編よりキャラの強さを実感できるかも? 蛇足だが、スキルを覚えても実戦で使えない技があったが、どうやらバグのようだ。さっき差分がアップされていたので、これから遊ぶ人は修正するのをオススメしやす。
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攻略のアドバイス
物語は基本的に一本道なので、CG漏れが発生する場所は少ない。パーティー全滅時の陵辱イベントは各ヒロイン分用意されているので、全員のイベントを見るまで全滅を繰り返せばOK。あとは、酒場でサブイベントのミッションが始まったら、本編より優先的にクリアすること。本編のイベントを進めると、酒場のミッションはスキップされてCG漏れの原因になってしまうぞ。あとはひたすら戦い続け、エンディング後の「EXPANSION」モードも極めればよい。「EXPANSION」モードは敵がメチャ強いので、自分なりの必勝パターンを編み出しておかないとツライね。自分の戦術を参考までに書いておきやす。ちなみに、CG回収の手段は難しくないが、根気がかなり必要なので難易度は高めに記しました。
まず、ディスペルLV1をエリカとイリスに覚えさせる。そして戦闘直後に必ず二人にディスペルを詠唱させ、魔法をすべて無効にしちゃおう。味方の体力は呪文じゃ回復できなくなるので、アイテムで回復させやす。で、敵の魔法をすべて遮断したら、乱打戦に持ち込み武闘派の三人で敵を倒そう。なぜ、二人同時にディスペルを詠唱させるかといえば、敵の攻撃の方が総じて早いので、誰か一人だとヘタすりゃ詠唱前に敵の魔法攻撃で殺されかねない。1人死んでも残る1人で唱えてくれれば…って感じ。で、前衛で敵をたたいてる間は、エリカの「もらってくるからね♪」「なんか出しなさいよ」を連打し、レアアイテム集めもしておこう。「EXPANSION」では豪華な装備が多いので、早めにキャラを強化したいところ。とくにオススメなのがセシリアの強化。彼女の装備は魔法防御が高めなので、味方がサンダーLv2の三連発で即死しても、彼女だけは無傷に近い状態で生き残れる。彼女で退却を成功させ、それから死者を蘇らせれば全滅の心配からは解放される。拙者のセシリア装備は「双魔剣デルギデア」「オルテナシールド」「クルセイダーコート」「クリスタルクラウン」「王者のベルト×2」で魔法防御約300。これだけ固いと先制魔法攻撃で即死することはマズないよ。ちなみにボス戦では、ディスペル詠唱後は前衛がスマッシュの強打を放つのがオススメ。クリティカル・スマッシュが出ると結構なダメージになるよ。
(by イ・ヤン提督)