カラフル アクアリウム

Twitter縺ｧ縺､縺ｶ繧�縺�

10年ぶりに再会した幼馴染みとドタバタ同居生活

いつものように起こしに来る幼馴染み泉をからかうことから一日を始めた一臣。だがその日は普通に終わることはなかった。メイドっぽい服を着た女のコから弁当をもらってしまい、泉が不機嫌になってしまっただけでなく、家へ帰ってみるとそこには3人の女のコがいたのである。昔、近所に住んでいた幼馴染みのアリサとそのメイドである2人。なりゆきから彼女たちと一緒に住むことになった。平穏な生活は終わりを告げ、かしましい3人の女のコたちとの生活が始まる……。

© eufonie

アリサたちが居候することになってのドタバタコメディがこの作品の魅力。なんといいますか、アリサと彼女に仕えるメイドのトーコとカスミは常識を持ち合わせていないというか、かなりずれているからトラブルメーカーとなり、そこに泉が巻き込まれる感じでにぎやかな展開となるんですね〜。主人公の設定がよくあるニブいやつなので、ヤキモチ焼きな泉とアリサというほうからもトラブルが発生してきたりする。プレイしていて、なかなか関係が変化しないじれったさがもどかしく感じるかもしれない。

キャラのほうをみていくと、幼馴染みの泉は朝起こしに来るのは当然として食事も作ってくれるよくできた娘。いじられ役で主人公にからかわれるとよくパニックになって楽しませてくれる。居候することになったアリサは勝手気ままな行動で主人公たちを振りまわしてくれるお嬢様。学園に転入してきて、家だけでなく学園生活からも平穏さを奪っていくことになる。メイドのトーコは口数が少ない不思議系となっている。いろいろ迷惑なものを発明してはトラブルを巻き起こすのがプレイしていて楽しく感じるんじゃないかな。カスミはアリサに便利に使われる役まわりで、けなげに応えるところがメイドの鑑といったところ。それから規律を守れない人に厳しい会長の美羽が登場する。非常識なものをトコトン嫌い、長刀を常に携帯してとかイロイロと変わったお方ではありますが……。

© eufonie

中盤までは各キャラクタの個性を活かしたドタバタものであるが、終盤はアリサを狙う敵との戦いとなっていてちょっと驚くかも。それまではやや存在が薄く感じられたトーコとカスミが活躍し始めるし、意外性という面でも楽しめると思う。「えっ!?」とツッコミたくなるような部分も所々あるが、じっくりとストーリーを楽しみたいという人に向いている作品だ。

システム面を見てみると、この作品はシーン間の切り替えにコミカルな画面切り替え効果を多用しているので、その演出がストーリーにマッチしていて好印象を受ける人も少なくないのではなかろうか。ただし、この演出をカットすることは設定ではできないようだ。クリックすればエフェクトが飛ばせるから問題はない。むしろデータのロードとセーブがやや時間がかかるほうが気になるかな。それとゲームの起動中は100％ではないもののCPUにはそれなりに大きな負荷がかかるので、PCのスペックによっては重いかもしれない。OPTIONの設定画面にはシステム設定というボタンが用意されているんだけど、これを押すとシステム情報が表示されるだけで設定などではないのでやや紛らわしい。CGモードは泉16、美羽14、アリサ16、トーコ13、カスミ14、その他5で、回想は泉4、美羽3、アリサ5、トーコ3、カスミ3となっている。

とりあえず、ドタバタしたコメディが好きな人ならば十分楽しめると思うのでお薦めしたい。残念ながらハーレム的な展開はないけどね。ラブコメものとしてはよくできているほうだと思う。個人的なお薦め度は☆☆☆☆＋といったところで、コメディものが好きな人にはぜひプレイしてもらいたいですね。それにしても「ぷく」と「…わたあめ」なトーコには萌えますなぁ〜。

   使い方

攻略

基本的に難易度はそれほど高くなく、中盤で好感度が一番高いキャラへのルートへ入っていくようになっている。好感度不足だとストーリーの途中で終わってCGが漏れるかもしれない。ギリギリまで好感度を調整して共通でプレイする部分を増やそうとすると危ないかな。なお、併記している選択肢の部分は、どちらを選んでも両方のCGが登録されるので大丈夫だ。

（by 天城螢）