EXTRAVAGANZA〜蟲愛でる少女〜
BLACK CYC | Windows98SE/Me/2000/XP | 800x600 |
パッケージ版:8800円(税別) ダウンロード版:4980円(税込) | 1Play5時間 | 属性:触手、出産、グロ、猟奇、凌辱 |
難易度:9 | 2006/10/27発売 | オススメ:☆☆☆☆☆or☆ |
蟲を使った壮絶な責めは度肝を抜くこと間違いない!
特殊な力を宿した“蟲”を飼い慣らす「蟲使い」の一族は、世俗との関わりを絶ち村で暮らすことが掟だった。しかし、一族のはみ出し者煉悟は掟を破り、村を捨て去ってしまう。若き頭領レンは、煉悟を粛正するため腕利きの蟲使いサユリを送り込むのだが…。煉悟は蟲を研究している科学者西正人と結託し、見事追っ手を返り討ちにするのだった。そして、ついに最強の蟲使いレンは、自ら煉悟を討つべく動き始める。はたして、蟲使い同士の戦いは、どのような決着を迎えるのだろうか?
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このゲームのヒロイン櫻井夢美は、蟲使い同士の戦いに巻き込まれ、不運にも苗床として飼われることになった少女。苗床とは、蟲を宿し出産するための道具だ。物語はそんな悲劇に巻き込まれた夢美が煉悟のもとから脱出し、以後すべての決着がつくまでの15年間もの歳月を描いている。大きく分けると、幼少期の「幼蟲の章」、青春期の「踊蟲の章」、成人期の「成蟲の章」で物語は構成され、壮大で緻密なストーリー展開を楽しめるのが見どころの一つ。分岐ポイントでCGだけが少し変化し、その先の展開も結末も同じって感じのお手軽AVGではない。ある一ヶ所の行動で物語の展開がガラッと代わる、メリハリある分岐を楽しめるタイプの本格派AVGだ。個人的にはすごくストーリーが気に入っているし、Hシーンも趣味に合っているので、結論から言っちゃうと★5個評価だ。しかし、これは全員に当てはまる評価ではなく、エロ・グロ・猟奇OKって人向けの評価ッス。一般ゲーマーには★1個かも…。
ゲームの出来が悪くて★が1個なのではない。グロ・猟奇度が突き抜けてるので、いわゆる「生理的に受け付けない」って拒絶されてしまうタイプのゲームだ。ジャンル的には「触手責め」なのだが、一般的な触手ゲーとも一線を画する。一般の触手責めは、何だかんだで女のコを感じさせ堕落させる展開。でも、このゲームだとアソコに入れたら壊れるような極太サイズで、胎内をゴリゴリ犯し抜く。女のコがあえぎ声を発するシーンより、断末魔の悲鳴のような絶叫をあげるシーンの方が多い。しかも、嬲り殺す寸前で勘弁せず、そのまま責め殺してしまうシーンまでもある。かなり残酷度が高いので、そこそこ鬼畜が好きレベルの人では萎えてしまうだろう。逆に猟奇系もド〜ンと来いって人なら、満足度は十分味わえると思う。ここまで突き抜けた責めを見せてくれるメーカーは少ないので、コレを見逃すのは勿体ない! 普通の鬼畜ゲーじゃ物足りなく感じてる人にはオススメ度120%だ。残酷でグロイだけなら積極的にオススメしないが、ベースの物語の出来栄えも秀逸なので、世界観そのものも楽しんでほしいな。
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でも、ちょっと残念に感じたのがゲームの難易度。こりゃ一般レベルのゲーマーには正直厳しいと思う。いくら優れた物語を収録しても、先に進めず見られないのなら意味がない。もうちょっと気軽に楽しめるバランスでもよいと思う。システムはフローチャートマップが表示されるので、今どこのシナリオを通過中か一目瞭然。この先に分岐路があるのも目視できる。物語の構造が一目で分かるので一見簡単そうなのだが、二股路、三つ叉路に来ても、自分の意思で進む道を決定できない場合がある。じつは、事前にフラグを成立させていないと、道が閉じた状態で一方通行になってしまうのだ。シナリオの分岐点に来てるこは把握できても、どこにフラグがあるかは自分で突き止めなくてはならない。そのチョイ手前に戻って解決する場所もあるが、場合よっては別エンドを見ることがルート開通条件だったりするので、一層フラグがどこでどうやって成立するか分かり難いのだ。
自分はどうにか100%にしたが、明確なフラグ場所を見切ってのことではない。ローラー作戦を実行し、偶然埋まったパターン。残念ながら再現性のある表を制作するのは時間的に無理ッス。偶然埋まったので、自分でもう一度100%にする自信がない(笑)。未通過部分をクリックすると、「○×イベントを通過しないと見られません」とヒントを出すとか、正解ルートを表示するようなナビ機能があればなぁ〜。ってことで、今回は攻略はパスさせてもらいやす。幸い、あまりにも難易度が高かったせいか、メーカー公式サイトに攻略記事がアップされてます。そちらのサポートを頼りにクリアめざしてほしい。
(by イ・ヤン提督)