Always〜ふと、気が付けばキミとの日常…〜
daisy feat.戯画 | Windows98/2000/XP | 800x600 |
8800円+税 | 1Play6時間 | 属性:純愛、喫茶店 |
難易度:2 | 2006/11/10発売 | オススメ:☆☆ |
アルバイト先の喫茶店で始まる恋の物語
主人公の櫻木和哉は両親の勝手な都合で、従姉妹の櫻木沙耶の家に居候することになった。ただ居候するだけでは…ということで、沙耶の経営する喫茶店、ロマンティックフールでアルバイトをすることに。そこで待っていたのは、4人のウエイトレスたち。穏やかに時間の流れる喫茶店で、小さな恋が生まれようとしていた…。
戯画の新ブランド、daisy feat.戯画の第1弾。戯画の喫茶店モノというと『パルフェ』なんかがあったりするけど、それと比べてどうかということでプレイ開始。ゲームは12月18日からスタートして、クリスマスまでが共通ルート。それ以降がキャラ別の個別ルートとなっている。まず、共通ルートに関しては軽いコメディといった感じで、ちょっとしたドタバタを通してヒロインたちを見せていくというパート。ノリはなかなか楽しいし、ヒロインの性格などをプレイヤーに見せるという目的はしっかりと果たしているけど、ヒロインがなぜ主人公を好きになったのかという点が描かれていないのはマイナスポイント。出会ったその日にいきなり好きだなんて言われても、プレイヤーは置き去りにされてしまう。
©daisy feat.戯画
クリスマス以降はすぐに主人公とヒロインはつきあい始めて、個別ルートでは恋人同士になった主人公とヒロインが描かれることになる。個別ルートの前半は主人公とヒロインがいい感じにバカップルと化していて、ひたすらイチャツキまくり。ヒロインとイチャツクのが好きというプレイヤーにはヒットしそう。そして個別ルート後半では、何か事件が起こり、主人公とヒロインがそれを乗り越えていくという展開。ただ、事件が起こると言っても、あまりにあっさりと事件が解決してしまうので盛り上がりはイマイチ。本当にサブタイトル通りの「ふと、気が付けばキミとの日常…」という感じになっている。この部分はもうちょっと盛り上げた方が良かったかも。まあ、どのルートでも最後はスッキリとまとまっているので、プレイしていて嫌な気分になることはないけどね。
Hシーンに関しては純愛系のゲームということもあって、それほど濃くはない。イベント数は各キャラ3回ずつとなっている。1つ1つのイベントも、どちらかといえばゆったりとした雰囲気なので、好みは分かれてしまいそうだ。もっとも、Hシーンでいきなり主人公がベッドヤクザになってしまってもゲームの雰囲気を壊してしまうので、これはこれで良かったのかもしれないけどね。Hシーンで良かったのが、コスチューム。このゲームの舞台になっている喫茶店は通常の喫茶店と書店が融合したような店で、喫茶店と書店で別々の制服が用意されている。Hシーンは喫茶店制服、書店制服、私服の3パターンがしっかりと用意されている。もちろん、半脱ぎHがメインとツボを押さえた内容。イベント数こそ多くないものの、イベントの尺は結構長めなので、エロエロなヌキゲーやアブノーマルなシチュエーションを期待しなければ、それなりに楽しめる内容でしょう。
さて、ここまでならばこのゲームは大傑作とは言わないまでも、オススメ度☆3つは付けていい内容だと思う。ではなぜオススメ度☆2つなのかというと、あまりにもバグがひどいから。立ちキャラと顔のパーツがずれていて福笑い状態になっていたり、音声がずれていたり、そもそも音声が再生されなかったり…と上げていけばきりがない。このレビューを書いている時点で修正差分(1110patch)がリリースされているけど、この差分をインストールしても、バグは治っていない。明らかにデバッグをしていないのが丸わかり。また、バグではないけど開発段階で削除されたと思われるイベントのCGがCGモードに残っている部分もある。最後のトドメにバックログなしという仕様。これはいくらなんでもあんまりだ。ゲームシステム自体はオーソドックスなコマンド選択型AVGなのだから、既存の戯画のシステムを流用するとかは出来なかったのかね? そうすればここまでひどいことにはならなかったと思うんだけどねぇ…。1つ擁護させてもらうなら、バグがひどいといっても、ゲームが不正終了するなどの本当に致命的なバグはない。システム自体は安定しているし、最後までプレイは可能。プレイ可能なだけに、バグさえなければと思わざるを得ない。
今後の修正差分でバグが治ったらという前提で、ゆったりとした雰囲気の純愛ゲームが好きという人にオススメ。CG枚数は89枚で、枚数、クオリティ共に十分な内容なので、CGが気に入ったらプレイしても損はないかな。
ところで、このゲームの主人公は何者なんでしょう? 学校に通っている訳じゃないから学生じゃないし、就職しているわけでもないから社会人でもない。かといって物語が始まるまでアルバイトをしていた様子もないからフリーターでもなさそう。もしかしてただのニート?
攻略
チャート中の日付はセーブ画面で確認できるもの。不自然な点があるのはそのため。また、詩帆ルートでは最後の選択肢が出るタイミングが明らかにバグっている。1110patchを当てた状態でプレイしているが、新しい差分が出たら、日付などが変わってくる可能性がある。ただ、修正されても選択肢そのものに変化はないと思われるので、場合によっては日付などをゲームの進行に合わせて読みかえて欲しい。
12月19日 | 佳澄と話す |
12月20日 | 佳澄と話す |
12月21日 | ☆セーブポイント |
佳澄と話す | |
12月22日 | 佳澄と話す |
12月23日 | 佳澄と話す |
12月24日 | 喫茶店を手伝う |
佳澄&雫と話す | |
12月25日 | 佳澄と同じ映画を見る |
12月31日 | 佳澄ちゃんの幸せは? |
佳澄の手を握る | |
1月5日 | 佳澄と話す |
佳澄のことが気になる | |
3月20日 | 中に出す/外に出す |
【佳澄エンド】 | |
12月21日 | ☆セーブポイントから |
雫と話す | |
12月22日 | 雫と話す |
12月23日 | 雫と話す |
12月24日 | 喫茶店を手伝う |
佳澄&雫と話す | |
12月25日 | 雫と同じ映画を見る |
12月31日 | そう思う |
両方の手を握る | |
1月5日 | 雫と話す |
雫のことが気になる | |
【雫エンド】 | |
12月19日 | 詩帆と話す |
12月20日 | 詩帆と話す |
12月21日 | 詩帆と話す |
12月22日 | 詩帆と話す |
12月23日 | 詩帆と話す |
12月24日 | 書店を手伝う |
詩帆と話す | |
12月28日 | 連れて行く |
【詩帆エンド】 | |
12月19日 | 佳澄と話す |
12月20日 | 可名子と話す |
12月21日 | 可名子と話す |
12月22日 | 可名子と話す |
12月23日 | 雫と話す |
12月24日 | 書店を手伝う |
可名子と話す | |
【可名子エンド】 | |
12月19日 | 沙耶と話す |
12月20日 | 沙耶と話す |
12月21日 | 沙耶と話す |
12月22日 | 沙耶と話す |
12月23日 | 沙耶と話す |
12月24日 | 書店を手伝う |
沙耶と話す | |
【沙耶エンド】 |
(by Suno)