堕姫(おとめ)
Riddle Soft | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
8800円+税 | 1Play3時間 | 属性:調教 |
難易度:6 | 2006/10/13発売 | オススメ:☆☆ |
3人の姫を1週間で調教
「影螢」と呼ばれる闇の一族の族長の息子として生まれた主人公。ある時、影螢は闇の中でも最大勢力を誇る「泥嘔牙」の侵略を受けてしまう。放蕩者として自堕落な毎日を送っていた主人公はなすすべもなく殺されかけ、川に捨てられた…。かろうじて命を取り留めた主人公は人間の体を乗っ取り、娼館で調教師として働き始める。そんな主人公の元に送られてきた3人の少女。主人公は1週間で3人を調教するように命じられるが…。
最初にあらすじを書いてみたものの、ゲーム中ではこのあらすじの前半部分はほとんど触れられていない。プレイヤーに分かるのは主人公は普通の人間ではないらしいということと、1週間で3人のヒロインを調教しなければならないと言うことだけ。予備知識ゼロでプレイを始めると、物語が理解できないだろう。もちろんマニュアルなりメーカーのWebサイトなりを見れば、こうした設定というのは書いてあるわけだけど、ストーリー的な部分というのはゲームをプレイすれば理解できるようにしておくべきじゃないのかなぁ?
©Riddle Soft
ゲームのヒロインとなるのは滅亡した王国の皇女のキャロル、キャロルに従う騎士のフレイ、主人公の妹で影螢の巫女姫であるナパティアの3人。ゲーム期間は1週間で、1日を1ターンとして進んでいく。1日は昼と夜に分かれていて、昼はアイテムを入手するかヒロインとの会話、夜は調教、ヒロインの情報収集、ヒロインとの会話のいずれかを選ぶことになる。調教は1日に2回行うことができる。もちろんゲームのメインはヒロインの調教と言うことになるわけだけど、調教とっても特別な調教コマンドがあるわけではないので、サクサクとイベントを見ることができる。ただ、調教イベントで気になったのがCGの不安定さ。このゲームはstudio e'goでおなじみの山本和枝原画というのがウリになっているはずなんだけど、シーンによってはかなり絵が崩れているものがあったりする。特に目を閉じている差分CGでその傾向が顕著。なんというか、基本CGは山本和枝が描いているけど、差分CGは別人が描いているんじゃないかと言うくらいに違和感を感じることが多い。別に別人が描いていたってかまわないのだけど、プレイヤーが違和感を感じることがないように、絵柄を調節して欲しかったね。
そして、ゲーム期間が1週間という事で、シナリオの進行はかなりの駆け足。1プレイが3時間程度でクリア可能なので、調教SLGなどは面倒でやってられないという人にとってはテンポ良くエロを見ることができるので、嬉しい点かも。だけど、あまりに駆け足過ぎてシナリオ展開が唐突に感じられてしまう。とらわれたお姫様やプライドの高い騎士がわずか数回犯されただけで完全に堕ちてしまうというのはちょっと無理があるのでは? 自分は調教モノというのは反抗的だったヒロインが徐々に従順になっていく過程に面白さがあると思っているので、過程を一切省いたような展開はちょっとね…。さらに会話イベントでもヒロインに危機感というか悲壮感が無くてノンビリしているし、主人公の方もお人好しというか鬼畜になりきれていないのもマイナスポイント。感動とか涙とかを求めるゲームじゃないということは最初から分かっていることだけど、それならそれで徹底的に鬼畜、陵辱に特化した会話、シナリオにして欲しかったね。
ゲーム全体ではCG枚数が差分抜きで79枚、イベント数が63。CG枚数が若干少なめかという気もしなくはないけど、1つ1つのイベントの尺がそれなりにあるので、実用性という点ではまずまず。山本和枝原画で陵辱モノをプレイしたいという人ならどうぞ、という感じかな。
攻略のアドバイス
ゲームはランダム性が強いため、攻略チャートを作るのは不可能。そこでエンディングの出し方のポイントだけをまとめておく。まず、このゲームのアイテムは1度入手したものに関しては次回以降のプレイに引き継がれるので、最初にヒロイン無視で何回かプレイして、全てのアイテムを入手しておこう。これは合成するアイテムに関しても同様だ。
ヒロイン攻略に関してはキャロルはアイテムを使わずに調教するとハッピーエンド、1回アイテムを使うとバッドエンド、全てのアイテムを使うと淫乱エンド。フレイは最後に選択肢が出るので、この選択によってハッピーエンドとバッドエンドが分岐する。ナパティアはアイテムを使わずに調教するとハッピーエンド、アイテムを使うとバッドエンドとなる。ハッピーエンドを見る場合は昼の会話イベントをこなしておく必要があるが、会話は下の表の通りに進めればOK。3Pイベントを見る場合はキャロルとフレイを同時に調教していけばいい。調教は1日に2回できるので、難しくはないだろう。館の主の邪魔が入った場合はロードしてやり直し。
館の主の調教イベントはランダムなので、これはセーブ&ロードで探すしかない。夜にエルザに会いに行き「その他の情報」を選び続けると、ゲームのヒントを貰うことができるので、これもプレイの参考になるだろう。
フレイ | |
1日目 | 聖騎士団について |
ここに来た理由 | |
聖王国について | |
2日目 | 姫について |
両親について | |
聖王国について | |
3日目 | 家族について |
友達について | |
元の生活に戻りたいか | |
4日目 | ここでの生活に |
奴隷について | |
欲しい物は | |
5日目 | 主人について |
もし聖騎士でなければ… | |
今後のこと | |
降臨祭りについて聞く | |
6日目 | 恋人の事 |
女の幸せって | |
降臨祭りついて話す | |
7日目 | 紋章について |
ナパティア | |
2日目 | 主人について聞く |
闇族について聞く | |
仕事について聞く | |
3日目 | 影螢ってどんな所? |
兄はどんな人だったんだ? | |
聞きたいことはあるか? | |
4日目 | この世界について |
姫巫女について聞く | |
家族について聞く | |
5日目 | 小さい頃のことを聞く |
力について聞く | |
夢について聞く | |
6日目 | 降臨祭りについて聞く |
奴隷について聞く | |
兄について聞く2 | |
7日目 | 恋人について聞く |
もし人間に… | |
この世界について聞く2 |
(by Suno)