個室病室

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ナースのお姉さんとラブラブＨ

北海道に住む主人公は、夏休みを利用して内地でアルバイトをすることになった。ところが、内地に着いた早々に怪我をして、入院することに…。入院先の病院で待っていたのが、幼なじみのお姉さん、小池のどかとの再会だった。主人公は先輩ナースの尾羽由佳里の頼みもあって、のどかの初めての受け持ち患者になった。果たして主人公の入院生活はどうなってしまうのか…？

ミドルプライスソフトということで、ゲーム全体のボリュームは控え目。登場人物は主人公とのどか、由佳里の3人だけ（患者のお婆さんもいるけど、攻略したくないしね）。エンディングがあるのはのどかだけと、非常にシンプル。フルプライスのゲームと違って、ボリュームをあまり増やせないだろうから、キャラ数を絞るのは正解だろう。実際、のどかのイベントは17あり、プレイしていて物足りなさは感じなかった。1つ1つのイベントの尺も長いので、満足感は高いね。ちなみに由佳里に関しては、イベントが1回のみで、エンディングはナシ。ほとんどセクハラオヤジという感じの由佳里のキャラはかなりお気に入りだっただけに、この扱いはちょっともったいなかった気もするけど、イベント数を分散させないためには仕方なかったんだろう。できるなら、由佳里をヒロインとした続編も期待したい。

©アトリエD

ヒロインと言えるのがのどか1人だけということで、このゲームを楽しめるかはのどかを好きになれるかどうかで決まってしまうことになる。結論から言えば、個人的にはヒット。学生の主人公に対して社会人で年上のお姉さんキャラでありながら、ドジで頼りなくて、由佳里に突っ込まれてはアタフタするあたり、どちらが年上なのかわからないというキャラクターはかなり好み。ストーリーはラストこそキレイに締めるものの、基本的にのどかとイチャイチャしてＨをするだけなので、逆にのどかのキャラクターが引き立ったという感じかな。キャラクター作りという面で珍しいと思ったのが、のどかが北海道弁を話すという点。興奮すると方言が出るというキャラは良くいるけど、のどかは普段から北海道弁で話している。これは気にならないか耳障りと思うか、意見が分かれそうなところだ。自分は特に気にならなかったけど、北海道在住の人が聞いたらどうなんだろう？　北海道に住んでいる人の意見も聞いてみたいところだね。

Ｈシーンに関しては一通りのことはやっているけど、基本的にごくノーマルな内容。医療器具を使った濃いＨを期待すると肩すかしになってしまうだろう。ただ、主人公が好きだからＨなことをするんだというセリフが何度も出てきて、のどかが好きな人なら結構萌えることができるんじゃないかな。それとＨシーンで特徴的なのが、ストッキングを穿いたままのシーンが多いこと。エロゲーでナースというとガーター着用が多いけど、のどかはパンティストッキング装備。シーンによってはストッキングが伝線しているところまでしっかりと描き込まれていて、これもお好きな人には堪らないかと。残念なのがせっかくのストッキングの質感がイマイチなこと。全体的にノッペリしているというか、肉感的な感じが伝わってこない。もうちょっとストッキングの光沢とか立体感があればもっと色っぽくなったと思うんだけど…。

ゲーム的にはごく普通のコマンド選択型AVGで取っつきやすいし、プレイ時間や価格的にも手を出しやすいので、大作ゲームに疲れたときの息抜きに最適。特に頼りないお姉ちゃんキャラが好きという人にはオススメ。

   使い方

攻略

のどかとのＨを回避するとノーマルエンド、積極的にＨをするとハッピーエンドとなる。Ｈの内容はエンディングには影響しない。ただし、イベント内容は変化するので、全てのパターンを見ておく必要がある。特に取りこぼしやすいのが、フェラで口内射精するか顔射するかで、その後のＨの内容が変化するという部分。選択直後には変化がないけど、Ｈシーン終盤でイベントが変化するので気をつけよう。

（by Suno）