妻しぼり
アリスソフト | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
8500円+税 | 1Play12時間 | 属性:人妻 |
難易度:10 | 2006/8/4発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
美人姉妹と同居して妻選び
強引な父親に反発して家を飛び出した心羽幸介は、先輩の住んでいるボロアパートに居候しているさえない大学生。貧乏な上に朴念仁とあって、恋人どころか浮いた噂の1つもない有様。そんな幸介に業を煮やした父親は見合い話をまとめてしまい、幸介は半ば強引に見合い相手と同棲することに。監視役としてやって来た姉の葵咲良と見合い相手の妹、琴月円。美人姉妹との同棲生活の行方は?
物語的には『妻みぐい』の外伝的位置づけの作品になるのかな。舞台になる町は『妻みぐい』と同じ町だし、名前だけではあるけど『妻みぐい』の主人公も出てくるし。まあ、ストーリー的な関連性は全くないし、ゲームシステムもまったく別物なので、『妻みぐい』をプレイしていなくても問題はないけどね。ゲームシステムはマップ移動式AVG+育成SLGといったもの。パラメータは主人公とヒロイン両方にあり、主人公のパラメータはHシーンの発生に影響し、ヒロインのパラメータはエンディングに影響する。ゲームの進め方によってイベントの内容が微妙に変化したりと、ゲーム性は非常に高いので、ゲームとして楽しみたいという人には最適。これ1本でかなりの長期間楽しむことができるだろう。
©ALICE SOFT
メインヒロインは咲良と円の2人ということになるわけだけど、『妻みぐい』との最大の違いは主人公が浮気をするとメインヒロインである咲良が寝取られてしまう可能性が出てくるということだろう。咲良を狙っている男キャラが複数いて、主人公が他のヒロインにかまけていると、その間に咲良が寝取られてしまうというわけ。寝取られ好きなプレイヤーにとってはかなりおいしいシチュエーションかも。ただし、寝取られは阻止することも可能。というか、普通にプレイしていると寝取られイベントはなかなか発生しないので、意識してプレイしないと寝取られを見ることはできないだろうね。寝取られ好きなプレイヤーは覚悟を決めてプレイするべし。
Hシーンに関しては質、量ともに非常にハイレベルで、抜きゲーとしてはとても良質。とにかくHシーンはこれでもかって位にエロい。かなりプレイ時間の長いゲームなんだけど、Hのシチュエーションも豊富にあって最後まで飽きずにプレイすることができた。これってかなり凄いことじゃないだろうか? エロメインのヌキゲーというのは他にもたくさんあるけど、プレイ時間が長くなってくるとマンネリになってくることが多い。それをまったく感じさせないのは、アリスソフトの底力を見せつけられた感じだ。それから、ヒロインキャラには妊娠値というパラメータがあって、この数値によってヒロインが妊娠が決まるようになっている。妊娠するとイベントの内容が変化して、母乳プレイができたりするのも芸が細かい。妊娠しているときに中出しすると、双子や三つ子になるという斬新なシステムだけど(笑)。
Hシーンの良さを支えているのが、キャラ作りの上手さだろう。このゲームのヒロインはメインの咲良や円はもちろんのこと、サブヒロインの竹内姫香や伊澤律子、宮前るみな、椿雪絵も本当に魅力的に描かれている。魅力的なヒロインだからこそ感情移入することが出来、Hシーンもより楽しむことができるんだろうね。もちろん、Hシーン以外のイベントも萌え要素たっぷり。どのキャラも萌え転がることができるハズ。もっとも、ヒロインの情が深すぎて、キャラによっては結構怖いことになることもある。特に姫香なんかは最初は優しいお姉さんという感じなんだけど、二股をかけていると嫉妬むき出しでストーカーと化してしまうし。ほとんど映画の『危険な情事』というか、サイコスリラー一歩手前。まあ、実際に刃傷沙汰になってしまうようなことはないけどね。
ゲーム性、H度、キャラと三拍子そろって、ほとんど完璧に近いと言っていい完成度を持っている本作だけど、気になったのは難易度の高さ。最初にゲーム性が高いと書いたけど、ちょっとやり過ぎの感もある。普通の人が個人で攻略できる限度を超えているんじゃないだろうか? もちろんゲームバランスが理不尽ということはないし、ヒント集もついているのでエンディングを見ることは難しくない。ところがCGモードや回想モードをコンプリートしようとすると難易度は一気に跳ね上がる。もうちょっとプレイしやすい難易度にしても良かったんじゃないかな? この点さえなければオススメ度☆5つにしても良かったんだけどねぇ。大勢の人間が集まる掲示板などで、みんなでワイワイいいながら攻略していくというのがこのゲームの正しい遊び方なのかもしれないね。ともあれゲーム性、H、キャラの可愛さ、全てが揃っていなければ納得できないという欲張りなプレイヤーにもオススメできる良作であることは間違いない。どのゲームを購入しようか迷ったら、是非手にとってもらいたいゲームだ。
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(by Suno)