ボインにかけろ！

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やって来たのは巨乳ばかりの温泉旅館

高嶺数樹は両親が海外出張して、現在は一人暮らし。気ままな毎日を過ごしていたはずが、火事で焼け出されてしまい住む場所もなくなってしまう…。電話で両親に相談すると、親戚が経営している姫乃屋という温泉旅館に世話になるようにとのこと。姫乃屋で数樹を待っていたのは巨乳美女ばかり。巨乳好きの数樹は狂喜乱舞するが!?

ストーリーは8人のヒロインとのラブコメ、かと思ったらラブコメ風なのは前半だけで、後半は熱血モノになったり、伝奇モノになったりする。ラブコメ的展開を期待してプレイすると、ちょっと期待を裏切られてしまうかもしれない。特に伝奇モノ的な展開になってしまうと、主人公の軽いノリとストーリーのギャップが大きくなって違和感あり。素直に巨乳メインのラブコメにした方が良かったと思うんだけどねぇ。なぜ伝奇モノにしてしまったんだろう？　タイトルからしてパロディだし、プレイヤー的にはコミカルなノリを期待してしまうと思うんだけど。

©カカオ

このゲームをプレイする人の多くは巨乳好きだろうし、当然Ｈシーンに期待しているはず。では、Ｈシーンはどうなのかというと、ちょっと微妙。確かのどのキャラもＨシーンの数自体は多い。ゲーム期間はキャラによって違うけど、1カ月近くあり、キャラによってはほとんど毎日のようにＨシーンがあったりする。Ｈシーンが多いのは大歓迎だけど、なんというかＨがワンパターン。Ｈシーンの多くは夜にヒロインと温泉に入ってパイズリというパターン。温泉宿が舞台で巨乳モノだから温泉でパイズリというのはわかるんだけど、それだけでは飽きてしまう。もう少しＨのバリエーションを増やして欲しかったというのが正直な感想。さらに、CGの使い回しが多いのも気になる。CGの枚数自体は差分抜きで106枚あるので、決して少なくはないんだけど、イベント数が多いためCGの使い回しが目立ってしまっている。このゲームは差分CGがかなり多くて、CGによっては60枚以上の差分が用意されていることもあるんだけど、差分CGを3分の1に減らしてもいいから、イベントCGの枚数を増やして欲しかったね。

微妙といえば、システムもかなり微妙と言わざるを得ない。このゲームではバトルとしてミニゲーム的なものがあって、それがゲームのメインとなっている。ミニゲームといっても単にコマンドを選択するだけで、ゲーム性が高いとはいえないもの。正解選択肢を選び続け、コンボを繋げば有利になるというのはあるんだけど、これはヒントがないためセーブ＆ロードが必須。ところがバトルではセーブ不可という仕様。これではほとんど嫌がらせとしか思えないですよ。せめてバトル直前でセーブしますか？　と聞いて欲しかった。というか、これなら普通のコマンド選択型AVGでも良かったんじゃないの？　なんというか、差分CGのこともそうだけど、力を入れる場所を間違っているという感じだなぁ…。

というわけで、オススメ度は☆3つにしたけど、これは巨乳好き補正が入ってのもの。巨乳に思い入れがないのなら、☆1つマイナスして考えた方がいいかも。キャラもCGも悪くないのに、もったいない作品だと感じしてしまった。

   使い方

攻略のアドバイス

ゲームは最初から全キャラが攻略できるわけではなく、9日の段階でマップに表示されたキャラだけが攻略可能。ただし、那由他だけは例外で、9日に京を選び、15日に稲盛神社を選ぶことでルートに入ることができる。Ｈシーン中の複数の選択肢が併記してある部分は、全ての選択肢を選んでおくこと。

（by Suno）