新妻×義母(オクサマ×オクサマ)〜花嫁は女子校生〜 第1巻
UNDER LIP | Windows98SE/Me/2000/XP | 800x600 |
2800円+税(ダウンロード版) | 1Play3時間 | 属性:義母 |
難易度:2 | 2006/04/28発売 | オススメ:☆☆☆ |
許嫁はツンツンした気の強い女子校生
子供の頃から教師になることを夢見ていた主人公の京介。その夢が現実のものとなり、喜ばしいはずの社会人1日目なのだが、彼は深くため息をつくほど悩んでいた。その原因は子供の頃に親族同士で交わされていた社会人になったら即結婚という村のしきたり。抵抗むなしく許嫁と入籍させられてしまうことになったのだった。驚くべきことに、赴任した女子校で担任することになったクラスには今日から妻となる許嫁の亜美の姿が! 2人とも知らされていなかったこの担任と教え子という関係は、理事長である亜美の母ひとみの策略……なのだろうか!?
義母である理事長と教え子の新妻(ただし村のしきたりに納得していないっぽい)と一緒の生活を始めるという出だしの部分となるのが本作です。何巻まで続くのかはちょっとわかりませんけれど、このぶんだとパッケージ版は全話揃ってから完全版的な提供でフルプライス的な作品になるのかな? そういうビジネスモデルもある意味ありでしょうし。ダウンロード版は先行販売という考え方もできるから。勝手な推測だけど、高騰していると思われる開発費の回収という面ではそういう手法もありじゃないかと思う。
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ストーリーのほうは新婚生活初日からお風呂でハプニングなど、お約束的なものがあってラブコメ展開を期待させてくれます。これまでのアンダーリップだと1枚絵はおまけに登録される量でいえば約6.6%となるため、こういう軽いイベントでCGがあると悶絶しそうですが、今回は大丈夫なハズ……とプレイ続行。どうやら亜美は箱入り娘でこれまでずっと女子校で異性との接触機会ほとんどなしということが判明して、肩に触れるだけでも飛び退いてしまうほどだし、なんだかツンツンしていてツンデレ系という感じで亜美との新婚生活は先行き不安だけどコメディ的には期待大となるのであります。出だしはまずまずといったところでしょうか。
亜美の部活を見に行った弓道場でスペシャルヤバいイベントが発生して夫婦の仲は(元々そんなものはないけど)絶望的になり、ひとみさんに心遣いで酒を頂く展開になっていくわけですが、そこはそれ。エロゲーですからイベント発生で過ちなのでありますよ。幼い頃の憧れだった従姉で義母となったひとみさんと……♥
妻よりも先に義母と関係してしまった主人公が描かれている作品です。しかもその義母が実は主人公の初恋の人とあっては主人公の胸中は複雑でしょう。序盤は許嫁はツンツンしているだけで義母との関係だけが深まっていき、かなり意外な感じでストーリーが進んでいきます。女慣れしていない主人公に自信を持たせようと繰り返しエッチするわけですが……。本心では惹かれあっているひとみさんと主人公の禁断の関係がポイントといえるのではないでしょうか。
そうなると当然のようにリスクも高まるわけで。やがてひとみさんとのHが亜美にバレてしまうというイベントが発生。夫婦の仲(というものがそもそもまだないかもしれない)は大変なことになっていってラブコメものとしてはこの価格ならそう悪くはないんじゃないかなと思います。ただ、問題はこれは1巻なので2巻目を見ないことにはなんとも微妙というような感じなところですかね。購入するか迷うなら2巻目以降が出てから判断したほうがよいかもしれません。母娘の3Pはさすがに1巻ではないんじゃないかと思っていましたが、親子丼とかそれ以前に亜美とのエッチが1シーンだけというのが意表を突かれます。本作単体では微妙な感じですが、起承転結でいう起の部分としては「次はどうなるの?」と期待させているという面では成功しているかもしれませんね。シリーズ的には2巻目のストーリー展開が重要といえるんじゃないかな? シナリオライターの人も大変だなぁ。
注目すべきはこれまでのアンダーリップの作品と異なり、やや値段がアップしたもののボリュームアップしていること。登録されるのはCGが25で回想が9。CGは従来比66%増というのがミソ。回想は減っているけど、軽いイベントも全部登録されていたというか、1つのシーンが分割されている感じもあったこれまでと比べれば減っているというだけで、実際にはボリュームアップですからね。また、システム面でも選択肢が表示されたあとにセーブが可能になっているなど改良されているのがGoodでしょう。
攻略
選択肢は従来よりもかなり増えています。でも注目すべき重要な選択肢は少ないので、なんとなく分岐ポイントは初回プレイでも先の展開が読めるのではないでしょうか。ひとみさんとの関係に溺れてのバッドエンドか、亜美を押し倒してしまうのかしかないので、難易度的には楽なほう。どっちもバッドエンドっぽいなぁ……とか思ってしまうだけに2巻目がどのような展開になるのか興味津々です。
とりあえず、亜美に言い訳をする |
とにかく謝る!! |
少しでも、自分を落ちつける |
もう少しだけ、亜美を見つめている |
亜美を優しく抱きしめる |
☆セーブポイント |
亜美を押し倒す |
【亜美エンド】 |
☆セーブポイントから |
黙って教室を去る |
【バッドエンド】 |
(by 天城螢)