あの街の恋の詩

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封印の巫女を捜して世界を救え！

毎日を何となく過ごしている主人公は、仲間たちと共に地元のお祭りに参加した。そこで30年に一度公開されるという御神体を見に行くが、地震と共に御神体は消えてしまう…。御神体はこの世に破滅をもたらすという黄泉の門を封じるための物であったこと、自分が黄泉の門を封じる宮司であることを知った主人公は、共に黄泉の門を封じる巫女を捜し始めるが…。

学園恋愛モノっぽい雰囲気で始まる『あの街の恋の詩』だけど、物語は伝奇的なストーリーがメイン。巫女の候補となるのは幼なじみの片平志穂、クラスメイトの神島朋子、転校生で帰国子女のイリーナ・エノモト、妹の友人で後輩の二ノ宮楓の4人。それ以外の義妹の美里や先生の守屋麗子は完全なサブキャラで、固有のイベントやエンディングはなし。ハーレムエンドとかもなさそうだけど、ストーリー的にはハーレムエンドがあってもおかしくない物語だから、この点はちょっと残念かも。

©P-factory

そしてなんといっても、このゲームの最大の魅力は木村貴宏デザインのキャラクターたち。絵的には好き嫌いは出てしまうかもしれないけど、CGのクオリティはかなり高い。シーンによってパンツの柄が変えてあったり、描き込みもかなり細かい。CG枚数も差分抜きで122枚と満足のボリューム。プレイしていて、ここでCGがほしいと思うようなところではしっかりとCGが用意されているのもいいね。Ｈシーンに関しては、イベント数こそイリーナ1回、それ以外のキャラは2回と決して多くはないけど、内容的には十分満足いくもの。2回戦、3回戦アリ、フェラやパイズリもアリ、さらに1回のＨの中でなんども体位を変えるので、CG的にもそれなりの枚数が使われているしね。ほとんどのＨシーンで半脱ぎだったり、胸が大きいのも自分的にはストライクゾーン。CGの差分も贅沢に使われているので、満足度は高いんじゃないかな。

CGやＨシーンに関しては大満足だったんだけど、シナリオ面ではかなり不満の残る内容だった。基本的なストーリーは伝奇モノの王道を押さえていて悪くはないんだけど、主人公のセリフが全てをぶち壊している。このゲームの主人公のセリフはひどく説明口調で、地の文と区別がつかないくらい。コミカルなシーンでもシリアスなシーンでもトーンが全く変わらないので、笑うに笑えないし緊迫感も伝わってこない。Ｈシーンに力が入っているだけに、それ以外のイベントとのギャップを感じてしまう。さらに、せっかくＨシーンに力が入っているのに、シーン回想モードなしというシステムはいただけない。MS-DOSの時代のゲームならこれでも良かったのかもしれないけど、今時これはないでしょう。通常イベントにもっと力を入れてシナリオ重視のゲームとするか、回想モードをつけてエロメインのヌキゲーにするかハッキリした方が良かった気がするなぁ…。とりあえず、Suno的には木村絵のＨシーンを堪能できてお腹いっぱいと言うことでオススメ度は☆4つにしたけど、絵が好みじゃないという人は☆2つくらいになってしまうかも。攻略チャートのほうは残念ながら完全攻略ではなくて、CG達成率が98%で止まってしまうもの。エンディングは見ることができるので、プレイの参考までにどうぞ。

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攻略

（by Suno）